梓「先輩、免許取りに行きませんか?」
唯「えー、いいよぉ。なんかめんどくさそうだし。それに免許はなくても生きていけるしー」
梓「それはそうですけど……はぁ、まぁ先輩らしいですが」

唯「あずにゃん!あずにゃん!免許取りに行こう!」
梓「は?いきなり何を、というか昨日そう言いだして断られたばかりなんですが、私」
唯「そんな昔のことは忘れたよ!」
梓「何言ってるんですか、もう!というか、手に持ってるそれ、なんですか。教習所のパンフとかですか?」
唯「ふふふ……これを見たらあずにゃんも免許を取りに行きたくなるよ。じゃーん!」
梓「えっと、車の旅100選……なるほど、それを見て車に乗りたくなったってことですね」
唯「うんうん、助手席にあずにゃん乗せて、こんなところに行けたら素敵だなーって」
梓「……ふふっ、確かにそうですね。助手席に唯先輩乗せてこういうところに行くのも、素敵かもです」
唯「むむっ、助手席はあずにゃんだよ~」
梓「いいえ、唯先輩です。これは譲れませんね」
唯「ううっ、あずにゃんは私の運転する車には乗りたくないんだね」
梓「そんなことないですよ?それじゃ、先輩は私の運転する車には乗りたくないですか?」
唯「ううん、乗りたい!あ、でもソレジャあずにゃんを助手席に乗っけられない……?むむむ」
梓「もう、唯先輩ってば。交代で運転すればいいいじゃないですか」
唯「おお、そうだね!それいいよ!さすがあずにゃん!」
梓「ちょっと考えれば分かることですけど。さ、それにしてもまずは免許取得です。頑張りましょう」
唯「うん、あずにゃん!一緒に頑張ろうね!」

梓「車も決めておきましょう。新車は難しいと思いますので、中古で軽自動車で探しましょうか」
唯「ええーもっとこう、どーんと大きくってぱわふるで、ピッカピカの新車がいいよぉ」
梓「何贅沢言ってるんですか。車は維持費も馬鹿にならないんです。諸経費の安い軽が私たちにはちょうどいいです」
唯「あずにゃんの現実的めー」
梓「お褒めいただき光栄です」
唯「じゃああずにゃんの言った範囲で探すよ……あ、これ可愛い!ねえねえ、あずにゃん、これにしない?」
梓「どれですか?あぁ、これですか。ツーシーターのセミオートマですね。ちょっとクセがあるみたいですけど」
唯「でもちっちゃくって可愛いよ!あずにゃんみたいに可愛い車だよ!」
梓「何ですかそれは。まあ、小さくて可愛いには同意ですけど」
唯「どうかなぁ?」
梓「まあ、お値段も手頃ですし……先輩がそこまで気に入っているのなら。はい、私もいいと思います」
唯「やったぁ!あずにゃん、早くこの子に乗ってドライブ行こうね!」
梓「ふふ、気が早いですよ、唯先輩。まずは免許取って、あとはお金貯めるためにバイトです」
唯「うん、私、頑張るよ!」

唯「ついに旅立ちの時!」
梓「あれからちょうど一ヶ月ですか。紅葉が見ごろですね」
唯「うん、じゃあ行こうか、あずにゃん!えへへ、この子も早く行こうってわくわくしてるよ」
梓「ですね……それにしても唯先輩。この子ってずっと言ってますけど、名前付けないんですか?」
唯「え?うんー、私だけのだったらすぐ付けたんだけど、私とあずにゃんのだからね、私だけで勝手に付けられないよ」
梓「なるほど、そういうものですか」
唯「だから、二人で一緒に名前考えよっか。私たちの愛の結晶だし」
梓「何わけわからないこと言ってるんですか。……でも、そうですね。ホテルに着いたら、二人で考えましょう」
唯「うん、いい名前つけてあげようね。じゃあ、行こっか、あずにゃん!」
梓「はい!」


  • ホテルはまさかあれか…あれなのか!? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 02:41:53
  • 名前、何になるんだろう… -- (名無しさん) 2014-04-26 08:02:47
  • ラブホ? -- (名無しさん) 2014-12-13 22:15:55
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最終更新:2012年09月26日 22:37