夏の秘め事
合宿から帰ってきて何日か経ったある日、いつものようにごろごろしているとインターホンが鳴った。
あいにく憂は遊びに行ってしまっていて家には私ひとり。めんどくさいなぁ、と玄関にやってきてドアを開くと、そこにいたのは…
あいにく憂は遊びに行ってしまっていて家には私ひとり。めんどくさいなぁ、と玄関にやってきてドアを開くと、そこにいたのは…
紬「こっ、こんにちは唯ちゃん!」
唯「ムギちゃん!どしたのいきなり?」
紬「あ、あのね、こないだの合宿でサンダル借りたでしょ?あれ返しそびれちゃったから、だからね、その、えっと、も、持ってきたの!」
唯「わぁ、わざわざ持ってきてくれたんだ!ありがとー!」
紬「う、うんっ!…そ、それじゃ私帰るね!」
唯「え、せっかく来たんだから上がっていったら?」
紬「ぴぇっ!?」
唯「ぴぇ?」
紬「あ…ケフン、い、いいの…?ごめいわくにならない…?」
唯「うん!憂は遊び行ってて夜まで帰らないから気にしなくていいよ!」
紬「……」
唯「ムギちゃん?」
紬「あ、う、うんっ!それじゃお言葉にあまえようかな…」
唯「じゃあ決まり!ほらほら上がって上がって?」
紬「きゃ、ゆ、唯ちゃん…」
唯「ムギちゃん!どしたのいきなり?」
紬「あ、あのね、こないだの合宿でサンダル借りたでしょ?あれ返しそびれちゃったから、だからね、その、えっと、も、持ってきたの!」
唯「わぁ、わざわざ持ってきてくれたんだ!ありがとー!」
紬「う、うんっ!…そ、それじゃ私帰るね!」
唯「え、せっかく来たんだから上がっていったら?」
紬「ぴぇっ!?」
唯「ぴぇ?」
紬「あ…ケフン、い、いいの…?ごめいわくにならない…?」
唯「うん!憂は遊び行ってて夜まで帰らないから気にしなくていいよ!」
紬「……」
唯「ムギちゃん?」
紬「あ、う、うんっ!それじゃお言葉にあまえようかな…」
唯「じゃあ決まり!ほらほら上がって上がって?」
紬「きゃ、ゆ、唯ちゃん…」
握ったムギちゃんの手は汗ばんでいて、とても熱くなっていた。
それでもきゅっと握り返すその感触はいつも通りで…ふふ、あったかいな♪
それでもきゅっと握り返すその感触はいつも通りで…ふふ、あったかいな♪
紬「あ、サンダル、ちゃんと洗ったから全然臭くないと思う!」
唯「そんなの気にしなくていいのにー。ムギちゃんの足が臭いわけないし」
紬「で、でも…」
唯「ムギちゃんはこんなにかわいいんだもん、臭いわけないでしょ?」
紬「…っ!!///」
唯「?」
唯「そんなの気にしなくていいのにー。ムギちゃんの足が臭いわけないし」
紬「で、でも…」
唯「ムギちゃんはこんなにかわいいんだもん、臭いわけないでしょ?」
紬「…っ!!///」
唯「?」
どうもさっきからムギちゃんの様子が変だ。
いくら私だっていつでも能天気なわけじゃない。ムギちゃんの変化にはちゃんと気付いているのだ!
いくら私だっていつでも能天気なわけじゃない。ムギちゃんの変化にはちゃんと気付いているのだ!
唯「ムギちゃん、ちょっと!」
紬「え…!?」
紬「え…!?」
私はムギちゃんとおでことおでこを重ねた。こうすると熱があるかどうかすぐわかるんだけど…
唯「…うん、熱はないみたいだね?」
紬「はわ…ゆ、唯ちゃん…?」
唯「ムギちゃんさっきから顔が真っ赤だよ?もしかして熱中症?」
紬「そ、そんなことない、よ…?」
唯「そう?」
紬「あ、あの…ゆ、唯ちゃん…?」
唯「ん?」
紬「はわ…ゆ、唯ちゃん…?」
唯「ムギちゃんさっきから顔が真っ赤だよ?もしかして熱中症?」
紬「そ、そんなことない、よ…?」
唯「そう?」
紬「あ、あの…ゆ、唯ちゃん…?」
唯「ん?」
その時のムギちゃんは私の目をまっすぐ見ていた。私たちの顔はまさに至近距離にあるので、なんだかどきどきしてしまう。
ムギちゃんって目大きいし、まつ毛も長いんだな。ほっぺも赤くて柔らかそうで、まるでお人形みたい…
体もすごくあったかくて、なんだかおひさまみたい。こうやって近くにいると、なんだか――
紬「唯ちゃんは…き、キス、したことある?」
唯「へ!?な、ない…けど?」
紬「そっか…わ、私もないの。一緒、だね…」
唯「うん…そ、そだね…」
唯「へ!?な、ない…けど?」
紬「そっか…わ、私もないの。一緒、だね…」
唯「うん…そ、そだね…」
――変な気持ちになっちゃう。なんだろ、今までこんな気持ちになったことないのに。
でも私、我慢できない…ムギちゃん、私、私…
でも私、我慢できない…ムギちゃん、私、私…
唯「ねぇムギちゃん…キスってどんな味がするのかな?」
紬「…どうかな」
唯「してみない?」
紬「え…?」
唯「私とムギちゃんでキス、してみない?」
紬「……」
唯「しよう?」
紬「……うん」
紬「…どうかな」
唯「してみない?」
紬「え…?」
唯「私とムギちゃんでキス、してみない?」
紬「……」
唯「しよう?」
紬「……うん」
返事を聞くやいなや、私はムギちゃんに覆い被さって唇を重ねた。
バランスを崩したお互いの体は自然にソファに倒れこんで、なんだかよくわからなくなる。
わかるのは、私は今ムギちゃんの中にいて、ムギちゃんも私の中にいるってこと。色々なものが交ざり合って、私たちは一つになっているってこと。
バランスを崩したお互いの体は自然にソファに倒れこんで、なんだかよくわからなくなる。
わかるのは、私は今ムギちゃんの中にいて、ムギちゃんも私の中にいるってこと。色々なものが交ざり合って、私たちは一つになっているってこと。
私は、ムギちゃんのことが大好きだってこと。そしてムギちゃんも私のことが――
紬「…好き」
唯「…私もだよ」
唯「…私もだよ」
おわり