都内某居酒屋にて

梓「いやね、私もずっと『言わないけど大好き』を貫いてきたんだけどさ、いつまでもこれでいいのかなって思うのよ」
純「じゃあ言えばいいじゃん」
梓「わかってないな、純は。そう簡単にいえたら苦労は無いの。私にもイメージってものがあるし」
純「梓が何言ってるかわからないんだけど」
梓「だからぁ、言わないけど大好き=あずにゃんなわけよ。それが言っちゃったら『言わないけど大好き』じゃなくてただの『大好き』だよ。それは果たしてあずにゃんと呼べるのか」
純「いやごめん。ますます何言ってるかわからなくなった」
梓「はぁーこれだから純は。まあ始めから期待してなかったけどさ。あ、すみません、生御代わりお願いします」
純「梓、飲み過ぎだって。明日も早いんでしょ?」
梓「私だって飲みたい時だってあるの。ほら、純もじゃんじゃん頼んじゃって。割り勘だけど」
純「この酔っ払いめ」

次の日同居酒屋にて

唯「ごめんね純ちゃん、付き合ってもらっちゃって」
純「かまわないですけど。二日連続はさすがに辛いなと大人の私は口にしませんから」
唯「いやさ、私もずっと『あずにゃん大好き~』スタイルを貫いてきたけどさ、いつまでもこのままでいいのかなって思うの」
純「はあ」
唯「勿論本心からだよ?でもいつもさ、おふざけだよって雰囲気出してさ、逃げ場作っちゃってるの」
純「ああ、なるほど」
唯「もう付き合いも高校時代からだからかなりになるよね。いい加減この辺りでびしっと決めるべきだと思うんだけど」
純「いいと思いますよ」
唯「でもほら、私にもさ。ずーっと築いてきたイメージってものがあるしぃ。それを今更崩しちゃうってのもどうかなーって」
純「いや、それはよくわかりません」
唯「もー、純ちゃんはものわかりが悪いなぁ。あいでんてぃてぃーとかげしゅたるとの崩壊ってやつだよ」
純「それはちょっと違う気がしますけど」
唯「あーもう、いいから今日は飲もう!ガンガン行くよ、純ちゃん!」
純「私も明日早いので程ほどでお願いします」

更に次の日同居酒屋にて

唯「お待たせー、ってあれ?純ちゃんじゃなくてあずにゃん?」
梓「唯先輩?どうしてここに?今日は純と約束してたんですけど」
唯「あ、メール。純ちゃんからだ」
梓「あ、私もです。すみません、ちょっと失礼します」
純『いい加減素直になること。それと怖がるな(らないでください)。踏み出さないと始まらないよ(りませんよ)』
唯梓「……」
唯「ねえ、あずにゃん。せっかくだから一緒に飲もっか。ちょっとあずにゃんに聞いてほしいことがあるんだ」
梓「ええ、実は私も先輩に聞いて欲しいことがあるんです」

純『あとついでに、リア充爆発しろ』


  • 純ちゃん・・・(´・ω・`) -- (鯖猫) 2013-04-22 16:11:24
  • 純、ナイス -- (名無しさん) 2014-04-26 12:42:31
  • 純さんも爆発してるじゃないですか、主に髪が -- (名無しさん) 2015-01-31 12:16:25
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最終更新:2013年04月20日 19:21