498 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯「うい、ういっ!」
憂「お姉ちゃんどうしたの?なんだか嬉しそうだけど…」
唯「ふっふっふー。これを見るがよい!」ジャーン
憂「…『けいおん!?』?なにこれ?」
唯「これはなんとっ!わたしたちのギャルゲーなんだよ!」フンス
憂「ギャルゲーって…恋愛シミュレーションのこと?」
唯「そうそう!」
憂「へぇ~………って!?なんでそれがお姉ちゃん達なの!?」
唯「わたしたちだけじゃないよぉ~。もちろんういもちゃんと登場するからね!」
憂「えええ!?な、なんか恥ずかしいよぉ…。で、でもどうしてそんなものが?」
唯「なんかね~、ムギちゃんが今日持って来てくれたんだー。琴吹グループの総力が結集されたゲームなんだってぇ」
憂「へ、へぇ…なんだかすごいね(紬さんどうしてそんなものを…)」
唯「でしょ!はいコレういの分!」
憂「私のもあるの?」
唯「そりゃそうだよ~。それじゃわたしは早速始めてくるね!」ダーッ
2010/10/06(水) 00:07:20 ID:bHZ+WrwB0 [2/7]
499 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
──唯の部屋──
唯「主人公は…わたしなのかぁ」カチカチ
憂『お姉ちゃーん、そろそろ起きないと…』
唯「お、ういだー♪」カチ
───
『あと5分~』
『うい、起こして~』
『うい~、おはようのチュ~♪』
───
唯「もう選択肢!?…うーん」
唯「ちょっと本人に聞いてみよう!」
………
唯「というわけでうい!どれが一番嬉しいんだいっ?ホラ言ってごらん!」ワクワク
憂「えーと…」
憂「(一番下…なんて言えるわけないよぉ///)い、一番下以外ならどっちでもいい、かな…」
唯「ちぇー、ちゅ~はだめかぁ。ういはガードが堅いなぁ」
憂「(え、それって…///)…とっところでこれ、自力で起きるって選択肢が無いのがお姉ちゃんらしくてすごいね!」
唯「でへへ。ムギちゃんはよく知ってるなぁ~…わたしはういがいないと生きていけないからね!」エッヘン
憂「っ!/// も、もうっ!とにかくもう進めちゃってよぉ」
唯「へいへい~。うーん、それじゃういに起こしてもらおっと!」カチ
2010/10/06(水) 00:08:18 ID:bHZ+WrwB0 [3/7]
500 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯『うい、起こして~』
憂「(これ音声まであるんだ…ほんとにお姉ちゃんの声。…紬さんはいったいどんな技術を…)」
憂『えっ?もぉ、仕方ないなぁ。お姉ちゃん腕伸ばしてー』
唯『ふわぁ~い』ノビッ
憂『んしょ…っと!』グイッ
唯『ぉぉおぉ~………!』グラッ
憂『へっ!?お姉ちゃんそのまま倒れられると…っ!』
ドサッ
唯『………………』
憂『………………』
唯「おおっ!?」
憂「ええっ!?」
2010/10/06(水) 00:09:01 ID:bHZ+WrwB0 [4/7]
501 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯「きたよ!これがイベントCGってやつだよ、うい!」
憂「(おおおおお姉ちゃんがががわわたたたしをおおおおお押し倒してててててて)」プシュー
唯『えへへぇ~。うい~』ギュー
憂『お、お姉ちゃんまだ寝ぼけて…ふぁあ!?』
唯『こちょこちょ~』
憂『ひゃっ…!ぁっははは!ちょっ、だめぇ、くすぐったいよぉ…っ!』ケラケラ
唯『げっへっへ、ここがええのんか~』コチョコチョ
憂『ひゃん!あっ、そこっ、そこはダメぇぇ…///』
憂『もう…!お返しっ!』コチョコチョー
唯『うひゃあ!あっ、ひゃあぁ、ちょっ、ういっ、やめっひゃははははっ!!』
憂『おっおねえちゃんこそっ、ひゃっ、ひゃめてよぉ!』
唯『んん…っ!じゃ、じゃあ同時にっやめるよっ…わひゃひゃ!』
憂『ひゃあっ!うっうん…!』
唯憂『せぇーのっ…!』
ピタ…
唯『へへっ…うーいっ、おはよ♪』ギュ
憂『えへへ…おはよっ、お姉ちゃん♪』ギュ
2010/10/06(水) 00:09:43 ID:bHZ+WrwB0 [5/7]
502 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
………
……
…
唯「………///」ポーッ
憂「………///」ポーッ
唯「しょ、初っ端からこんなに差分のCGが豊富で濃厚なイベントがあるとは…琴吹紬、天才かっ!?」
憂「一見普通に見える選択肢でこんなすごいことになっちゃうなんて…(下なんて選んだらどうなっちゃうんだろ///)」
唯「とにかく、これでこのゲームのすごさがわかったでしょー?ういっ」
憂「うっうん…ほんとになんだかすごいね、色々と…///」
唯「そだ!次はういの方をやらない?」
憂「えっ?うん、いいけど…お姉ちゃんのと何か違うのかな?」
唯「うーん………あ!きっとうい用のはういが主人公なんだよ!」
憂「そんなぁ、私なんかが主人公だなんて…」
唯「いいじゃんいいじゃん!やってみようよぉ」
憂「やっぱり恥ずかしいけど…お姉ちゃんがそう言うなら」
唯「決まりだね!いや~ういのはどんな展開になるのかな~♪」
憂「もう…お姉ちゃんったら。それじゃ、始めるね」
唯「ひぁうぃごーっ!」
2010/10/06(水) 00:10:58 ID:bHZ+WrwB0 [6/7]
532 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
………
……
…
憂『うーん…今日の晩ごはん、何にしよう…』
憂「(やっぱり私が主人公なんだ…)」カチカチ
憂『お姉ちゃーん』
唯『うんー?』
憂『晩ごはん、何か食べたいものある?』
唯『うーんそだなぁ…なんでもいいよぉ~』
憂『えっ、今日に限ってそんなぁ………うーん』
───
『ハンバーグでいいかな?』
『オムライスでいいかな?』
『私でいいかな?』
───
憂「……………」
唯「……………」
憂「(一番下ってどういう意味なんだろう…まさかそんなっ…///)」
唯「(う、ういを食べる…)」ジュル
憂「お、お姉ちゃん…どうしよ?」
唯「(うい…おいしそうだなぁ…いろんな意味で)」ボーッ
憂「お姉ちゃん…?」
唯「ハッ!えー、えーっとぉー…わたし今日はハンバーグの気分…かなぁ~(ホントはういを食べちゃいたいけどね!)」
憂「そっそうだよね!それじゃ、一番上…っと」カチ
2010/10/08(金) 00:33:10 ID:vtz60wbm0 [2/8]
533 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
憂『ハンバーグでいいかな?』
唯『おお!そういえば今日はハンバーグが食べたいんだったよ!さすがういだね~』
憂『えへへ…。それじゃ作るから待っててね』
唯『うん!なんか手伝うことあれば言ってね!』
憂『えっと…それじゃ、BGMでも頼めるかなっ』
唯『がってんだい!よーし、ういのためにソロライブやっちゃうよ~っ!』
……………
唯『♪~』
憂「(ゲームなのに、いつも聴いてるお姉ちゃんの音色そのまま…やっぱり落ち着くなぁ)」
唯『好っき好っき~大好き~♪お姉ちゃん大好き~♪』
憂『ちょっ!それはやめてよぉ///』
唯『え~、この曲好きなのにぃ。ういはイヤなのー?』ブー
憂『イヤじゃない…けど、恥ずかしいんだもん///』
唯『ちぇー』
唯『………わたしもうい大好きなのにっ』ボソ
憂『? いま何か言った?』
唯『なっなんでもないよっ/// そ…それよりハンバーグまだ~?』
憂『もう少しだよー。あとちょっとだけ待っててね』ニコ
唯『うん…///』
唯「(見えちゃってるからぁ!ボソッと言ってもプレイヤーには見えちゃってるからぁぁぁぁ!!)」アセアセ
憂「(あの台詞、いつも言ってくれる『大好き』とちょっと違ったような…それになんで隠しちゃうんだろ…?)」カチカチ
2010/10/08(金) 00:33:55 ID:vtz60wbm0 [3/8]
534 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
……………
憂『よーし、できたっ!』
憂『お姉ちゃんお待たせ…って、あれ?』
唯『……………zzz』ムニャムニャ
憂『寝ちゃってる…起こしたほうがいいかな…』
憂『お姉ちゃん、ハンバーグできたよー?起きてーっ』ユサユサ
唯『んんー…ういのつくったはんばーぐ…おいしいよー………zzz』
憂『夢で食べちゃってる!?』
唯『むぅ…ごちそーさまぁ…ういー………zzz』ゴロン
憂『ぁ…』
唯「おお…ここでCGかっ…」
憂「(お姉ちゃんが…私にもたれ掛かって…///)」
2010/10/08(金) 00:34:39 ID:vtz60wbm0 [4/8]
535 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯『むにゃ…うい~…zzz』
憂『お姉ちゃん…///』
唯『いつも…ありがと~…うい………わたし…も…だい……す………zzz』
憂『………』
憂『お姉ちゃん…あったかいなぁ…』
憂『……………』ウトウト
憂『ハンバーグ…後で………チン…しなきゃ………zzz』
……………
唯『………うい………zzz』
憂『………おねえちゃん………zzz』
唯憂『………大好き……………zzz』
………
……
…
唯憂「………///」ポーッ
憂「…実際にも似たようなことあったけど…何だかいつもの私達って第三者として見たら…」
唯「す、すっごい恥ずかしいねぇ…///(わたしあんなに寝言多かったんだ…)」
憂「そっそれにしてもホントにすごいねこのゲーム!」
唯「そ…そだねぇ~。まさかわたしもこれほどとは思ってなかったよ…さすがムギちゃんだねぇ」
憂「私もこのゲーム、ちゃんと進めてみるよ。お姉ちゃん」
唯「よぉーし。それじゃー選択肢が出たらまた呼んでね!こっちも呼ぶからっ」
憂「うん!」
2010/10/08(金) 00:36:17 ID:vtz60wbm0 [5/8]
536 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
───数日後───
唯「うい~…ういぃぃ~…」シクシク
憂「わ!どっどうしたのお姉ちゃん!?」
唯「あのギャルゲ…バッドエンドになっちゃったんだよぉ」シクシク
憂「バッドエンド…?どういうこと?」
唯「ういが決めた選択肢通りに進んでいったのに…起こるイベントもなんだか日常のわたしたちばっかでさ…」
唯「結局…わたしが卒業してから一人暮らしを始めてういと離れ離れになっちゃったんだよぉー!」ギュー
憂「あ…それ私も同じだったよ、お姉ちゃん。私はそういうお話なんだと思ってたんだけど…」
唯「絶対ちがうよぉ!いくら本当のわたしが卒業したら一人暮らし始めるからって…」
唯「ゲームの中でくらいは…ういとずっと一緒にいたいのにぃ…」グス
憂「お姉ちゃん…」ウルッ
憂「でも…どうすればいいのかな…?」
唯「こうなったら…製作者に問い合わせるっ!」フンス!
憂「えっ…製作者って…紬さん?」
2010/10/08(金) 00:37:11 ID:vtz60wbm0 [6/8]
537 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
ピッピッ
trrrrrrrrrrrrrr
ガチャ
唯「もしもしっ!?ムギちゃん!?」
紬『ゆ、唯ちゃん?どうしたの?そんなに慌てて…』
唯「どうしたもこうしたもないよぉ!あのゲームのことで聞きたいことがあるんだよっ!」
紬『あのゲーム………ああ!あれのことね!答えられる範囲なら~』
唯「ういとずっと一緒にいられる方法を教えてくださいっっっ!!!!!」
憂「(お、お姉ちゃん…恥ずかしすぎるよぉ………/////)」
紬『あらあら…♪ うふふ。そうねぇ、唯ちゃんと憂ちゃんは元々すっごく仲良しさんだから…』
紬『お互い素直になって…一線を越えちゃわないと、ずっと同じ場所に停滞した関係のままかも…ね?』
唯憂「!!!!!」
紬『私から言えるのはそれだけよ、唯ちゃん。あとは2人で頑張ってね~♪』プツッ
ツー ツー ツー…
憂「(一線って…もしかして最初の選択肢とかにあった…あれを選べってこと…?///)」
唯「………うい」
憂「は、はいっ!」
唯「もういっかい、最初からやり直すよ!!」
憂「う…うん///」
2010/10/08(金) 00:38:17 ID:vtz60wbm0 [7/8]
538 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
─────結局、私達はお互いの素直な思いに忠実な選択肢を選んでいきました。
そこで起こったイベントは…
とても私の口からは言えません。今まで起こったイベントの比じゃない恥ずかしさということだけは確かです…。
その結果…ゲームの中のお姉ちゃんと私は無事にハッピーエンドを迎え、特別な関係になれました。
本当に良かった…。お姉ちゃんも喜んでます。
…でも、その過程でお姉ちゃんと私はあまりにも自分に正直になりすぎちゃいました。
そのおかげで─────
唯「ね、うい…このゲームの中で起こったイベント…再現してみない?」
─────現実の私達も、一線を越えちゃうかもしれません。
2010/10/08(金) 00:39:30 ID:vtz60wbm0 [8/8]
感想をどうぞ
- 予約はいつからですか? -- (唯憂は素晴らしいとは思わんかね?) 2010-10-18 21:07:50
- なにこのゲーム欲しいww -- (めびうい) 2010-10-06 19:45:33
最終更新:2010年10月08日 20:00