多分、あなたは気づいてないと思うけど
私はちゃんと あの時
あなたに恋をしたんですよ? 先輩
文化祭のライブ 正直 あまり期待はしていなかった
曲が始まると 顔つきが変わって
汗をかきながら 一生懸命に だけど、誰よりも
嬉しそうで 笑顔だった。
音を間違えたり、歌詞を間違えたり ミスはたくさんあった。
でも、こんなに楽しそうなバンド始めてみた。
私も、一緒にこの人達とー!!
「あずにゃーん、鯛焼きあるけど食べるー?」
「いただきますっ…てほら、唯先輩練習しますよ!ここ軽音部でしょ?」
「えー…鯛焼き食べないと力が出ないー …
あずにゃん、食べさせて?」
「何言ってるんですか、もう 自分で食べてください!」
まったく、私や澪先輩がいないとちっとも練習しないんだから…
「あずにゃん、私のコト…嫌い?」
「えっあっその…ち、違いますっ嫌いとかじゃなくてむしろ逆でー…」
「逆で?」 「……」 「 その続きは??」 「…スキ…ですけど」
「エー?ゴメン、キコエナカッタ、モウ一回イッテー?」
聞えてるくせに…
「もぉ!!唯先輩なんて知りませんっ」
ここで もう一度 スキなんて言ったら
…なんか負けたみたいで悔しいので
もぅ一生スキだなんていいません
「あずにゃん、あと一回!あともう一回言って!!」
…多分。
最終更新:2009年11月14日 02:15