「憂、おっはよー!」
「お姉ちゃん珍しく早起きだねっ」
憂と私は椅子に座り朝食を食べ始めた
「…………」
ふと気がつくと、憂は私の顔をじっーと見ていた
「あの…憂?」
「お姉ちゃん、何か良いことあった?」
「えっ!?」
「なんだか、いつも以上ににこにこしてて楽しそう」
「そっそう…かな?」
同じ屋根の下で暮らしている妹の憂が言うのだから私は
本当ににこにこしていたんだ…そう思うと、なんだか恥ずかしくなる
だって…しょうがないよね?だって今日は
あずにゃんが私の家に
遊びに来てくれるんだもん!!
憂は他の友達と買い物行くって言ってるし、久しぶりに二人っきり♪
思いっきりイチャイチャできるっ!
実はこの前までは、私とあずにゃんは部室でイチャイチャしてたんだけど…
むぎちゃんがビデオカメラ片手に出血多量で救急車に運ばれていって
それ以来、澪ちゃん達に注意されて部室ではイチャイチャ禁止だったんだよね
私はさっさと朝食を食べ終わらせ、憂を送り出した
それから少し経つとピンポーンと音がした
「あずにゃんだぁ!」
私は全力疾走で玄関まで行きドアを開けた
そこには見慣れた黒いツインテールのかわいい女の子が立っていた
「あずにゃんっ!」
私は勢いよくあずにゃんに抱きついた
「わっ唯先輩!?」
こうしてあずにゃんに抱きつくのは何日ぶりだろう
あずにゃんは見掛けよりも細くて、小さくて本物の子猫みたいに可愛い
「唯先輩、やめてくださいっ」
気がつくとあずにゃんの顔は真っ赤かだった
私はこのあずにゃんの顔に弱いんだよなぁ~
「あはは、ごめんね~」
と言ってあずにゃんを家の中に入れた
「あのね、あずにゃん今日家には私達しかいないんだよ?
久しぶりに二人っきりだね、あずにゃん♪」
そうあずにゃんの耳元で囁く
「なっ何言ってるんですか!!もぅ」
あずにゃんは相変わらず耳が弱いみたい
「さっあずにゃん、私の部屋で待ってて!ジュース入れてくるね」
「あっはい!」
あずにゃんは階段を上がっていった
私は冷蔵庫を開けてじーっと考え込んだ
どうしようかなー、りんごジュースかオレンジジュースか
あずにゃんどっちがスキかなぁ?
…あっそうだ!
…唯の部屋…
「先輩まだかなぁ…」
「おまたせっあずにゃん!」
「わっびっくりしたぁ…唯先輩、
遅かったですね何かあったんですか?」
「ふっふっふっよくぞ聞いてくれたね!あずにゃん!!
実は私特製のジュースを作ってたんだよっ」
「唯先輩の…特製のジュース!?」
あずにゃんは、私が持っている二つのジュースをじーっと見つめている、疑いの目で。
まぁ、無理も無いかも なんか変な色に濁ってるし。ダメもとでもこんな事するんじゃなかったなぁ
私はあずにゃんに分からない様に小さなため息をついた
あずにゃんは、ゆっくり私からジュースを受け取りごくっと唾を飲んだ
「あっあずにゃん、無理…しなくていいよ?」
「いっいいんです!せっかく、先輩が私のために作ってくれたんだもん…!えいっ」
「あっ」あずにゃんはごくっとジュースを一口飲んだ
「あずにゃん、大丈夫!?」
「…い」
「え?」
「おいしい…!!」
「えええええええええ!!?嘘っ」
「嘘じゃないですよっ先輩も飲んでみてください!!」
私は信じられなくてごくっとジュースを飲んだ
「……意外と飲める、かも」
「先輩、このジュースどうやって作ったんですか?」
「え~と…」
たしか…
オレンジジュース いっぱい
りんごジュース たっぷり
牛乳 ちょっぴり
赤ワイン どばっと
麦茶 すこし
憂特製の調味料 どっさり
…ダメだこりゃ
てゆーか、ジュースが美味しかったのって…憂の特製調味料のおかげ?
「唯先輩!どうしたんですか?ぼーっとして」
「あっごめん、いやちょっと憂はすごいなーって思って」
「?」
- 赤ワインたっぷりか・・・ ということはだ、このあとは酔いにゃん&酔いわん編になるんだなww -- (名無しさん) 2011-03-06 19:54:21
- ↑なるね。泥酔のどろにゃんに…。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-24 17:04:36
最終更新:2009年11月14日 02:24