アットウィキロゴ
唯×紬 @ ウィキ
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

唯×紬 @ ウィキ

似合わない3

最終更新:

yuimugi

- view
だれでも歓迎! 編集
平沢家

憂「お姉ちゃーん!帰ったんならシャツと靴下洗うから持ってきなよー!」

唯「……」

憂「もう!後で持ってきなよ?」
唯「……」

憂「どうしたのかなお姉ちゃん…なにかあったのかな…」

唯「……」


ピンポーン

憂「はーい」

ガチャ

紬「こんにちは、憂ちゃん」

憂「あ、紬さん…ちょっと待っててくださいね?今呼んで…」

紬「あ、いいの…お邪魔してもいい?唯ちゃんとお話したいの」

憂「え、構いませんけど…」

紬「あと、出来たら二人きりにさせてくれない?大事な話だから…」

憂「わ、わかりました…どうぞ」


トントン

唯「……うい~、今体調悪いから…」

紬「あ、あの…紬です…唯ちゃん?」

唯「!!」

紬「よかったら…ドア、開けてくれない?大事な話があるの」

唯「……」

唯(ムギちゃん…)


紬(やっぱり…ダメか…)

カチャ

紬「あっ…」

唯「ムギ…ちゃん…どうぞ」

紬「唯ちゃん…どうしたの?もしかして泣いて…」

唯「…大事な話って…なあに?」

紬「う…うん…」


紬「ええと…昨日私、唯ちゃんに好きって言ったわよね」

唯「…うん」

紬「あれは、友達として、じゃなくてね…?」

唯「…もういいよ」

紬「え…?」

唯「ムギちゃんが言いたいことはわかったよ。澪ちゃんが怒ってた理由も。あはは…私、最低かも」

紬「唯ちゃん?ど、どうして?」


唯「私、鈍感だから…ムギちゃんの気持ちも分からないで、軽く流しちゃった…」

紬「それは私が悪いのよ!唯ちゃんにちゃんと言わなかったから…」

唯「違うよムギちゃん、私が悪いんだよ…
 ムギちゃんの気持ちに気付くチャンスなんていくらでもあったのに」」

紬「唯ちゃん…」

唯「花火のとき、お弁当くれたとき、席替えしたのだってそうだよね」

紬「確かに、そうだけど…」


唯「なのに私は気付かなかった…ごめんねムギちゃん」

紬「い、いいの…そんなのはもういいの!私は今日もう一度…」

唯「ねえムギちゃん?澪ちゃんが言ってた通り、私はバカなんだよ?
 私のことをこんなに好きでいてくれる子の気持ちにも気付けないくらい…」

紬「そんなことないわ!唯ちゃんはとってもいい子じゃない!」

唯「こんな私には…ムギちゃんと恋人になる資格はないと思うよ…?」

紬「唯ちゃん…」


唯「だから…私からの返事はね…」

紬「ま、待ってよ唯ちゃん!」

唯「ごめんなさい!私はムギちゃんの恋人にはなれません!」

紬「ゆ…唯…ちゃ…」

唯「でも、今までと同じで友達だから!明日からまた仲良くしようね!」

紬「……」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:59:14.92 ID:UNgTOt9a0
なんと・・・・


紬(終わっちゃった…?私の恋…)

唯「いやあ、それにしても驚いたよ!いつ私のこと好きになったの?」

紬(そう、だって唯ちゃんはこんなに苦しんで…目が腫れぼったくなるまで泣いて、
 私と友達のままでいることを選んでくれたんだから…)

唯「まあそういう話はまた明日しようか!今日はもう帰りなよ?暗くなってきたから」

紬(その気持ちを裏切って、好きって言うなんて自分勝手なこと、私には…私には…)


紬「唯ちゃん」

唯「なあに?」

紬「ごめんなさい私…すこし自分勝手になるから…」

唯「え…?」

ギュッ…

唯「ちょっ…ちょっとムギちゃん!?なにするの?ダメだよ私たちは友達なんだから…」

紬「私、まだ何も伝えてない…」

唯「えっ…?」


紬「私が本当に言いたいことは…まだ私の口から伝えてないの」

唯「だ…だってムギちゃん私に言ったじゃない!好きって!」

紬「あの時は伝わってなかったもの」

唯「で…でも!ムギちゃんの言いたいことは私…」

紬「唯ちゃん、今の私は自分勝手だから…言いたいこと、言うわね?」

唯「う…」


紬「私は…唯ちゃんのことが大好き…友達としてじゃなくて、恋の対象として…
 唯ちゃんが大好きなの」

唯「ムギちゃん…」

紬「これが…私の伝えたかったこと…やっと言えた…」

唯「……」


唯「…ありがとうムギちゃん」

紬「…うん」

唯「ムギちゃんに好きって言ってもらえて、私うれしい…でも」

紬「でも?」

唯「やっぱり私にとってムギちゃんは友達だから…恋はできないよ…ごめん」

紬「…うん」


紬「ありがとう…唯ちゃんの気持ちを教えてくれて」

唯「うん…ホントにごめんね?」

紬「いいのよ、私は唯ちゃんの正直な気持ちがわかってうれしいから」

唯「えっと…」

紬「あ、ごめんねずっと抱きついたままで」

唯「ううん、柔らかくって気持ちよかったよ?
 考えてみたら、ムギちゃんに抱きつかれるのって初めてだね」

紬「うん…そうね」


紬「じゃあ私…帰るわね?言いたいことは言えたから」

唯「あ、ジュースくらい飲んでいきなよ!」

紬「気持ちだけいただくわ、早く帰らないと心配するから」

唯「そっか…ムギちゃん?」

紬「なあに?」

唯「明日からは、もっと仲良くしようね!」

紬「うん!それじゃあね」


憂「あれ?紬さん、もう帰るんですか?話はもういいんですか?」

紬「うん、もう終わったから」

憂「あ、じゃあジュースとお菓子用意しますね!」

紬「ありがとう憂ちゃん、でも早く帰らないとだから」

憂「そうですか…紬さん?もしかして泣いて…?」

紬「じゃあ、お邪魔しました。憂ちゃん、またね?」

憂「は、はい…」

バタン…


紬「はぁ…」

紬(私…結局フラれちゃった…)

紬「……」

紬(フラれたら気にしないで諦めようって決めてたのに、こんな気持ちになるなんて…
 やっぱり心のどこかで、唯ちゃんと付き合いたいって思ってたのかな…)

紬「……あ」

紬(ダメだ…泣いたらもっと辛くなっちゃう…)

紬「う…うっ…ゆ…ゆいちゃん…うぅ…わた、私…うぅ…うぇっ…」

紬(本当は…諦めたくなんて…ないのに…もっと抱きしめていたかったのに…)


憂「お姉ちゃん?さっき紬さんの様子が変だったんだけど…なにかあったの?」

唯「…なんにもないよ」

憂「そう?ならいいけど…」

唯「ねえ憂ー」

憂「なあに?」

唯「……なんでもない」

憂「変なお姉ちゃん…ご飯出来たら呼ぶね?」

唯「うん…」

唯(ねえ憂…友達と恋人って…何が違うのかな…よく分からないよ…)


翌朝
紬(ふう…いつまでも引きずってないで、いつも通りにしなくちゃ…)

ガラ

紬「おはよう♪」

律「ようムギ…おはよ」

澪「おはようムギ、遊びにきたぞ」

紬「わあ澪ちゃん、いらっしゃい、あ、りっちゃん、宿題大丈夫?」

律「ああ…じゃあ頼むわ」

紬(唯ちゃんは…まだみたいね)


律「あのさあムギ…昨日、どうだったんだ?」

紬「どうだったって?」

律「いやだから…告白するって言ってたじゃん」

紬「ああ…うん…」

澪「ちゃんと好きって言えたのか?」

紬「言えたわ。ちゃんと全部伝えられた…と思う」

律「それで?OKもらえたのか?」

紬「ううん、フラれちゃった…」


澪「……!」

律「ええマジかよ!もったいないことするヤツもいるもんだなあ」

紬「しょうがないわ…本人の気持ちだから」

澪「…ムギは、それでいいんだな?」

紬「うん、すっきりし…た…から」

ガラガラ

唯「おはよう…」


律「おっす唯!聞いてくれよ!昨日ムギがさぁ…どした、なんか元気ないな」

澪「…唯」

唯「ん?なあに?」

澪「昨日は怒ったりして悪かったな、許してくれ」

唯「うん、私こそ…ごめんね」

律「ふい~これで仲直りかあ」

紬「よかった…」


紬(これで元通り…あとは私が唯ちゃんのことを諦めれば…)

紬「そうだ唯ちゃん、今日宿題やってきた?まだならりっちゃんのが終わったら見せてあげるわ」

澪「甘やかしてちゃダメだぞ?」

律「まったくだな!自分でやらないといかんぞ唯!」

澪「お前が言うな!」

紬「あはは…それでどう?唯ちゃん」

唯「…いい、大丈夫だから」

紬「……え?そ、そう…?」


お昼

紬「唯ちゃん、今日もお弁当持ってきたんだけど…」

唯「…今日はいらない。パン買ってきたから」

律「え?マジ?じゃあ私がもらうぜ~?」

紬「そ、そう…じゃあまた一緒に食べましょう?」

唯「…私、澪ちゃんと和ちゃんと食べるから…じゃ」

紬「ゆ、唯ちゃん…?」


放課後

澪「唯に嫌われた?」

紬「今日、全然しゃべってないし、お弁当も食べてくれなかったし…」

澪「そういえば今日、私たちの教室でお昼食べてたな…珍しいと思ったけど」

紬「私…どうすればいいのかな…やっぱり最初から告白なんて…」

澪「ムギ……」


紬「唯ちゃん、お隣座ってもいい?」

唯「……」

紬「ゆ…」

唯「りっちゃ~ん!あーそーぼ!」

律「なんだよ唯!いきなり抱きついてきてかわいいヤツだな!」

唯「ふふ~♪」

梓「相変わらずですね唯先輩…」

紬「う……」

澪「……」


澪「ムギ、唯!」

紬「…?」

唯「ん~?なあに澪ちゃん?澪ちゃんも混ざる~?」

澪「二人に頼みたいことがある!」

紬「頼み?」

唯「なあに?」

澪「お使いだ!これからいつもの楽器店に行って…えっと、そうだ、ピック買ってきてくれ」

唯「ぴっく?」

紬(澪ちゃん?どうして?)


唯「あ…えっと、りっちゃんとじゃダメ?あずにゃんでも澪ちゃんでも…」

澪「唯、ムギと一緒に行くんだ。わかったな?」

唯「う、うん…」

律「でもなんでピック?わざわざ買わなくても…」

ガツン!

律「……」

澪「じゃあよろしくな!」

唯「…行ってきます」

紬(澪ちゃん…どういうつもりなの?私、唯ちゃんに嫌われてるのに…)


紬「……」

唯「……」

紬「な、なんか曇ってるわねえ~」

唯「……うん」

紬「あ、雨が降りそうね~」

唯「……うん」

紬「二人きりだと…寂しいわね…」

唯「……」

紬(どうしよう…全然しゃべれない…)


紬(やっぱりこうなっちゃう…
 好きなんて言ったから、唯ちゃんは私のこと変な子だって思ってるんだ…)

紬「ゆ…唯ちゃん…?」

唯「……なに?」

紬「どうして…前みたいにしゃべってくれないの?」

唯「……」

紬「私が…私が告白なんてしたから?だから私のこと気持ち悪いとか、そう思ってるの?」

唯「……」


紬「なにか…なにか言ってよ!私のことが嫌いならはっきりそう言ってよ!」

唯「む…ムギちゃん?」

紬「そういう風にはっきりしてくれないから変な期待しちゃうの!
 言ってよ!告白なんてされて嫌だって!」

唯「ち…違うの…私は…」

紬「違ってない!唯ちゃんは私のことなんて好きじゃないんでしょ!?だから…」

唯「ムギちゃん…」


紬「だから…だから…早く諦めさせてよ…」

唯「ムギちゃん…私…私は…」

紬「私、先に楽器店行くから…唯ちゃんは学校に帰って…?」

唯「待ってよ!私も…」

紬「帰って!」

唯「うっ…」

紬「一緒に行きたくないなら無理しなくてもいいから…じゃあ」

唯「む、ムギちゃん…」


楽器店

店員「あ、ありがとうございました紬お嬢様ぁ!」

紬「はぁ…ピックってこれでいいのかな…?」

紬(私、唯ちゃんにひどいこと言っちゃったかな…後で謝ろう…大切な友達だものね)

ザァァァァ…

紬「雨、降ってきちゃった…唯ちゃん、学校着いたかな…」

プルルルルルル

紬「もしもし…あ、澪ちゃん?」


澪『あ、ムギ?雨降ってきちゃったからさ、このまま家帰っていいからな』

紬「うん…ねえ澪ちゃん、どうして私たちを?」

澪『うん…なんとなく…かな…よく分からないけど、このままじゃいけないと思って』

紬「そう…でもありがとう澪ちゃん」

澪『え、うまくいったのか?』

紬「ううん…私、なんだか唯ちゃんのこと、諦められそうだから」

澪『え?それどういう…ピッ…ツーツー…』

紬「このまま唯ちゃんが私から距離を置いてくれれば…きっと諦められるから…」


ザァァァァ…

紬「ただいまー…」

斎藤「お嬢様!今すぐお着替えを…!」

紬「もう…大げさねえ…」

紬(あ…唯ちゃんが学校着いたか、澪ちゃんに聞くの忘れてた…ま、着いたわよね)

プルルルルルル

斎藤「はい、琴吹でございます…紬お嬢様ですか?少々お待ちください」

紬「どなた?」

斎藤「平沢…という方から」

紬「え…唯ちゃん?」


紬「もしもし…唯ちゃん?」

憂『つ、紬さん!』

紬(なんだ…憂ちゃんか…なんで私ホッとしてるんだろ…)

紬「どうしたの?」

憂『あの、お姉ちゃんがまだ帰ってこなくて…
 梓ちゃんに聞いたら紬さんと一緒だって言うから…』

紬「え?家にも、学校にも帰ってないの?」

憂『梓ちゃんにはついさっき聞いたので学校にも…紬さん、知りませんか?』

紬「そ、そんな…」


憂『…紬さん、お姉ちゃんとなにかあったんですか?』

紬「え?それは…」

憂『昨日もお姉ちゃん、ずっとボーッとしてて何か悩んでたみたいで…何か知りませんか?』

紬「あ…わ、私、唯ちゃんを探してみるから…また後で電話するわね!」

紬(唯ちゃん…私のこと、嫌いなはずなのに…なにを悩んでたの?)


ザァァァァァァァァ…

紬「すごい雨…唯ちゃん、どこ?」

紬(私…唯ちゃんにひどいこと言っちゃった…自分がイライラしてたからって…)

紬「あ、もしかしてさっき別れたところかな…?」

紬(嫌いって言えなんて…ただ私が唯ちゃんから逃げたいだけじゃない…!)

紬「唯ちゃん…唯ちゃん…」


唯「ふぇーっきし!あ゙ー…」

紬「ゆ…唯ちゃん…」

唯「うう…ムギちゃん…へっきし!よかったあ…」

紬「な…なんで…こんなところに?」

唯「えへへ…ズズ…ムギちゃんを待ってようと思ったら雨が降ってきて…
 雨宿りしてたけど濡れちゃった…カバンも学校だし、動けなくって…はっくしょん!」

紬「……っ」


唯「それでね…私、今日ムギちゃんと話せなくて、嫌な思いさせ…
 へっきし!…させちゃったんだけど…」

紬「うん…」

唯「ズズー…それは…ムギちゃんとどうやって話せばいいか、わかんなくなっちゃったからなの…」

紬「え?」


唯「私…昨日よく考えたんだけど…
 ムギちゃんは私のこと本気で好きでいるのに、
 今までと同じふうに話したりしたら、それはすごく辛いと思うの」

紬「それは…そう…かもしれないけど…」

唯「じゃあ私はどうやって話せばいいのかなって考えたら、わかんなくなっちゃったの…」

紬「だから今日、あんなふうに…」


唯「私…どうしたらいいのかな…?
 ムギちゃんのこと好きだけど…恋ってどういうことなのかよくわかんないんだ…」

紬(私は…なんて言えばいいの?恋っていうのは…なに?付き合うってこと?違う…恋って…)

唯「ふう…ムギちゃん、とにかく今日はごめんね…私、家帰るよ…へきしっ!」

紬「あ…」


紬(こんなに…こんなにびしょ濡れになって、くしゃみして私を待っててくれたのに…
 私はなにも言わないの?唯ちゃんになにも言えないの?そんなの…ダメだ!)

紬「ゆ…ゆ…唯ちゃん!」

唯「うぅ…なあに?」

紬「私も…私も恋ってなにか分からないの!」

唯「え…?」


紬「分からないけど…でも、私は唯ちゃんのことが大好きなの!
 もっとお話したり、触れあったり…もっと唯ちゃんのそばにいたいの!」

唯「ムギちゃん…」

紬「私…もう嫌なの!遠くからただ見てるだけなんて…唯ちゃんともっと一緒にいたいの!」

唯「……」

紬「だから…だから、こういう気持ちが恋なら…
 いつか唯ちゃんにもわかってほしいから…もっと唯ちゃんのそばにいさせて!」

唯「む…ムギ…ちゃん…」


唯「私…今はムギちゃんに恋してるとは言えないかもしれないけど…でも、でもね?」

紬「な、なに?」

唯「ムギちゃんが私を大好きって言ってくれると…すごくあったかい気持ちになるんだよ…?」

紬「唯ちゃん…」

唯「私、もっとムギちゃんのこと好きになりたい…
 だから、私もムギちゃんのそばにいたい!それで…いい?」

紬「う…うん!」


紬「ありがとう…唯ちゃん…」

唯「うん!じゃあ…はっくしょい!」

紬「唯ちゃん!?さっきから大丈夫?」

唯「う…うん…だ…ダメ…ズズ…」

紬「え…えっと…どうしたら…」

唯「ムギちゃん、よかったら家まで送ってくれる?」

紬「う…うん!わかったわ!」


唯「へっくし!…ムギちゃん、もっとくっつかないと傘入れないよう」

紬「え?ごめんなさい、なんだか恥ずかしくって…」

唯「でも、こうやって相合い傘すると恋人って感じがするね!」

紬「そ…そうね…」

紬(唯ちゃんと相合い傘…なんだか夢みたい…)


唯「ただいまー…っくしょん!ズズー…」

憂「お姉ちゃん!!…と紬さん…あの、何があったんですか?」

紬「え、ええと…唯ちゃん、傘がなくて帰れなくて…私が見つけて送ってきたの」

憂「そうなんですか…ってお姉ちゃん、体ずぶ濡れじゃない!顔赤いし、鼻水も出てるし!」

唯「うい~、世界がまわる~…」

紬「唯ちゃん…だ、大丈夫?」

憂「……?」


憂(…気のせいかな?)

憂「お姉ちゃん、体拭いてあげるから着替えて寝よう?さ、部屋行くよ!」

唯「うぃーっす…」

紬「じゃあ私これで…」

唯「ムギちゃん、雨が弱まるまで家にいなよ~せっかく来たんだし…」

紬「え、でも…」

憂「そうですよ、お茶用意しますからゆっくりしていってください!」

紬「じゃあ…少しだけ…」


紬「唯ちゃんの具合どう?」

憂「熱が少しありますけど、一晩休めば大丈夫だと思います!明日学校行けるか分からないけど」

紬「そう…よかった」

憂「あの、紬さん…今日、お姉ちゃんとなにかあったんですか?」

紬「え?ど、どうして?」

憂「お姉ちゃん、具合は悪かったけど、昨日よりよくしゃべってたし…それに…」


紬「それに?」

憂「お姉ちゃん、紬さんに…なんていうか、いつも私に甘える時みたいな目してたから…」

紬「甘える…?」

紬(唯ちゃんが…私に?それって…)

憂「まあ、送ってきてもらったからだと思うんですけど…紬さん?」

紬「うふふふふ…あ、なに!?」


憂「すごくうれしそうですけど…どうしたんですか?」

紬「な、なんでもないわ!あ、雨も弱まってきたしそろそろ帰るわね!?」

憂「は、はい…」

紬「あ、ええと…帰る前に唯ちゃんの様子見てもいい?」

憂「はい、多分もう寝てると思いますけど…」


紬「唯ちゃん?」

唯「う~ん…」

紬「もう、寝ちゃった?」

唯「た…たくあん…」

紬「クス…唯ちゃんったら…どんな夢見てるの?」

唯「ムギ…ちゃあん…」

紬「……!」ドキッ

紬(…唯ちゃんの寝顔…すごく、かわいい…)

唯「うまい~…」

紬「……」

紬(キスしたら…ダメなのかな…)


紬(だ…ダメ!ダメに決まってるじゃない!唯ちゃんは寝てるんだから…)

唯「ぐー…」

紬「……」ドキドキドキドキ

紬(で…でも…私…)

紬「ゆ…唯ちゃん、キス…してもいい?」

唯「むにゃむにゃ…」

紬「ホントに…き、キスしちゃうわよ?」


唯「んー…」

紬「じゃあ…しちゃうからね…?」

唯「んんー…」

紬(く…口はさすがに恥ずかしいからほっぺにしよう…よし!)

紬「…一緒にいてくれるって言ってくれてありがとう…
 私、唯ちゃんのこと大好きよ…」

チュッ


唯「ふへへ…」

紬「!!」

紬(も、もしかして起きちゃった!?)

唯「ぐー…」

紬「よ、よかった寝てる…くすぐったかったのかな…?」

紬(ていうか私、なんてこと…き、ききキスなんて…)カァァァァァァ…

紬「そ、それじゃ唯ちゃん、また明日ね?お大事に!」

唯「たくあん…た、たくあん…」


紬「憂ちゃん、お邪魔しました!」

憂「……」

紬「憂ちゃん?」

憂「え?あ、はい!お気をつけて!」

紬「うん!それじゃ!」

紬(私…頑張ろう!唯ちゃんともっと恋をしなきゃ!)

憂「紬さん…」







タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
最近更新されたスレッド
人気記事ランキング
ウィキ募集バナー