キスがしたい!
ムギちゃんの顔は心臓に悪い。
あ、誤解しないで欲しいけど決して悪い意味じゃないよ。
透き通った瞳も、ぷにぷに柔らかいほっぺも、ほんのりピンクの唇も、どれもとても魅力的。澪ちゃんが怖がるものと同列なわけないじゃない!
私が言いたいのは、そんな顔が急に目の前に現れたら嫌でもドキッとしてしまうってこと。多分、今日もそのうち…
透き通った瞳も、ぷにぷに柔らかいほっぺも、ほんのりピンクの唇も、どれもとても魅力的。澪ちゃんが怖がるものと同列なわけないじゃない!
私が言いたいのは、そんな顔が急に目の前に現れたら嫌でもドキッとしてしまうってこと。多分、今日もそのうち…
「ゆーいちゃん♪」
「ひゃあっ!?」
「ひゃあっ!?」
…視界をふさぐ満面の笑みに、いつものように飛び退いてしまった。
まさか本当に現れるなんて思わなかった。ムギちゃんって神出鬼没だよね…
まさか本当に現れるなんて思わなかった。ムギちゃんって神出鬼没だよね…
「……」ギュー
「わわ、らんえほっへふえうお?(なんでほっぺつねるの?)」
「ムギちゃんが驚かすからだよ!」
「うぅ、ちゃんと声かけたのに…唯ちゃんがぼんやりしてるのがいけないのよ。何考えてたの?」
「知りたいー?」
「うん」
「じゃあちょっと耳貸して?」
「う、うん…?」
「わわ、らんえほっへふえうお?(なんでほっぺつねるの?)」
「ムギちゃんが驚かすからだよ!」
「うぅ、ちゃんと声かけたのに…唯ちゃんがぼんやりしてるのがいけないのよ。何考えてたの?」
「知りたいー?」
「うん」
「じゃあちょっと耳貸して?」
「う、うん…?」
こういう時素直に頭を近づけるのがムギちゃんのかわいいところ。不思議そうな表情の横顔は本当に純粋そうで、思わずドキドキしてしまう。
そんなんじゃ、何されても文句は言えないよ?ま、そういうところが好きなんだけどね!
そんなんじゃ、何されても文句は言えないよ?ま、そういうところが好きなんだけどね!
「ムギちゃん、あのね…」
「?」
「大好きっ♪」チュッ
「ふぁっ…!!」
「大好きっ♪」チュッ
「ふぁっ…!!」
ムギちゃんのほっぺに唇を押し当てると、とたんに顔が桜色に染まっていく。
「ゆ、ゆ、ゆ…」
…桜色っていうか、さくらんぼだね。もう真っ赤になってるや。
「なっ、なっ、なにしゅるの!?」
ムギちゃん、怒ってるのか嬉しいのかよくわかんないなぁ。すっごくひきつってるけど、微妙に笑ってる…かわいい♪
「ムギちゃーん♪」ギュ
「きゃ!?」
「どうしてそんなに赤くなってるのー?んー?」
「そ、それは…びっくりしたから」
「びっくりしただけで赤くはならないんじゃない?」
「…だって…唯ちゃんにキスされるの、慣れてないから」
「そっか…じゃあ慣れるまでしよっか」
「えっ!?」
「なーんてね、冗談だよ冗談!」
「あ、冗談なんだ…」
「あれ、したいのー?」
「え、えっと……うん」
「じゃあ、しよっか。今度は……!」
「きゃ!?」
「どうしてそんなに赤くなってるのー?んー?」
「そ、それは…びっくりしたから」
「びっくりしただけで赤くはならないんじゃない?」
「…だって…唯ちゃんにキスされるの、慣れてないから」
「そっか…じゃあ慣れるまでしよっか」
「えっ!?」
「なーんてね、冗談だよ冗談!」
「あ、冗談なんだ…」
「あれ、したいのー?」
「え、えっと……うん」
「じゃあ、しよっか。今度は……!」
ムギちゃんは私の肩に手を掛けてそっと唇を私に重ねると、そのまま私に抱きついてきた。
「ん……」
あはは、すっかりやる気になっちゃったみたい。
もう、私からしようと思ってたのにな。まぁいっか。どっちからしたって、この幸せな味に変わりはないんだから。
もう、私からしようと思ってたのにな。まぁいっか。どっちからしたって、この幸せな味に変わりはないんだから。
「…ゆい…ちゃん…?」
「ん…?」
「私にキスされて、嬉しい?」
「もちろん嬉しいよ?」
「どれくらい?」
「すっごく」
「そっか…じゃあ、もっとキスしましょう?」
「うん♪」
「ん…?」
「私にキスされて、嬉しい?」
「もちろん嬉しいよ?」
「どれくらい?」
「すっごく」
「そっか…じゃあ、もっとキスしましょう?」
「うん♪」
そしてムギちゃんは私に覆い被さると、再び唇を重ねてきた。
やれやれ、まだこれから皆が来るのに…まぁ空気を読んでもらえるのを祈ろう。
やれやれ、まだこれから皆が来るのに…まぁ空気を読んでもらえるのを祈ろう。
「…あ、でも、これからキスする時は言わなきゃダメよ?いきなりじゃびっくりしちゃうから」
「やーだよ♪ムギちゃんのびっくりした顔かわいいんだもん♪」
「かわいい…えへへ、そっか…♪あ、でもやっぱりダメ!でも…えへへ…」
「やーだよ♪ムギちゃんのびっくりした顔かわいいんだもん♪」
「かわいい…えへへ、そっか…♪あ、でもやっぱりダメ!でも…えへへ…」
怒ってるのか笑ってるのかよくわからないムギちゃんはやっぱりかわいい。
部室のドア付近から生暖かい視線を感じながら、心からそう思う私なのでした。
部室のドア付近から生暖かい視線を感じながら、心からそう思う私なのでした。
おしまい