420 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04:21:08 ID:/Tm9e0bb0 [2/7]
──唯の部屋──
唯「うう、まだこんな時間なのに…なんか目が覚めちゃった…あれ?」
唯「いつものヘアピンがない…制服にタイツも」
唯「ういが洗濯してるのかなぁ…?でもヘアピンは?」
唯「うーん…ういに聞いてみよっとー」
──憂の部屋──
憂「………」
憂「早起きしてまで何やってるんだろ、私…」
憂「純ちゃんに『平沢姉妹似すぎ!』って言われてから、私…なんかおかしいのかな」
憂「でもこの時間ならお姉ちゃんはまだ寝てるはず!」
憂「…ちょっとだけなら、いいよね」
………
憂「えっと…髪型はここの前髪を下ろして…あは、たまにセット手伝う時と同じ感じだよ」
憂「…それから制服と…タ、タイツを///」ゴソゴソ
憂「…お姉ちゃんの匂いがする…/// それに何だかお姉ちゃんに包まれてるみたい…」
憂「仕上げにヘアピンをつけて…っと」スチャ
憂「わ…どこからどう見てもお姉ちゃんだぁ…///」
憂「声はちょっと柔らかい感じで…せーのっ」
421 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04:22:17 ID:/Tm9e0bb0 [3/7]
──廊下──
唯「(どこにもいなかったし、まだ寝てるのかな?)うーいー、起きてr」
憂『放課後ティータイムは、いつまでも、いつまでも…放課後ですっ!!』
唯「へ…?う、うい…?(今の声、わたしにすごい似てた…)」
憂『えへへ…あの台詞かっこよかったなぁ、お姉ちゃん。みんな見惚れて一瞬静まり返っちゃったもんね』
憂『私、お姉ちゃんにそっくりに生まれてきて良かったっ…こんなに素敵な人の姿になれるなんて…』
唯「(も、もしかしてわたしの格好してるの!?たしかに髪型合わせたらほんとにそっくりになるけど…)」
憂『うい~、アイス~…なんて。…かわいいよぉ、お姉ちゃん…』
唯「(なんだか入るに入れない!でもういがかわいい!なにこれ!今すぐ抱き締めたい!!)」ウズウズ
憂『♪キミが~そばに~いるだ~けで~♪いつも~勇気~もらっ~てた~♪』
憂『♪いつま~で~で~も~一緒にいた~い♪この気持ちを伝えた~いよ♪』
唯「(あ…U&Iだ。学園祭以来ういの前では演奏できてないのに、ちゃんと覚えてるんだなぁ…)」
憂『♪晴れの日にも~雨の~日も♪キミはそばにいてく~れた~♪』
憂『♪目を閉じれば~♪キミの笑顔~♪輝いて~る~♪』
唯「(し、しかもうまい…ほんとにわたしみたいな声で歌ってる…)」
憂『お姉ちゃん…』グスッ
唯「(泣いてる!?2番の歌詞がわからないから!?後で教えてあげないと!)」
憂『お姉ちゃん…学園祭なのに…3年間の集大成なのに…こんな歌詞の曲を作ってくれて…』ポロポロ
憂『私…それだけで…幸せだよぅ…』
唯「(うい…)」
………
唯「(ええい!ここで行かなきゃお姉ちゃんじゃないっ!)」フンス!
422 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04:22:59 ID:/Tm9e0bb0 [4/7]
──憂の部屋──
憂「お姉ちゃん…大好k」
ガチャ
唯「うーーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーっ!!!!!!!」ガバッ
憂「○×△□!”#$%&’()=~|!?!?!?!?!?!?!?」ビクゥ
唯「ういー!おはよーっ!!」ギューッ
憂「お姉ちゃんっっっっっ!?!?あのそのこれはそのくぁwせdrftgふじこlp」アタフタ
唯「ういー…かわいいのはういのほうだよぉ…」ナデナデ
憂「あ…/// も、もしかしてお姉ちゃん…聞いてたの…?」
唯「えへへ~。早起きはさんもんのとく!だねぇ~」スリスリ
憂「ううぅ…/////」
唯「うい」
憂「…?」
唯「…似合ってるね、そのかっこ!」
憂「っ…!/// き、きっとお姉ちゃんのほうが…似合うよ」
唯「そうかなぁ~?わたしもういを見習っていめちぇんしてみるよ、いめちぇん!」
憂「え…?」
唯「ちょっと待ってて!あ、リボン借りるねー!」ダッ
憂「も、もしかして…」
423 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04:24:58 ID:/Tm9e0bb0 [5/7]
……………
唯「じゃーん!」
憂「やっぱり私になってる!?」
唯「どうかなぁ?…『お姉ちゃぁ~ん、起きてぇ~、遅刻しちゃうよぉ~』」
憂「私そんなんじゃないよぉ、お姉ちゃん」クスクス
唯「ちぇー」
憂「でも…似合ってるよ、お姉ちゃんっ!」
唯「でしょ~。今日は一日このままでいよう!」
憂「え!?…じゃあ、私は」
唯「もちろんういも今日はずっとそのままだよ!お風呂入るまで!」
憂「ううぅ…ちょっと恥ずかしいよ」
唯「きにしないきにしない~。あ、今日は朝ごはん私が作っちゃうから!」
憂「お姉ちゃんが!?…ちょっと心配かも」
唯「む、失敬な。わたしの特製おかゆの味を知ってるくせにっ」
憂「あ…お姉ちゃんのおかゆ…(あの時、お姉ちゃんが私の為に作ってくれた…U&Iと一緒に)」ポロ
唯「!!」
唯「もっ…もしかしてアレ、おいしくなかった…?」
憂「う…ううん…とってもおいしかったよ…それに、嬉しかった…」グスッ
唯「(あ………)」
唯「………うい」
唯「今日の放課後…部室に来ない?」
憂「えっ…?う、うん。でも、邪魔にならない…?」
唯「そんなわけないよぉ」
唯「…憂に聞いてほしいんだ。U&Iの、フルバージョン」
424 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04:25:41 ID:/Tm9e0bb0 [6/7]
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結局その日、私達は別々の格好をして一日を過ごしました。
お姉ちゃんは律さんに、私は純ちゃんにいじられてしまったのは言うまでもありません。梓ちゃんにはまた驚かれちゃった。
そして放課後、音楽室。私は特等席で放課後ティータイムのライブに招かれ、初めてU&Iの続きを聞きました。
この時だけは、お姉ちゃんも私も、元の格好…「唯と憂」に戻って。
それからの記憶は曖昧です。ただひたすら泣きじゃくっていたことだけは覚えていますが…。
…でも、U&Iのメロディ、歌詞…。これだけは忘れるはずがありません。しっかりと記憶に刻み込まれました。
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憂「お姉ちゃんっ」
唯「うんー?」
憂「私こそ…ありがとうっ!」
感想をどうぞ
- うむ…うむ…… -- (名無しさん) 2012-10-04 23:59:16
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-- (名無しさん) 2011-01-05 20:00:38
最終更新:2010年10月01日 19:03