その日紅茶の用意を終えて椅子に座ったムギちゃんは、真面目な顔で私に向き合いました。
「ねぇ唯ちゃん」
「なにームギちゃん?」
「こんなこと言うのはどうかと思うんだけど…最近の私たち、何か物足りないって思わない?」
「物足りないって?」
「せっかくお付き合いしてるのに、することと言えばこうしてお茶を飲んだりおしゃべりばかり…これじゃ前と変わらないじゃない」
「まぁ言われてみればそうだねー。でも別にいいじゃないかなぁ?一緒にいるだけで楽し…ムギちゃん?」
「……」
「なにームギちゃん?」
「こんなこと言うのはどうかと思うんだけど…最近の私たち、何か物足りないって思わない?」
「物足りないって?」
「せっかくお付き合いしてるのに、することと言えばこうしてお茶を飲んだりおしゃべりばかり…これじゃ前と変わらないじゃない」
「まぁ言われてみればそうだねー。でも別にいいじゃないかなぁ?一緒にいるだけで楽し…ムギちゃん?」
「……」
ふとムギちゃんを見ると、頬を膨らませて明らかに不機嫌そうな顔をしています。
どうやら、欲求不満ってやつらしいです!
どうやら、欲求不満ってやつらしいです!
「もちろん二人でいるのは楽しいし幸せよ?でも、もっと色々したっていいじゃない」
「色々って、例えば?」
「て、手をつないだり、デートしたり…き…キスとか!」
「キスだね!じゃあしよう!んー♪」
「す、ストップ!ダメダメ、唯ちゃんはなんにもわかってないわ!こういうのには順序ってものがあるの!」
「えー?ムギちゃんわがままだよー」
「いいの!私は唯ちゃんの恋人なんだから、少しくらいのわがままは聞いてもらわなくちゃ!」
「色々って、例えば?」
「て、手をつないだり、デートしたり…き…キスとか!」
「キスだね!じゃあしよう!んー♪」
「す、ストップ!ダメダメ、唯ちゃんはなんにもわかってないわ!こういうのには順序ってものがあるの!」
「えー?ムギちゃんわがままだよー」
「いいの!私は唯ちゃんの恋人なんだから、少しくらいのわがままは聞いてもらわなくちゃ!」
「で、まずは何するの?」
「まずは…恋人らしくくっつきましょう。唯ちゃん、あっちの椅子に座って?」
「まずは…恋人らしくくっつきましょう。唯ちゃん、あっちの椅子に座って?」
長椅子に座った私の横にちょこんと座るムギちゃん。私にぴったり体をくっつけると、頭を私の肩にもたれさせました。
密着したムギちゃんの体温とか髪の毛から漂ういい匂いやらで、私は思わずドキドキしてしまいます。
密着したムギちゃんの体温とか髪の毛から漂ういい匂いやらで、私は思わずドキドキしてしまいます。
「ム、ムギちゃん、さすがにくっつきすぎじゃないかなぁ?」
「これくらいでいいの。さ、次は手を繋ぎましょう。唯ちゃん、私の手、握って?」
「こ…こう?」ギュッ
「それじゃ乗せただけよ?もっと指を絡める感じでお願い」
「…こ…ここ、こうかな?」
「これくらいでいいの。さ、次は手を繋ぎましょう。唯ちゃん、私の手、握って?」
「こ…こう?」ギュッ
「それじゃ乗せただけよ?もっと指を絡める感じでお願い」
「…こ…ここ、こうかな?」
さらに強く握ると、ムギちゃんも私の手を握り返してきました。
湿った手のひらが重なって、ムギちゃんの鼓動が伝わってくるような気がします。
そういえば、こんな風にムギちゃんと手を繋ぐのって初めてかも…
湿った手のひらが重なって、ムギちゃんの鼓動が伝わってくるような気がします。
そういえば、こんな風にムギちゃんと手を繋ぐのって初めてかも…
「唯ちゃん、ドキドキしてる?」
「うん…ムギちゃんは?」
「私も♪これぞ恋人って感じよね♪」
「次は何するの?」
「甘い言葉を語り合うの♪」
「例えばどんなの?」
「強いて言うなら、聞いてドキドキするような言葉かな。唯ちゃんが思い付いたことでいいわよ?」
「じゃあ…」
「うん…ムギちゃんは?」
「私も♪これぞ恋人って感じよね♪」
「次は何するの?」
「甘い言葉を語り合うの♪」
「例えばどんなの?」
「強いて言うなら、聞いてドキドキするような言葉かな。唯ちゃんが思い付いたことでいいわよ?」
「じゃあ…」
「…ムギちゃん」
「はい?」
「愛してるよ」
「えっ…あ、あい…?」
「世界一愛してる。私、もうムギちゃんしか見えないよ」
「う…うん……」
「私、ムギちゃんのためならなんだってするよ。世界がムギちゃんを敵になっても、私はムギちゃんの味方だからね」
「うん…あ、ありがと……」
「はい?」
「愛してるよ」
「えっ…あ、あい…?」
「世界一愛してる。私、もうムギちゃんしか見えないよ」
「う…うん……」
「私、ムギちゃんのためならなんだってするよ。世界がムギちゃんを敵になっても、私はムギちゃんの味方だからね」
「うん…あ、ありがと……」
なんとなく聞いたことのあるフレーズを言ってみただけなんだけど、ムギちゃんの顔は真っ赤になっていました。握った手も汗ばんでいます。
どうやら私の甘い言葉は成功したみたいです。
どうやら私の甘い言葉は成功したみたいです。
「じゃ、じゃあ今度は私ね。唯ちゃん!」
「なあに?」
「だ、大好き!」
「うん♪私もだよー」
「世界で一番大好き!」
「私もだよー♪」
「今日から帰る時は、毎日手を繋いでください!」
「いいよー♪」
「お休みの日は、毎日デートしてください!」
「いいよー♪…っていうかムギちゃん、これってお願いじゃない?」
「う、うん……ダメ?」
「えへへ、いいんだよー♪」
「なあに?」
「だ、大好き!」
「うん♪私もだよー」
「世界で一番大好き!」
「私もだよー♪」
「今日から帰る時は、毎日手を繋いでください!」
「いいよー♪」
「お休みの日は、毎日デートしてください!」
「いいよー♪…っていうかムギちゃん、これってお願いじゃない?」
「う、うん……ダメ?」
「えへへ、いいんだよー♪」
なんとなく、ムギちゃんが不機嫌だった理由がわかったような気がします。
それがかわいくて、謝りたくなって、私はムギちゃんを抱きしめてあげました。
それがかわいくて、謝りたくなって、私はムギちゃんを抱きしめてあげました。
「ムギちゃん、ごめんね?」
「え…?」
「え…?」
「ムギちゃん、寂しかったんだよね。私が恋人らしいことしてあげられなかったから」
「……うん」
「私、これからはがんばるからね。ムギちゃんが寂しくならないように」
「わ、私もがんばる!」
「じゃあ二人でがんばろうね、ムギちゃん♪」ギュッ
「ゆ、唯ちゃん苦しい…」
「…そうだムギちゃん。ちょっと顔見せて」
「……!」
「……うん」
「私、これからはがんばるからね。ムギちゃんが寂しくならないように」
「わ、私もがんばる!」
「じゃあ二人でがんばろうね、ムギちゃん♪」ギュッ
「ゆ、唯ちゃん苦しい…」
「…そうだムギちゃん。ちょっと顔見せて」
「……!」
チュッ
私はそっとムギちゃんにキスをしました。
恥ずかしい気持ちもあったけど、それよりもムギちゃんを好きな気持ちの方が勝っていました。
恥ずかしい気持ちもあったけど、それよりもムギちゃんを好きな気持ちの方が勝っていました。
「…ゆ…唯ちゃん…」
「えへへっ♪どうかな、私恋人らしい?」
「うん…最後にもう一つだけお願いしていい?」
「なあに?」
「これから…毎日、キスして?」
「もちろんいいよ♪ん~♪」チュッ
「ゆ、唯ちゃ……」
「ん~♪」チュッ
「も、もう…今度は私から♪」チュッ
「きゃっ♪」
「えへへっ♪どうかな、私恋人らしい?」
「うん…最後にもう一つだけお願いしていい?」
「なあに?」
「これから…毎日、キスして?」
「もちろんいいよ♪ん~♪」チュッ
「ゆ、唯ちゃ……」
「ん~♪」チュッ
「も、もう…今度は私から♪」チュッ
「きゃっ♪」
おわりです!