141 軽音部員♪ [sage] 2010/06/17(木) 00:10:24 ID:MnVt44Zs0 [1/2]
唯『憂・・・もうやめて・・・本当に悪いのはお姉ちゃんだから・・・
あの時、私が逃げなかったら・・・』
私もいつの間にか泣いていた。憂を見ているのが辛くて私は視線を床に落とした。
憂『お姉ちゃんは悪くなんかないよ・・・泣かないでよ・・・?』
私は憂に謝罪の言葉を伝えようと思ったんだけどその言葉は声になんかならなかった。
憂『お姉ちゃん・・・私のこと・・・まだ好きでいてくれる?』
憂『・・・ねぇ・・・お姉ちゃん私に・・・キス・・・して・・・?
今日のこと全部忘れさせて・・・?』
唯『・・・キスだけで・・・それだけで忘れてくれるの・・・?』
私は何を言ってるんだろ?自分の許されたいだけなんだよ?
キスをすれば憂は今日の事、忘れてくれるんだよ。
キスをするだけそれだけで憂は・・・忘れてくれる・・・の?
憂は忘れても私は忘れられない・・・私の最愛の憂が汚されたこと・・・。
そして私が選んだその過ち。
唯『憂・・・』
実の妹と唇を重ねる、私のファーストキスは甘くなんてなくてしょっぱかった・・・
それは憂の味なのか私の味なのかわからなかったし、
こんなことで私は自分の過ちを許せるわけじゃなかったんだけど・・・
私の中で何かが弾ける音がしたんだ。
憂いを帯びた憂のその姿に。
142 軽音部員♪ [sage] 2010/06/17(木) 00:12:20 ID:MnVt44Zs0 [2/2]
憂『・・・お姉ちゃん・・・ごめんね、私のためにこんなこと。』
憂は泣きながら笑ってて、自分の貞操なんかこれっぽちも考えていなくて・・・
唯『憂?これからはお姉ちゃんが守ってあげるから・・・』
憂『・・・お姉ちゃん・・・私汚れちゃったから・・・今この瞬間だけでいいから・・・
もう今日の事は忘れて・・・ね?』
唯『お姉ちゃんは忘れられないよ・・・自分の過ちも・・・憂のその気持ちも・・・』
憂『お姉ちゃん・・・今日は・・・今日は何もなかったんだよ・・・
私・・・こうしてもらっているだけでも・・・もう夢見たいで・・・』
憂の眼からはまた涙があふれていた。
唯『私が守るから・・・』
唯『これからは私が守るから・・・』
憂『・・・』
今日の起こったことが変わるわけなんてない。
それでも私は憂を抱きしめる。
憂『お姉ちゃん・・・?』
憂・・・お姉ちゃんバカでしょ?
どうしようもないくらいバカだよね。
でも私に出来ることはこれくらしかないんだ。
唯『憂・・・お姉ちゃんが全部綺麗にしてあげるからね』
憂『おねぇ・・・ちゃん』
だって今日は百合(はな)の金曜日。
私たちだけの時間はまだまだたっぷりあるんだよ。
終わり!
最終更新:2010年06月17日 20:59