部活が終わって家へと帰る夕暮れの道を私たちは手を繋いで歩いている。
こうやって二人で手を繋いで帰るようになって今日で3日目。
私があずにゃんに告白した日から、これが私たちの帰り際の日課になっていた。
今も繋いだ指先からあずにゃんの体温を感じて何だか照れくさい。
それでも私がこんなにドキドキしているのをあずにゃんに悟られたくなくて
今朝、クラスであった出来事を話すとあずにゃんは少し不機嫌そうに

「今は他の人の話を聞きたくないです……」

そういうと繋いだ手の指先を絡めてきた。
これって、いわゆる恋人繋ぎってやつだよね?

「もー!あずにゃんってば焼餅焼いて可愛いんだからー!」

なんて茶化してみたけど本当はすごくドキドキしてる。
ほんの少し前までどうやって恋人繋ぎまで持っていこうかと散々考えていたのに
あずにゃんは私がしようと思っても中々出来なかった事をあっさりとやったんだもん。

「もしかして、唯先輩、照れてます?」
「っうへ!?そ、そんなこと、ないよ!!」
「やっぱり照れてたんですね。顔、真っ赤ですよ?」
「うぅっ……」

クスクスと笑うあずにゃんはとても可愛い。
でも私ばかりがドキドキしてるみたいで、それがちょっとだけ悔しい。
そういえば、初めて手を繋いで帰った日も、あずにゃんが手を握ってきたんだよね。
告白の時だって途中で言葉を詰まらせて、あげく最後には泣いちゃうし。

「なんか、私ばっかりドキドキしてるみたいだよ……」
「……そんなこと、ないですよ」
「でも、あずにゃん……いつもクールだし……」

ふて腐れた口調で言ったら、あずにゃんは黙っちゃった。
てっきり「何、言ってるんですか!?」って怒るか、ため息でも吐くのかと思ってたのに。

「あ、あずにゃん?」

も、もしかして――もしかしなくても怒ったのかな?なんか俯いちゃったよ。
恐る恐る声をかけたら、いきなり顔を上げて――

「私だってドキドキしてるんです。唯先輩が告白してくれた前からずっと――」

早口でそう言うあずにゃんの耳は私と同じように真っ赤で

「もう!変なこと考えないで下さいね!」

少し乱暴に手を離してあずにゃんが先に歩いてく。
私はというと耳に残ったさっきのフレーズと唇の感触に動けずにいた。

ずるいよ。あずにゃん。いきなりキスなんかして。
そんな事したら、私もっとドキドキしちゃうじゃん。


  • 唯超かわえぇっ?ストライクはいったよ -- (ぴー) 2010-07-07 23:45:54
  • う -- (ゆいあず信者) 2010-09-08 17:00:16
  • 確かにどストライク! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-19 22:35:14
  • 可愛過ぎる -- (名無しさん) 2014-10-02 17:23:09
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最終更新:2010年06月23日 22:50