紬「大丈夫だよ唯ちゃん。私は唯ちゃんの体の一部として生きていくから」
唯「ム…ムギー!!(細胞が少し残ってるんだ!)」
唯「ねえっ、私だよ!わかる?!」
唯「ダメか…小さな「眉」はつくれても、考えたり…しゃべれるほどじゃないんだ……」
唯「この眉毛にムギちゃんが宿ってるんだね……ムギちゃん……私寂しいよ……」ゴシゴシ
唯「ムギちゃん……あっ」ポロッ
唯「あわわ、眉毛が落ちちゃったよ…あっゲル化した……今度はヒト型になっていく」
ちび紬「唯ちゃん! 唯ちゃんなのね!!」
唯「ムギちゃん! ムギちゃんなの! イチゴサイズだけどムギちゃんなんだね」
ちび紬「そうよ。唯ちゃんが想ってくれたから復活できたの」
唯「むぎちゃーん」グスグス
ちび紬「唯ちゃん、あんまり強く握られると苦しいわ」
唯「ご、ごめんねムギちゃん」グス
ちび紬「唯ちゃん泣かないで。毎日御飯を食べればすぐに元のサイズに戻れるから」
唯「ほんとう?」
ちび紬「ほんとうよ。そしたらまた二人で手を繋いで歩いてね」
唯「うんっ!」
唯「ムギちゃんのためにおかゆ作ったよ~」
ちび紬「ありがとう唯ちゃん」
唯「じゃあスプーンで……って今のムギちゃんには大きすぎるね。ご飯粒を一粒手に乗せて、はい」
ちび紬「ごめんなさい唯ちゃん。それでも私の口にはちょっと大きすぎるみたい」
唯「そっかー。じゃあ爪楊枝で御飯を半分に切って…これでどうかな?」
ちび紬「うん。これなら食べられそう」パクッ
唯「ひゃっ、ムギちゃんこしょがしいよ」
ちび紬「わっ、唯ちゃん。そんな急に動いたら」ベチャ
唯「あわわ、ムギちゃんがご飯粒に突っ込んで汚れちゃったよ」
ちび紬「ちょっと汚れただけだから大丈夫」
唯「ごめんねムギちゃん。うーん。お箸か何かあればいいんだけどな~。裁縫針でも大きすぎるよね?」
ちび紬「唯ちゃんの髪の毛とかどうかしら」
唯「やってみようか。一本抜いて」ブチッ
ちび紬「えっ」
唯「うう、痛い……」
ちび紬「唯ちゃん。抜かなくてもはさみで切ればいいのよ」
唯「ムギちゃん、そういうことは早く言ってよね」
唯「気を取り直して、3ミリ程度にはさみで切って……できた」
ちび紬「うん。これならちょうどいいわ」パク
唯「うん。これなら私もあんまりこしょがしくないね」
ちび紬「唯ちゃん、ありがとう。何から何までお世話になって申し訳ないわ…」
唯「ううん。ムギちゃんのためだもん。なんでもやっちゃうよ~」
ちび紬「唯ちゃん……」
唯「ムギちゃん……」
ちび紬「抱き合えないのがもどかしいね」
唯「うん…」