「ねぇ
あずにゃん、青汁って飲んだことある？」
「よく苦いって言われるあれですか？私は飲んだことないですねぇ」
「実は私もなんだよね～。おいしくないのかな？」
「おいしくはないんじゃないですか？体には良さそうな気はしますけど」
「ふーん…あ、ものは試しってことでちょっと飲んでみない？」
「ええっ！？わ、私は嫌ですよ！唯先輩が勝手に飲んで下さい」
「え～ちょっとだけならいいじゃん」
「大体、こういうのは何かの
罰ゲームとかで飲まされるものなんですよ」
「罰ゲーム？うーん…」
（はっ！また私は余計な入れ知恵を…）
「そうだ！あっち向いてほいで決めようよあずにゃん！」
「え、決めるって何をですか…？」
「罰ゲームだよ！３点先取で負けた方が青汁を飲むのです」ﾌﾝｽｯ
「だから私は嫌ですよ！ていうか、青汁なんてあるわけ…」
「唯ちゃん、どうぞこれを使って」
「さっすがムギちゃん！ありがとう～」
「な、何で都合よく青汁なんて持ってるんですか！？」
「うふふ、細かいことは気にしな～い♪」
「そうだよあずにゃん！この瞬間、私とあずにゃんの戦いの火蓋は切って落とされたのです！」ﾌﾝｽｯ
「意味が分からないです！青汁があっても私は絶対やりませんからね」
「あれ～？あずにゃんもしかして負けるのが怖いの～？」ﾆﾔﾆﾔ
「なっ…！私が唯先輩に負けるわけないじゃないですか！」
「じゃあ勝負しようよ～」
「いいですよ。やってやるです！」
（梓ちゃん、意外と単純なのね…）
「じゃあ３点先取だから、先に３勝した方が勝ちだよ！」
「分かりました」
（大丈夫…唯先輩のことだから少し後出しを狙えば勝てるはず…）
「じゃあ行くよ！」
『ジャンケンポイ！』
（勝った！あとはフライングする唯先輩を指で追うだけ…）
「あっち向いて、ほいっ！あれ…？」
「ふっふっふ…後出ししようなんてそうは行かないよあずにゃん」
「い、今のは後出しとは違いますから！」
「私に小細工は通用しないのです！じゃあ次行くよ～」
『ジャンケンポイ！』
（負けた…！こうなったら唯先輩の動きを見切って…）
「あっち向いてぇ…ほいっ！あ、やった～！」
（しまった…！意識しすぎてつられちゃうなんて初心者みたいなことを…）
「あと２回で私の勝ちだね～」
「ま、負けるもんですか！」
『ジャンケンポイ！』
「……」
「…」
──５分後
「やった～！」
「そ、そんな…私が唯先輩に負けるなんて…」
「３勝２敗で私の勝ちだね、あずにゃん」
「わ、分かりましたよ！飲めばいいんでしょう飲めば！」
「梓ちゃん惜しかったわね。じゃあお約束のこれ、どうぞ」
「わぁ！本当に青色というか緑色なんだね～」
「ほ、本物だ…」ｺﾞｸﾘ
「それじゃあ、あずにゃん」
「わ、分かってますよ…」
（こういうのは一気に飲めば大丈夫。苦いのは一瞬だけだよね…）
「では、いただき…！？ゲホッ、ゲホッ」
（何、この強烈な臭い！？）
「大丈夫、あずにゃん！？」
「へ、平気です…ちょっと臭いがきつかっただけなので」
（鼻で息をしちゃダメだ…口呼吸で近づいてから…）
「フー、ハァ……う、ゲホッ」
「あ、あんまり無理しなくてもいいんだよあずにゃん？」
「ハァ、今さら何言ってるんですか…敗者に口なしですよ」
（こうなったら、鼻をつまんで一気に流し込むしかない…！）
「こ、今度こそ行きます！」
ゴクッ、ゴクッ…
「うっ！！ゲッホ、ゲホッ」
「あずにゃん！」
「……み、水を……くだ、さ……息が…ゲホッ」
「大変だわ！すぐに水を持ってこないと…」
「水なんて待ってられないよ！」ﾁｭｳ
「！？」
「こ、これは…人工呼吸……！？」
「ちゅ…れろっ……ぴちゅ…」
「ん…ちゅるっ…れろれろ…」
（苦味が消えていく……唯先輩の唇…気持ち良い…）
「ぷはあっ…あずにゃん大丈夫だった？」
「は、はい…ありがとうございます唯先輩」
「ごめんね、私が青汁なんて強要するからこんなことに…」
「唯先輩は悪くないですよ…それに唯先輩の唇、気持ち良かったです…」
「咄嗟の判断だったんだよ。涙目のあずにゃんなんて見ていられなくって…」
「唯先輩…その、もう１回人工呼吸してもらえませんか…？」
「うん、いいよ…」ﾁｭｯ
「キ、キマシタワー！」
おしまい（前スレの青汁ネタより）
- 俺の鼻からは赤い液体が・・・ -- (4ℓの噴水（赤）) 2010-10-10 21:39:33
- 俺の股関からは白… -- (ダメですぅ〜) 2010-10-11 02:30:04
- ↑それはアカンよwww -- (名無しさん) 2011-02-15 10:34:00
- 一番上の２人しっかり！ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-12 08:33:44
最終更新：2010年10月10日 17:40
