しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
「雨、結構降って来ちゃったね」
「そうですね…」
「はやく止まないかなぁ・・・」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
「やっぱりギー太は置いてくればよかったかな?」
「家に着いたらしっかり乾かして、ちゃんとメンテして下さいね」
「は~い」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
「ねぇ、
あずにゃん? 寒くない?」
「そうですね・・・少し濡れちゃったからかな・・・」
「そっか・・・」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
ぎゅっ。
「これなら寒くないよね?」
「・・・はい。先輩、温かいですね」
「あずにゃんもあったかあったかだね」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
・・・・・・ちゅっ。
「ゆ、唯先輩?!」
「えへへ~、しちゃった♪」
「・・・いきなりはズルいですよ・・・恥ずかしいじゃないですか・・・」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
「もうちょっとこのまま、あずにゃんにくっついてたいな♪」
「・・・唯先輩ってホントに甘えん坊さんですね」
「うん♪」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
「だから、いつまでもあずにゃんに甘えさせてね♪」
「もう、しょうがないですね・・・じゃあ、ずっと私の傍にいて下さいね?」
「もちろん♪」
しとしと。
ぴちゃぴちゃ。
しとしと。
ぴちゃぴちゃ・・・・・・。
おしまい。
最終更新:2010年10月29日 02:09