唯「それでね~、あはは、りっちゃん。それはないよ~」カキカキ
澪「ん?唯、それ梓か?」
梓「あ!唯先輩、またですか!もう、手慰みに私を描くのやめてくださいって言ってるじゃないですか!」
唯「おお?わ、またやっちゃったぁ。えへへ、なんか癖になってるみたい」
梓「えへへ、じゃないです!この間私のメモ帳にも描いて行ったでしょう、純に見つかって散々からかわれたんですよ!」
律「うーん、しかしなかなか良く描けてるな」
唯「そりゃもう、愛を込めてスラスラとね~♪だからね!」
紬「唯ちゃんの梓ちゃんへの愛が篭ってるのね」
唯「受け取ったキミに幸せが伝わるように!」キリッ
梓「何でそこでキメ顔なんですか」
澪「でも、そういえば前、梓も唯のこと描いてなかったか?」
梓「!?」
律「ん?ああ、あのやたらイケメンな唯か。覚えてるぞー」
唯「ええ!なにそれ!私見てないよ!」
紬「梓ちゃん恥ずかしがって、唯ちゃんには見せないようにしてたから」
唯「ええー!そんなぁ……見たいー見たいー、あずにゃん、もう一回描いてよー!」
梓「い、いやです!そ、それにそんなの描いてないです!せ、先輩方の記憶違いじゃ……」
律「あ、今持ってるぞそれ」
梓「今すぐ持って帰ってください!」
律「いや、無茶言うなよ……ほい、唯」
唯「ありがと、りっちゃん!」
梓「ああー!!何してるんですか律先輩!唯先輩、ダメです、それ渡してください!」
唯「あいをーこめてーヒラヒーラとね~」
梓「くっ、歌いながら巧みに避けられてるっ……」
唯「おお、これかぁ!……って、誰?」
律「しまった、イケメンすぎて唯には伝わってない!」
梓「好都合です!先輩、それはユ・イセン・パーイという1870年代ごろの偉人です。先輩に名前が似てたので、ちょっと悪戯してみたんです」
澪「いや、初耳というか、何人だよそれは」
紬「パーイの辺りにちょっと卑猥な響きを感じるわね」
唯「もー、りっちゃんのうそつき!じゃあ、あずにゃん!今描いてよ!ほら、ペンと紙!」
梓「ええええ!嫌ですよ!先輩方も何か言ってください!」
律「梓のせいでうそつき呼ばわりされたしな~」
澪「こうなった唯は止まらないって梓が一番よく知ってるだろ?」
紬「うふふ、私も梓ちゃんの描いた唯ちゃんみたいなぁ」
唯「あーずーにゃんっ!ね、お願いだよ、あずにゃん」
梓「うぅ、何この孤立無援。はぁ、もう……一回だけですからね」
唯「やったー!」

純「憂の家に遊びに来たら、リビングに額縁に飾られたイケメンがあった」
憂「うふふ、お姉ちゃんの宝物なんだって。愛が一杯篭ってるから、大事に飾ってあげるんだーって言ってたよ」
梓「ちょ、ちょっと手慰みに描いただけだから」
純「いや、これ油彩なんだけど……どんだけ気合入れてんのよ」


  • ユ・イセン・パーイwww -- (鯖猫) 2012-11-02 00:34:42
  • 場面が想像しやすくてかわいい -- (すが) 2012-11-15 05:55:07
  • ユ・イセン・パーイだと!?歴史的大発見! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 02:02:57
  • 油性ってw -- (名無しさん) 2013-05-02 12:52:10
  • 手慰みで、油彩ってwww -- (名無しさん) 2014-04-26 08:09:17
  • このあずにゃん絵って、2期のゆいあず回で唯が勉強中に描いてたやつか -- (名無しさん) 2015-01-31 11:21:05
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最終更新:2012年10月31日 23:35