「…唯ちゃん、バレンタインなのにチョコくれなかった」
「それがどうかしたの?」
「…バレンタインは恋人同士でラブラブするものなのに」
「でも私たちはいつもラブラブでしょ?バレンタインだからって意識しなくたって平気だよー」
「でも…きゃ!」
「それがどうかしたの?」
「…バレンタインは恋人同士でラブラブするものなのに」
「でも私たちはいつもラブラブでしょ?バレンタインだからって意識しなくたって平気だよー」
「でも…きゃ!」
いきなり唯ちゃんは私に抱きついた。そのはずみで、私はソファーに倒れこんでしまう。
「だけどムギちゃんがそんなにプレゼント欲しいなら、あげないのは可哀想だよね…はい、チョコだよ」
「唯ちゃん…用意してくれてたの?」
「もちろん♪大好きなムギちゃんのために、頑張って選んだんだー」
「あ、手作りじゃないのね…」
「ありゃ、不満?」
「不満っていうわけじゃないけど…」
「ふふ、安心して?ただ渡すだけじゃないから」
「唯ちゃん…用意してくれてたの?」
「もちろん♪大好きなムギちゃんのために、頑張って選んだんだー」
「あ、手作りじゃないのね…」
「ありゃ、不満?」
「不満っていうわけじゃないけど…」
「ふふ、安心して?ただ渡すだけじゃないから」
そう言うと、唯ちゃんはチョコの袋を開けて私の口の前に差し出した。
「はい、あーん♪」
「パク…おいしい」
「うーん、なんかあまり嬉しそうじゃないね?」
「だって慣れてるもの。いつも唯ちゃんはこうやって食べさせてくれるから」
「あ、そうだっけ?」
「…唯ちゃん」
「んー?モグモグ」
「私…キスしたいな」
「め!チューは学校じゃしないって決めたでしょ?」
「で、でも!」
「パク…おいしい」
「うーん、なんかあまり嬉しそうじゃないね?」
「だって慣れてるもの。いつも唯ちゃんはこうやって食べさせてくれるから」
「あ、そうだっけ?」
「…唯ちゃん」
「んー?モグモグ」
「私…キスしたいな」
「め!チューは学校じゃしないって決めたでしょ?」
「で、でも!」
たしなめるように言う唯ちゃんに、私は必死で抗議した。
抱きついて胸に頭を押し当てる姿は本当に子供っぽいんだろうけど…今日の私はわがままだ。
抱きついて胸に頭を押し当てる姿は本当に子供っぽいんだろうけど…今日の私はわがままだ。
「…いいじゃない今日くらい。昨日はずっと唯ちゃんのこと待ってて寂しかったんだから」
「ダーメ!決まりは決まり!」
「うぅ…ひどいわ唯ちゃ…!!」
「ダーメ!決まりは決まり!」
「うぅ…ひどいわ唯ちゃ…!!」
顔を上げると、唯ちゃんの顔が目の前にあった。そして、柔らかいものが私の唇に――
「なにがひどいの?ムギちゃん」
「…こういうところ」
「でも、嫌じゃないでしょ?」
「…うん」
「えへへ♪大好きだよ、ムギちゃん♪」
「…こういうところ」
「でも、嫌じゃないでしょ?」
「…うん」
「えへへ♪大好きだよ、ムギちゃん♪」
唯ちゃんが抱きしめる力を強めたので、私は力を抜いて身を委ねる。
あぁ、唯ちゃんのこういうところってホントにひどい。
だって、私の全部を包んで幸せな気持ちにしちゃうから、何も考えられなくなっちゃうんだもの。
あぁ、唯ちゃんのこういうところってホントにひどい。
だって、私の全部を包んで幸せな気持ちにしちゃうから、何も考えられなくなっちゃうんだもの。
「…唯ちゃん」
「ん?」
「ん?」
「バレンタインのこと…もっとキスしてくれたら許してあげる」
「わ、今日のムギちゃんは上から目線だね!」
「い、いいの!ほら、して?」
「…キスだけでいいの?」
「え…ど、どういう意味?」
「分かってるでしょ?」
「わ、今日のムギちゃんは上から目線だね!」
「い、いいの!ほら、して?」
「…キスだけでいいの?」
「え…ど、どういう意味?」
「分かってるでしょ?」
唯ちゃんが私の太ももを撫でて、私はその意味を理解する。
バレンタインのプレゼントにしてはいささか豪華すぎる気もするけど…もらえるものはもらっておこう。
バレンタインのプレゼントにしてはいささか豪華すぎる気もするけど…もらえるものはもらっておこう。
「う…ん」
「あー!ムギちゃんのえっちー!」
「ゆ、唯ちゃんが言い出したんじゃない!」
「えっちー!」
「も、もう!」
「きゃ♪」
「それじゃ…バレンタイン唯ちゃん、いただきます」
「どうぞー♪」
「あー!ムギちゃんのえっちー!」
「ゆ、唯ちゃんが言い出したんじゃない!」
「えっちー!」
「も、もう!」
「きゃ♪」
「それじゃ…バレンタイン唯ちゃん、いただきます」
「どうぞー♪」
…そんなこんなで、私たちの一日遅れのバレンタインは幸せなものになった。
ちなみに唯ちゃんは…すごく、甘かった。
ちなみに唯ちゃんは…すごく、甘かった。
おしまい