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唯×紬 @ ウィキ
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yuimugi

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だれでも歓迎! 編集
らぶらぶ唯ムギ

その日、掃除当番でない私とムギちゃんは、部活が始まるまでの時間を二人きりで過ごしていた。

てきぱきとお茶の準備をするムギちゃんと、それをのんびりと見つめる私。
たったそれだけなのに、ぺちゃくちゃおしゃべりをしてるわけでもないのに、私は不思議な居心地のよさを感じてしまう。

「…えへへっ♪」
「唯ちゃん?どうしたの?」
「うん…なんかね、すごくうれしくなっちゃって」
「なにかいいことでもあったの?」
「んー、そういうわけじゃないんだけどね?ムギちゃんとこうして一緒にいるの、すごくうれしいんだ」
「それって…ど、どういうこと?」
「どういうことって言われても、よくわかんないけど…とにかくうれしいの♪」
「そ…そうなんだ」

ムギちゃんは顔を赤くして、でもどこか嬉しそうに紅茶をティーカップに注いだ。
その手付きは手慣れた様子で、上品で、大人っぽくて…もしかしたら、ムギちゃんの一番かわいい仕草って言ってもいいのかもしれない。
その姿はまるで絵本に出てくるお姫さまみたいで、とても熱い。ん?熱い…?

「あ、あちー!入れすぎだよムギちゃん!ていうかおもいっきりこぼれてる!」
「え…?…あ!ご、ごめんなさい!」


紅茶の海になったテーブルをあわてて拭いたムギちゃんは、すっかりしゅんとしてしまった。
普段はめったにしない失敗を、それもお茶を入れる時にしてしまったのが二重にショックだったみたいだ。

「ムギちゃん、元気出して?私なんともないから」
「…うん」
「よしよし、大丈夫だよムギちゃん。えらいえらい♪」
「う…うん」

いいこいいこしてあげると、ムギちゃんは真っ赤になりながらまた笑顔を浮かべた。何はともあれ、よかったよかった♪

「…前にもね?」
「うん?」
「さっきみたいに、お茶こぼしちゃったことがあったの。確か1年生のころ、唯ちゃんが追試を受けてた時かな」
「へぇー…私のこと心配してくれてたの?」
「うん…唯ちゃん大丈夫かなぁって考えてたら、ついぼんやりしちゃって」
「そっかぁ…でも嬉しいな♪それだけ私のこと考えてくれてたってことだもんね」
「今だってそうよ?さっきも唯ちゃんが言ってくれたことが嬉しかったから、あんな風にぼーっとしちゃったの」
「えへへ…そっか♪」

なんだ…ムギちゃんも、私のこと考えててくれてたんだね。

すごく、うれしいよ。大好きな子にそう言ってもらえるのって。


「ムギちゃんっ♪」
「ほわ…」

私は無性に嬉しくなってムギちゃんのほっぺをぎゅーっとした。
あったかくて、やわらかくって、すべすべしてて、ぷにゅぷにゅだ。

「ムギちゃん♪」
「ふぁ、ふぁに?」
「ムギちゃーん♪」
「…ふぁ、ふぁーに?」
「だいすきだよー♪」
「ひゅ……」

わ、急にほっぺが熱くなった。ホントにムギちゃんはすぐに顔に出るなぁ。

「ありゃりゃムギちゃん、顔真っ赤だねぇ?」
「だ、だって…しょうがないじゃない!…えいっ!」
「むぎゅ…」
「私も、唯ちゃんのことだいすき!」

ムギちゃんはお返しとばかりに私のほっぺをぎゅーっとしながら、私が一番聞きたいことを言った。
あ、やっぱり私も顔赤くなっちゃうや…まぁムギちゃんの言う通り、しょうがないか♪

「唯ちゃんだって顔赤くなったわよ?これでおあいこね♪」
「えふぇふぇ…♪うん♪」

こうして私とムギちゃんはしばらく、お互いのほっぺを触り合っていたのでした。


おしまい



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