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お姉ちゃんだらけ

65  お姉ちゃんだらけ(そのいち)  [sage]  2010/01/24(日) 19:50:11 ID:seQT5t6gO

扉を開けると、そこには5人のお姉ちゃんがいた――

憂「お姉ちゃん、そろそろ起き……きゃああ!?」

唯1号「おはよう憂!」

唯2号「憂、おはよー」

憂「お、お姉ちゃんが二人!?」

唯3号「二人だけじゃないよ!」

唯4号「私もいるよー♪」

唯5号「私を忘れちゃダメだよ!」

憂「ちょ、こ、これどういうことなの…!?」

唯1号「いやぁ、なんか起きたら分裂しちゃっててー♪

憂「な、なんか!?」

唯2号「これで私も音楽の極みに立ったってことだね!」

憂「え、音楽の極みに立った人って分裂するものなの?…きゃっ」

唯3号「ういー、今日はお休みだしのんびりしようよー」ギュー

憂「ちょ、お姉ちゃ……」

唯4号「あ、ずるいよー私も!」ギューッ

唯5号「私もー!」ギュッ

憂「うぅ…?」

この状況、なんだかよくわからないけど…とりあえず、分裂したお姉ちゃんもあったかくて気持ちいい…♪

唯1号「ういーお腹減ったー」

唯2号「朝ご飯にしようよー」

憂「あ、うん!じゃあお姉ちゃん、ご飯にしよう!」

唯1、2、3、4、5号「はーい!」

憂「ス、ステレオ…」




66  お姉ちゃんだらけ(そのに)  [sage]  2010/01/24(日) 19:52:56 ID:seQT5t6gO

こんにちは、平沢憂です。突然ですがお姉ちゃんが分裂しました。

唯1号「憂ージャム取ってー」

唯2号「憂ーマーガリンどこー?」

唯3号「憂ー牛乳がないよー?」

憂「ま、待ってお姉ちゃんたち、落ち着いて…」

唯4号「ちょっと5号!そのベーコンエッグ私のだよ!」

唯5号「私のだもーん♪憂がお姉ちゃんにあげるってくれたんだから!」

唯6号「それは私のことを言ったんだよ!ね、憂?」

憂「え、えーっと…私が言ったお姉ちゃんっていうのはそのお姉ちゃんじゃなくって違うお姉ちゃんっていうか…あ、あれ?」

唯4号「お姉ちゃんは私のことー!」

唯5号「私だよ!」

唯6号「私ー!」

憂「だ、ダメだよお姉ちゃん自分とケンカしちゃ…わっ?」

唯1号「ういー、私と一緒にテレビ見よ?」

唯2号「あーずるい1号!私と見るの!」

唯3号「私とだよ!」

憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん…わかった、皆で一緒に見よう!ね?」

唯1、2、3、4、5、6号「はーい!」

憂「…えへへ……皆いいこ…♪」

5人のお姉ちゃんと過ごすのは、普段の5倍体力を消耗します。
ですが…同時にお姉ちゃんと過ごす幸せも5倍になるのです!

…5?



85  お姉ちゃんだらけ(そのさん)  [sage]  2010/01/27(水) 03:21:08 ID:BKHRjECyO

こんにちは、平沢憂です。分裂したお姉ちゃんたちとの生活にも少しずつ慣れてきました。
ところで一つ気付いたことがあります。実はお姉ちゃんたちは一人一人性格が違うんです。

唯1号「うーいー♪一緒にアイスたーべよー♪」ギュッ
憂「ダメだよ1号お姉ちゃん、さっき食べたでしょ?」
唯1号「えー?いいでしょ~うーいー♪」
憂「く、苦しいよー…♪」

1号お姉ちゃんは甘えんぼですぐに抱きついてきます。
もしかすると分裂する前のお姉ちゃんに一番近いかもしれません。

唯2号「……」ジー
憂「どうしたの2号お姉ちゃん?顔になにかついてる?」
唯2号「べ、別に…なんでもない」
唯3号「2号も憂にくっつきたいんだよねー?」
唯2号「そ…そんなわけないじゃん!私もう高校生だし、いつまでも妹にべたべたするとかあり得ないし!」
唯3号「じゃあ2号は憂にくっつくの禁止ね♪ういー♪」ギュッ
憂「きゃっ?」
唯2号「な…なんで3号が決めるの?意味わかんない!」
唯3号「だってべたべたするのあり得ないんでしょー?だったら文句ないよね♪」
唯2号「あ、あり得ないって言ったのはあくまで程度の問題で…」
唯3号「じゃあ抱きつきたいんだ?」
唯2号「う……」



86  お姉ちゃんだらけ(そのよん)  [sage]  2010/01/27(水) 03:26:26 ID:BKHRjECyO

唯2号「グス……ういー」

おずおずと服の裾を掴む2号お姉ちゃんは意地っ張りです。なんだかケンカした時のお姉ちゃんみたいでかわいいです♪
そして3号お姉ちゃんは少し意地悪です。かわいいだけにギャップがすごいです!

憂「ふふ…♪あ、ごめんね皆、私そろそろご飯の準備しなくちゃだから…」
唯4号「あ、憂ー♪ちょうどよかった、ご飯の準備ならお着替えしなくちゃだね!」
憂「ひゃっ!?よ、4号お姉ちゃ…なんでメイド服があるの!?」
唯4号「前に着たやつ、さわちゃんが持っていっていいっていうから♪どれ、お姉ちゃんが着替えさせてあげるー!」ガサゴソ
憂「きゃあぁ!」

4号お姉ちゃんは少し…いや、かなりスキンシップが過激です。さわ子先生みたいです。
正直、こんな風に体を無理矢理触られるのはかなり嬉し…じゃなかった、かなり困ってしまいます!

唯4号「憂のおっぱいぷにぷに~♪お尻やわらかくって気持ちいい♪」スリスリ
憂「や、やめてぇー♪」
唯1号「憂、なんで嬉しそうなのかな…?」
唯2号「さぁ…」
唯3号「…あんまりおっきいと将来垂れるよ(ボソッ」


90  お姉ちゃんだらけ(そのご)  [sage]  2010/01/27(水) 23:59:06 ID:BKHRjECyO

4号お姉ちゃんからなんとか逃れた私は夕飯の準備をするべく台所にやってきました。が…

憂「あれ、なんかカレーの匂いがする…?」
唯5号「あ、憂!ちょっと味見してみてー♪」
憂「5号お姉ちゃん!これお姉ちゃんが作ったの!?」
唯5号「うん!まぁ食べて食べてー」
憂「い、いただきます……パク」
唯5号「どう、美味しい?」
憂「お…おいしい…」

お姉ちゃんのことだから、隠し味に甘いものをどっさり入れたりしたんじゃないかと思ったけど…私が作るのよりおいしい!

憂「5号お姉ちゃん、こんなにおいしいの作れるなんてすごいね!」
唯5号「いやあ大したことないよー♪そだ、ついでにトンカツも揚げてカツカレーにしてみたよ!」
見ると、こんがり黄金色のトンカツが!そうです、5号お姉ちゃんは料理がものすごく上手いのです!

憂「でもこんなに揚げるの大変だったでしょ?」
唯5号「ううん、こんなの憂が料理してくれてるのに比べたら全然大したことないよ!」
憂「お姉ちゃん…」
唯5号「私だってたまにはお姉ちゃんらしいとこ見せなきゃだもん。何か悩みとかあったらいつでも相談してね?私たちはいつでも憂の味方だから」
憂「うん…ありがとう!」




91  お姉ちゃんだらけ(そのろく)  [sage]  2010/01/27(水) 23:59:56 ID:BKHRjECyO

お姉ちゃんは、やっぱり優しくてあったかいです。
たとえ分裂して性格や言動が変わっても、お姉ちゃんはお姉ちゃん。一番大切な芯の部分は何も変わっていません。
でも5号お姉ちゃんはほんのちょっぴりだけ、他のお姉ちゃんよりも頼りになる…かもしれないです。

唯5号「それじゃ、皆呼んでご飯にしよ…あーーーー!」
憂「ど、どしたの!?」
唯5号「ういー…炊飯器のコンセント入ってなかった……」
憂「あらら…」

…やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんです。


102  お姉ちゃんだらけ(そのなな)  [sage]  2010/01/29(金) 03:47:47 ID:zQ9XronZO

ご飯も炊いて皆でカレーを食べていると、6号お姉ちゃんがこんなことを言い出しました。

唯6号「ところで、お風呂は当然皆で入るんだよね?せっかく大人数なんだし!」
憂「え!?」
唯1号「さんせー♪皆で入ったら楽しいよね!」
唯2号「ま、まぁどうしてもっていうなら一緒に入ってもいいけど…」
唯3号「わぁ楽しみ♪皆で入れば自分の体を客観的に見られるね!そして改めて気付くんだよ、自分の体の貧相さに!」
唯4号「ジュルリ…8P…ど、どうしよう、憂がおかしくなっちゃうかも…でも大丈夫、私が手取り足取り教えてあげるから♪」
唯5号「…4号ちゃん、さすがに自重しようね」

皆は色んなことを言っていますが、かくいう私はといえば嬉しさ半分不安半分といったところでした。
お姉ちゃんと久しぶりに一緒にお風呂に入れるのはもちろん嬉しいです。
でもこの個性派揃いの皆と入ったら何が起こるか…色々な意味で個性の強い6号お姉ちゃんの提案というのも不安です。ていうか…

憂「あ、あのー…こんな大人数でお風呂入るのは無理じゃないかな…?」
一同「……」

なんということでしょう。皆そのことをまったく考えていませんでした。
やっぱり、お姉ちゃんはお姉ちゃんです…



103  お姉ちゃんだらけ(そのはち)  [sage]  2010/01/29(金) 03:50:11 ID:zQ9XronZO

唯1号「考えてみたらそうだね…家のお風呂じゃせいぜい3人がいいとこだよー」
唯5号「よし、ここは公平にあみだくじで決めよう!私、今から作ってくるね!」

あみだくじを作りに部屋に戻った5号お姉ちゃん。
皆のために率先して動くなんて、やっぱりしっかり者なんだなぁ♪まだ食事の途中だけど…

唯6号「5号ちゃんがいない間にじゃんけんで決めようかー♪」
憂「え!?」
唯3号「ちょうど偶数になったことだしね♪はい、二人一組にわかれて!」
憂「え、あの…5号お姉ちゃんは…?」

5号お姉ちゃん抜きで行われたじゃんけんの結果、私とお風呂に入ることになったのは6号お姉ちゃんと7号お姉ちゃんでした。
そういえば、7号お姉ちゃんとはまだあまりしゃべってないな…

憂「7号お姉ちゃん、よろしくね」
唯7号「うん…よろしくね」

7号お姉ちゃんはクールです。皆が騒いでる時にも我関せずという感じで窓の外を眺めていました。
髪を七三に分けているところがかっこかわいいです。色々話せたらいいんだけど…

唯6号「わーいわーい♪おっふろ、おっふろ、おっふっろー♪」
唯7号「……」
憂「じゃあお先に入ってくるね。5号お姉ちゃんによろしくね…」



104  お姉ちゃんだらけ(ざつだん)  [sage]  2010/01/29(金) 03:58:33 ID:zQ9XronZO


唯4号「はぁ…せっかく憂とあんなことやこんなことができると思ったんだけどなぁ」
唯3号「モグモグ…あんなことやこんなことって?」
唯2号「……」(…き、聞きたいわけじゃないけど耳に入っちゃうからしょうがないよね)
唯4号「そりゃあ、押し倒したり…」
唯1号「きゃー♪押し倒す!?」
唯4号「揉んだり…」
唯2号「揉む!?」
唯4号「舐めたり…」
唯1・2号「なな、舐めるぅ!?///」
唯3号「モグモグ…4号はえっちだねぇー♪あとはあとは?」
唯4号「あとは…」

ガチャ

唯5号「皆お待たせ!あみだ出来たよー♪いやぁ、意外に難しいもんだねあみだって…あれ?」
唯1号「あれ、5号ちゃんは不戦敗になったんだよ?」
唯5号「え…?ふ、ふせ…?え?」
唯3号「モグモグ…ゴクン。ごちそうさま5号、カレーおいしかったよー♪」
唯5号「あ、私のカレー…」
唯1号「まぁまぁ、洗い物手伝うから元気出しなよ5号ちゃん!」
唯4号「私だって行けなかったんだしさ♪…手伝ってあげるから後で憂の下着取ってきてね。あと体触らせて!自分の体だから文句ないよね♪」

唯5号「…澪ちゃんの気持ちがちょっとだけわかったよ」

つづく!
最終更新:2010年01月29日 09:51
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