「ハッピーバースディ、唯ちゃん!」
今日は大好きな唯ちゃんの誕生日。
部室ではささやかな誕生日パーティーが開かれています。
部室ではささやかな誕生日パーティーが開かれています。
紬「今日は唯ちゃんの誕生日だから、ケーキも特別なのを持ってきたの」
唯「ほんと!?ありがとームギちゃん!」
唯「ほんと!?ありがとームギちゃん!」
子供の様に目を輝かせる唯ちゃん。本当に嬉しそう。
そう、これは特別なもの。
私がはじめて「好きな人」のために作ったもの。
お父様やお母様に作ったことはあるけど、それとは別の好き
軽音部のみんなも大好きだけど、それとも違う『特別な』好き
そう、これは特別なもの。
私がはじめて「好きな人」のために作ったもの。
お父様やお母様に作ったことはあるけど、それとは別の好き
軽音部のみんなも大好きだけど、それとも違う『特別な』好き
紬「お口に合うといいんだけど」
唯「ムギちゃんが持ってきてくれたものはみんなおいしいよ!いただきます!」
唯「ムギちゃんが持ってきてくれたものはみんなおいしいよ!いただきます!」
自分で作ったとは言っていないんだけど、味の評価は上々のようだ。
それは良かったんだけど…
食べ終わった唯ちゃんはなにやら思案顔で、私の胸に少し不安が広がってしまう
それは良かったんだけど…
食べ終わった唯ちゃんはなにやら思案顔で、私の胸に少し不安が広がってしまう
唯「これ、なんかいつものと違うね」
澪「そういえば特別って言ってたけど、何か違うのか?」
律「この日のために有名パティシエに作らせた超高級品とか!?」
梓「そうなんですかムギ先輩!?」
澪「そういえば特別って言ってたけど、何か違うのか?」
律「この日のために有名パティシエに作らせた超高級品とか!?」
梓「そうなんですかムギ先輩!?」
どうしよう、何かハードルが上がっちゃった気がする。
ちょっと言い出しにくい感じが…
ちょっと言い出しにくい感じが…
唯「もしかしてなんだけどさ、これ、ムギちゃんが作ったの?」
紬「え…どうして…」
唯「上手く言えないんだけど、あったかみがあるって言うか、
気持ちがこもってるって言うか。憂がつくってくれるお菓子に似てる感じがする。
ムギちゃんの気持ちがこもってる気がする。…へへ、ごめんね。なんか変なこと言っちゃって。
でも、これで違ってたらすごい恥ずかしいな///」
紬「え…どうして…」
唯「上手く言えないんだけど、あったかみがあるって言うか、
気持ちがこもってるって言うか。憂がつくってくれるお菓子に似てる感じがする。
ムギちゃんの気持ちがこもってる気がする。…へへ、ごめんね。なんか変なこと言っちゃって。
でも、これで違ってたらすごい恥ずかしいな///」
嬉しい。ただただ嬉しい。
本当に嬉しい時には、それしか思い浮かばないというけれど、本当なんだ。
本当に嬉しい時には、それしか思い浮かばないというけれど、本当なんだ。
私の思いが唯ちゃんに届いたんじゃないかとさえ思った。
少なくとも、このケーキに込めた思いは伝わってくれた。それが本当に嬉しかった。
少なくとも、このケーキに込めた思いは伝わってくれた。それが本当に嬉しかった。
紬「うん!実は私がつくったの!」
唯「ほんと!?さっすがムギちゃん、すごいよ!」
澪「流石ムギってところだな」
梓「ここら辺で売ってるケーキよりもずっと美味しいですよ」
律「いやーでも、唯も良く分かったなぁ」
唯「へへへ…ムギちゃん愛してますから!」
唯「ほんと!?さっすがムギちゃん、すごいよ!」
澪「流石ムギってところだな」
梓「ここら辺で売ってるケーキよりもずっと美味しいですよ」
律「いやーでも、唯も良く分かったなぁ」
唯「へへへ…ムギちゃん愛してますから!」
いつもの冗談だとわかっていても、その言葉に、思わず胸の鼓動が早くなり
顔が火照っていくのがわかる。今の私は面白いくらい真っ赤な顔をしていることだろう。
顔が火照っていくのがわかる。今の私は面白いくらい真っ赤な顔をしていることだろう。
律「お、ムギてれてるのか?」
紬「もう、からかわないでよ。みんな」
澪「美味しいのはホントだぞ」
梓「はい。やっぱりムギ先輩はすごいですね!」
紬「もう、からかわないでよ。みんな」
澪「美味しいのはホントだぞ」
梓「はい。やっぱりムギ先輩はすごいですね!」
まあ、普通に考えれば私の気持ちが皆にばれる事はないのだけれど
それでもちょっと安心した。
それでもちょっと安心した。
「ねえ、ムギちゃん」
「なぁに、ゆいちゃん?」
「ホントにありがとう!すっっごくうれしいよ!」
「私も、唯ちゃんに喜んでもらえてすっごく嬉しい!」
「それとね…」
「なぁに、ゆいちゃん?」
「ホントにありがとう!すっっごくうれしいよ!」
「私も、唯ちゃんに喜んでもらえてすっごく嬉しい!」
「それとね…」
「さっきのは、ウソじゃないよ?」
気持ちを見透かしているかのように、そっと耳打ちされて
体は更に熱を帯びていくのでした
気持ちを見透かしているかのように、そっと耳打ちされて
体は更に熱を帯びていくのでした