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病み憂です。

218  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:28:13 ID:eER2j+6Y0 [1/7]

病み憂です。鬱展開注意

~~~~~~~~~~~~

どうも!平沢唯です。

突然ですが、私には妹がいます。
名前は憂といいます。
しっかりしてて、優しくて、私よりずっとお姉さんな妹です。
そして私と憂は、ほとんど二人で暮らしています。
というのも、両親は最近出掛けてばかりで、なかなか帰ってきません。
でも心配はいりません。
ご飯は憂が作ってくれます。憂の作る料理はとても美味しいです。
他の家事も、ほとんど憂がしてくれます。
私もちゃんと手伝ってますが、失敗ばかりで結局邪魔になってるような気がします。
でも憂は、そんな私に「手伝ってくれてありがとう」なんて笑顔で言ってくれます。
私は、そんな優しい憂が大好きです。

「ねえ、お姉ちゃん晩御飯は何がいい?」
「えっとねー・・・あ、シチューがいいなぁ」
「シチューだね、わかったよ」

いつもの会話。
いつもの日常・・・?

いいえ。
私は最近悩んでいます。
というのもなんだか最近・・・憂の様子がおかしいのです。
昨日なんか、「一緒にお風呂入ろうよ」なんて言われました。
もう中学校に上がる前には私も憂も一人でお風呂に入るようになってたのに。
でも、たまにはいいかな・・・と私は憂と一緒に入りました。

これだけではありません。
ここ数日、私は憂と一緒に眠っています。
夜になると憂が、怖い本を読んで一人で眠るのが怖い、と私のベッドに潜り込んでくるのです。
私は不思議に思いました。
そんな一人で眠れなくなるほど怖い本なんか、毎晩読まなきゃいいのに。

そして私は、その怖い本が気になり始めます。
どれだけ怖いんだろう。ちょっと読んでみたいな。
なので昨日憂がお買い物に行っている間、こっそり憂の部屋に入って、その怖い本を探しました。
憂には悪いと思いつつ―――本棚や引き出しの中などを。
でも、残念ながらその怖い本は見つかりませんでした。
もしかして友達に貸しちゃったのかな。

でも、憂が怖い本を買って読むなんて、正直想像できません。
      • やっぱり、最近の憂はなんだか変です。姉妹だから、わかります。

「お姉ちゃん、シチュー美味しい?」
「うんっ!美味しいよ~。よっ!料理上手!」

私は憂の作ってくれたシチューを食べました。
とっても、美味しいです。



219  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:28:54 ID:eER2j+6Y0 [2/7]

お母さんが作るのより美味しいかも?

「お姉ちゃんは、料理の上手な人、好き?」
「え?もちろん好きだよ?毎日美味しいご飯が食べられるんだもん」
「そっか。よかったー」

      • 普通の、他愛もない姉妹の会話です。
でも、この何気ない会話にも・・・何か違和感。
私の気のせいでしょうか。

「ごちそうさまっ! さて、今日は宿題頑張るぞー!」
「うん。後片付けは私が全部するから、宿題頑張ってね。お風呂も準備が出来たら呼ぶから」

私は満腹になったお腹をさすりながら、自分の部屋に戻ります。
本当はちょっとギターの練習なんかをしたかったのですが、今日は宿題をしなければいけません。
私は机に向かい、気合を入れます。よし、頑張るぞっ!

      • しかし、そこはやっぱりダメな私。
気付けば、私は机に突っ伏して眠ってしまっていました。
どれくらい時間が経ったのでしょう。
私は、憂に肩を揺すられて目を覚ましました。

「ん・・・んぁ・・・?」
「もう、お姉ちゃんったら・・・呼んでも返事がないから来てみれば」
「えへへ、面目ない・・・」
「お風呂の準備できたよ。はい、着替えとタオル」

私は憂から、着替えとタオルを受け取ります。
本当に私ってダメダメ・・・。
いいや。お風呂入って、スッキリして、すぐ寝ちゃおう。
宿題は早起きして朝やれば―――

「あ、私も後から行くね」
「・・・え?後から?」
「うん。せっかくだから今日も一緒にお風呂入りたいなぁって・・・駄目かな?」
「う、ううん!駄目じゃないよ!一緒に入ろっ!?」

やっぱり、今日も一緒に入るんだ。
まぁ・・・姉妹の絆が深まると思えば・・・?

「ふぅ~・・・」

私は肩までお湯に浸かりながら、思いっきり足を伸ばしました。
熱くもなく、ぬるくもない。丁度いい温度です。
そんなゆっくりした時間を過ごしていると。
ガララ、とお風呂場の扉を開けて、裸の憂が入ってきました。

「お姉ちゃん、お待たせ」

そういえば、昨日と2日連続で憂の裸を見てます。
ここ数年、ずっと憂の裸なんか見てなかったのに。
プールとかでもタオルで隠してたし。
よく見ると、胸なんかも少し膨らんできてて―――あぁ、憂も成長してるんだなぁ、なんて。

「お姉ちゃん、背中流してくれるかな?」
「ん、いいよ~」

私は一旦浴槽から出て、タオルを手に取ります。



220  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:29:43 ID:eER2j+6Y0 [3/7]

そしてボディソープをよーく泡立てて、憂の背中をこしこしと拭き始めます。

「あ、そうだ・・・お姉ちゃん」
「ん・・・どしたの?痛かった?」
「ううん。その・・・タオルじゃなくて、お姉ちゃんの手で洗って欲しいなぁ、って」

私の手で、直接?
うーん、よくわからないけど・・・。
私はタオルを下に置き、手で直接憂の背中を洗い始めます。

「ごめんね、お姉ちゃん。テレビでこの方が肌にいいっていうから」
「あ、そうなんだ~。覚えとこ」

手がつるつると憂の背中を滑ります。
私はもう、身体も頭も洗っていたので、明日から手で洗うのを試してみようと思います。

「んっ・・・お姉ちゃん・・・気持ちいいよ・・・っ」

憂が変な声を出し始めます。
もしかして、くすぐったいとか?
うーん、力加減がよくわからないや。

「えっと・・・このくらいでいいかな?」

もう十分かな、と私は風呂桶のお湯で手を洗い、ボディーソープを落とします。

「お姉ちゃん、ありがとう」

あれ?憂、顔赤いよ?
のぼせちゃったのかな。いや、でもまだ憂はお湯に浸かってないし・・・。
なんて私は少し不思議に思いつつも、再び浴槽のお湯に浸かります。
憂の身体を洗って少し冷えた体が一気に温まっていきます。
私は、そのまま何となくボーっと身体を洗う憂を見ていました。

あれ。
憂ったら、タオルで身体を洗ってる。
手で洗う方が肌にいいんじゃなかった?

「ねー憂、手で洗った方が肌にいいんじゃ・・・?」
「えっ!? あ、あぁ・・・そうだね」

憂が慌ててタオルを置き、手で肩や足などを洗い始めます。
あはは。自分で言った事を忘れるなんて、憂ったらちょっと私みたい。
少し、和んでしまいます。
身体を洗い終えた憂は、今度は髪の毛を洗い始めます。



221  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:30:49 ID:eER2j+6Y0 [4/7]

ちなみに、シャンプーは私が選んだもので、リンスは憂が選んだものです。

「・・・さて。お姉ちゃん、入るよー?」

髪を洗い終えた憂が立ち上がり、浴槽に片足を入れます。
それを見て、私は足を伸ばすのをやめ、憂の入れるスペースを作ります。
憂は軽く私にお礼を言うと、ゆっくりお湯に浸かっていきました。
二人も入っているので、浴槽から少しお湯が溢れます。

「昔はさ、よくこうやって憂と一緒にお風呂入ったよね~」
「うん。そうだね」

その後・・・私と憂は、昔のお風呂の思い出を語り合いました。
私は覚えてなくても、憂が覚えてたり。その逆も。
結局、お湯が少しぬるくなる頃までお喋りしてしまいました。

「・・・あ。今何時かな?」
「ハッ・・・私、早起きして宿題しないといけないのにー!」

そうだ。すっかり忘れてました。
明日早起きして宿題をする必要があったのでした。
私は急いで立ち上がり、風呂場から出ます。
そしてバスタオルで身体を拭き、パジャマに着替えます。
次に洗面台に向かい、歯ブラシに歯磨き粉を。
本当は何かジュースでも飲みたかったけど、そんなことしてたらもっと遅くなっちゃう。
あぁ、髪も乾かさないと。忙しい忙しい。

「憂、先に寝るね~!おやすみ!」
「あ、お姉ちゃん!?」

全て終わらせた私はパジャマ着始めていた憂にオヤスミを言うと、私は小走りで自分の部屋に。
時計を見ると、もう11時。だいぶ遅いです。
もう寝ちゃおう。明かりを消して、ベッドにダイブです。

      • あれ?
枕が二つあるけど・・・あ、憂のだっけ。
私のとこに持ってきて、そのままなんだ。
憂、今日はどこで寝るんだろ。自分の部屋かな。それともやっぱり私の部屋?
まぁどの道、憂なら眠ってる私を起こさないよう気遣ってくれる・・・よね?
おやすみなさい、憂。
あ、一応目覚まし時計セットしておかなきゃ・・・。


そして。
少し時間が経ち、もう半分眠りかけてた頃。
ガチャ・・・という私の部屋のドアを開ける音と、人の気配。憂です。
そして掛け布団が少し捲られ、憂がベッドに潜り込んできます。
やっぱり、今日も私の部屋で眠るんだ。

「お姉ちゃん・・・」

憂が、私に抱き付いてきます。
シャンプーと、ボディーソープのいい香りがします。
      • なんだか急に目が覚めてきました。

「・・・憂?」



222  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:31:29 ID:eER2j+6Y0 [5/7]

「あ・・・ごめんね、起こしちゃった?」

私は憂の方を向きます。

「なんだか目が覚めちゃって・・・。少しお話しない?」
「うん、いいよ」

私は、ずっと気になっていたことを聞いてみようと思います。

「ねえ、憂はどんな怖い本を読んでるの?」
「ん・・・えっと・・・」
「私も読んでみたくて憂の部屋を探したんだけど・・・見つからなくて」
「・・・。」
「あ、勝手に部屋入って探しちゃってごめんね・・・?」

でも、憂は黙ったまま、一言も喋りません。
あ、あれ?ひょっとして怒らせちゃった・・・?

「えっと・・・ごめんね、お姉ちゃん。怖い本の話・・・あれは嘘」
「えっ、嘘?」

驚きました。
まさか、あの憂が私に嘘をつくなんて。
でも、なんで・・・?

「私・・・ただ、お姉ちゃんと一緒に寝たかっただけで・・・」

私と一緒に寝たかっただけ?
憂って寂しがりやさんだったっけ?
それとも、もしかして何か悩みがあるとか・・・?

「お姉ちゃん・・・私の話、聞いてくれる?」

憂が私の手をぎゅっと握ってきます。
その手は、少し汗ばんでいました。緊張しているようです。
なんだろう。重大な悩み・・・?

「その。私・・・お姉ちゃんのことが好きなの」

え?なんだ、そんなこと?

「うん。私も憂のことが好きだよー?」

嘘じゃないよ。
憂はとってもいい妹だと思う。

「・・・違うの。私は、その・・・お姉ちゃんのことが、恋人として・・・好きなの」
「え・・・?」

それって、どういう・・・
もしかして、これって告白・・・?
で、でも、私と憂は血の繋がった姉妹で―――

「う、憂・・・?私達は姉妹だよ?家族なんだよ・・・?」
「そんなの関係ないよ。私は・・・お姉ちゃんのことが好き・・・」

突然のことに、頭がパニックになります。
私のことを驚かそうとしてるの?



223  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:32:10 ID:eER2j+6Y0 [6/7]

いやでも、憂の声はとても真剣で。とても嘘や冗談には―――。

「お姉ちゃん・・・好き・・・」

憂の手が、私のパジャマの中に侵入してきます。
そして、その手が私の下着を脱がそうとした瞬間。

「や、やだっ―――」

私は思わず、憂の手から逃げていました。
憂・・・どうしちゃったの・・・?
いつもの優しい憂は・・・?
変だよ、憂・・・。

「お、お姉ちゃ―――まぁ、仕方ないよね・・・。姉妹だもんね・・・。」
「憂・・・?」

憂が悲しそうに言います。

「でも・・・。私、お姉ちゃんを諦められないよ」

憂がそう言った瞬間。
ズン、という重い衝撃。憂が私に馬乗りになったのです。

「ちょ、憂・・・!?」

憂は黙りながら、今度は私の両手を掴みました。
そして両手を私の背の方に回し―――何か紐のような物で縛り始める憂。
後ろ手に縛られた状態になる私。

「ごめんね、お姉ちゃん・・・」

え?え?
なんで私、憂に縛られてるの?
夢?これは何かの夢・・・?

「お姉ちゃん・・・好きっ・・・お姉ちゃんっ・・・!」

憂の手が、私のパジャマのズボンを脱がし始めます。
そしてズボンの次は、下着。
下着の次は?

お願い、憂・・・。
もうやめて・・・。



224  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2010/06/11(金) 23:33:06 ID:eER2j+6Y0 [7/7]

私は泣きました。
しかし、私の涙は憂には届きませんでした。
幸せな日常が、崩れていきます。
あんなに優しくて、大事な妹だった憂が、今では・・・。
両手の自由を奪われた今、私は憂の成すがままでした。




そしてふと気が付けば。
窓から、明るい陽の光が差していました。
もう、朝のようです。

「お姉ちゃん・・・私、幸せ・・・」

憂はとても幸せそうでした。
一方、私はもう涙も枯れ、ぼーっと天井を眺めていました。

「お姉ちゃん、これからもずっと私と一緒に暮らそうね」
「・・・。」
「あ、家から一歩も出なくていいよ。退学届けも私が出しておくから」
「・・・。」
「軽音部のことも大丈夫。私がお姉ちゃんの代わりに入部するから」
「・・・。」
「だから、何も心配しないで。お姉ちゃんは私のことだけ見てくれてればいいから・・・」

憂が、私の頬にキスをします。
憂は笑っていました。
一晩で、私から何もかも奪った憂。
鳥の鳴き声が、聞こえます。

「あ、お腹空いたよね。今朝ごはん作るよ」

憂は、私を一人残して1階へ降りていきます。

この日より、私は憂の恋人としての人生を歩むことになります。


おわり

最終更新:2010年06月13日 22:48
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