「ふんふふ~ん♪」
新歓ライブが終わってなんだかご機嫌な
あずにゃん。
私は疲れきっちゃったけど、そんなに調子がよかったのかな?
「あずにゃん、水を差すようだけど喜ぶのは新入部員が来てからの方がいいんじゃないかな?」
「違いますよー♪そうじゃなくて、さっきムギ先輩に言われたことが嬉しいんです!」
「ムギちゃんが言ったこと…?わっ!」
「ほら、私たちのギターの絡みが…ふへへへ♪」
あずにゃんはでれでれととろけそうな笑顔で私にひっついて、だらだらとよだれを垂らした。
言っちゃ悪いけど壊れてるね、うん。
「あずにゃん、そんなに嬉しいの?」
「当たり前れすよ~♪ジュルル、なんてったって唯先輩との絡みですもん!」
「あはは、そっかー♪…でもあずにゃん、絡むのはギターだけでいいの?」
「それは、こういう意味にとっていいんですか?」ゴソゴソ
「もぉ、ここでなんて言ってないよぉー♪」
「いいじゃないですか、ここのところ毎日ここで練習してたんですから!」
「ギターなんてやってなかったけど…きゃーん♪」
―――
「…ここ部室なんだけどな」
「そりゃ新入生もこないわけだよ!」
「ハァー…ハァー…やっぱりあの2人の絡みは最高ね!」
最終更新:2010年04月07日 12:40