唯「あずにゃんって進路決まってるの?」


梓「え?」


唯「私さ、まだ決まってないんだよね」


梓「そうらしいですね…」


唯「ねえあずにゃん、もしあずにゃんがよかったら……っ……」


梓「唯先輩…?」


唯「やっぱなんでもないや…。帰ろ、あずにゃん」


梓「あ、はい…」




唯「……」


梓「……」




梓「唯先輩…」


唯「な、なに…?」


梓「演芸大会、私、出てよかったです」


唯「……」


唯「うん…私も、よかった」


梓「もう一度、やりませんか?」


唯「え!?」


梓「『ゆいあず』として、もう一度」


唯「でもそんなの、いつまたあんな機会があるかなんて…」


梓「機会なんて、待ってて来ないならこっちから作ってやるんです」


唯「でもそんな簡単には……」


梓「簡単じゃないですよ?当たり前じゃないですか」


唯「だよね……」


梓「でも、だからこそやりがいがあるんじゃないですか」


唯「あずにゃん…?」


梓「ストリートだろうと、公園だろうと、場所なんてどこだっていいんです」


唯「……」


梓「私たちが『ゆいあず』を名乗った時点で、すでに一歩、前へ進んでいるんですから」


唯「!?」


梓「あとは歩を進めるだけですよ。その一歩が、たとえどれだけ重くても」


唯「歩を進める……」

梓「……」


梓「間違ってませんよね……私……」


唯「え…?」


梓「唯先輩も、私と同じ気持ちで……間違ってませんよね……?」


唯「………」


唯「うん、間違ってないよ……」




梓「唯先輩……好きです……」


唯「うん、私も……」




唯「私も……あずにゃんが大好き……」





おわり


  • いや、放課後ティータイムは? -- (名無しさん) 2011-03-22 02:37:37
  • もうゆいあずだけでやって行けるな、この二人。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-20 11:29:32
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最終更新:2010年06月09日 20:28