「唯ちゃん、おはよう」
どきん。
私は胸が高鳴ったのを隠そうと、無理矢理笑顔を浮かべると振り向いた。
後ろには、やっぱりムギちゃんがいた。
私は胸が高鳴ったのを隠そうと、無理矢理笑顔を浮かべると振り向いた。
後ろには、やっぱりムギちゃんがいた。
「おはよう、ムギちゃん!」
「唯ちゃん、一緒に学校まで行っていい?」
「うん!」
「唯ちゃん、一緒に学校まで行っていい?」
「うん!」
私は勢いよく頷いた。
ムギちゃんは、「ありがとう」とふんわり笑った。
ムギちゃんは、「ありがとう」とふんわり笑った。
あ、今ちょっと頬が熱くなっちゃった。
私は慌てて顔を逸らすと、「今日はいい天気だね!」と話を逸らした。
ムギちゃんは「そうねえ」と頷きながら、突然私の手を掴んで立ち止まらせた。
ムギちゃんは「そうねえ」と頷きながら、突然私の手を掴んで立ち止まらせた。
「ムギちゃん?」
私の手と、ムギちゃんの手が重なってる。
それだけで、どきどきが止まらない。
それだけで、どきどきが止まらない。
「唯ちゃん、あのね」
あれ?ムギちゃんが言いよどんでる。
心なしか、手が震えてる気がする。
心なしか、手が震えてる気がする。
こ、これってもしかして……!?
「私、一度遅刻してみたいの!」
「……へ?」
「りっちゃんと澪ちゃんみたいに、遅刻して、唯ちゃんと二人で先生に怒られてみたい!」
「……へ?」
「りっちゃんと澪ちゃんみたいに、遅刻して、唯ちゃんと二人で先生に怒られてみたい!」
あ、うん。
私は変な期待をしてしまった自分がバカらしくなってしまった。
そうだよ、ムギちゃんが私のこと「好き」だなんていうはず、ないもんね。
私は変な期待をしてしまった自分がバカらしくなってしまった。
そうだよ、ムギちゃんが私のこと「好き」だなんていうはず、ないもんね。
でも今、ムギちゃんは「唯ちゃんと二人で」って言ったよね?
……脈あり、って思っていいのかな?
……脈あり、って思っていいのかな?
「うん、いいよムギちゃん!遅刻、しちゃおっか!」
「ほんと!?」
「とりあえず、どっかで時間でも潰そうよ!」
「ほんと!?」
「とりあえず、どっかで時間でも潰そうよ!」
私はムギちゃんの手をぎゅっと握り直した。
ムギちゃんが、それに答えてくれる。
ムギちゃんが、それに答えてくれる。
今はただの友達でもいい。
でもいつか――なんてね。
でもいつか――なんてね。
終わる。