154 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯「うぅ、さぶさぶだよぉ…ういー」
憂「なんだか急に冷え込んだね~、お姉ちゃん」
唯「いよいよ冬が近付いてきているんだねぇ…」
憂「冬…かぁ。楽しみだなぁ…」
唯「ほえ?そうなの?」
憂「うん。私は冬がいちばん好きだよ」
唯「そーなんだぁ。でもどーして?」
憂「えと…色々あるんだけど、やっぱり…」
唯「やっぱり?」
憂「お、お姉ちゃんとの思い出が…いっぱいある季節…だから…///」
唯「うい………(かっ、かわいい…)」
憂「例えば小さい頃のあのホワイトクリスマス…お姉ちゃんは忘れてるみたいだけど、私はほんとに嬉しかったよ!」
唯「うーん…ういにとってそんなに大事な思い出を忘れてるなんて…わたしのばかぁー」
憂「ううん、気にしないでお姉ちゃん。そう思ってくれるだけでまた嬉しくなっちゃった…えへへ」
唯「(うう…健気さが眩しすぎて直視できない…)」
2010/10/27(水) 04:43:16 ID:kCUc7PuO0 [2/7]
155 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
憂「クリスマスといえば…お姉ちゃんがけいおん部に入ってからのクリスマス会もすっごく楽しいよ!」
唯「それはわたしも!…って、わたしが部活初めてから?クリスマス会ならそれまででも和ちゃん呼んで毎年やってたけど───」
憂「うん、勿論それまでのも楽しかったんだけど…」
憂「けいおん部の皆さんと集まって賑やかにクリスマス会やるようになってからは、お姉ちゃんも活き活きしてて」
憂「見てるこっちまで楽しくなっちゃうから」
唯「そっかぁ…実はわたし、部活始めてからういのことあんまりかまってあげられなくて…何だか申し訳なかったんだよね」
唯「でもういがそういう風に思ってくれてたなら、ちょっと安心したかも」
憂「うん。だから私のことなんて気にしないで…お姉ちゃんはお姉ちゃんのしたいことをしてくれていいんだよ」
唯「(うい………)」
唯「………………」
唯「………………ふっふっふ、言ったなー…?うい…」ジリッ
憂「へっ?」
唯「これが…今わたしがしたいことだぁーっ!!」ギュゥーッ
憂「ひゃっ!ど、どうしたのお姉ちゃん!?」
唯「ういー…ういはもっとわがままになってもいいんだよ…?」ナデナデ
憂「あ………」
唯「さっきの言葉、本音じゃないよね…?それくらいわかるんだからっ」ギュゥゥ
憂「そっそんな…私はお姉ちゃんが幸せなら、それだけで私も───」
唯「わたしは『憂が本当に幸せ』じゃないと、幸せになれないよ?」
憂「!!」
2010/10/27(水) 04:44:13 ID:kCUc7PuO0 [3/7]
156 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
唯「ねぇ、うい?聞かせてよ。憂の本音を………憂にとっての、本当の幸せを」
憂「(そそそっそんな耳元で囁くなんて…反則だよぉ…!///)」
憂「……………」
憂「………………どうして」
唯「?」
憂「どうして、わかっちゃうのかなぁ…」
唯「…ふふん、ぐもんだねうい!それはわたしがういのお姉ちゃんだからだよっ!」
憂「………えへへ、そうだよね…」
唯「んー?」
憂「離れないで…もっと、ぎゅーってして………それが今の私の、本音だよ」
唯「………」
唯「えへへ…いい返事だね、憂」ギュッ
憂「お姉ちゃん…♪」ギュ
2010/10/27(水) 04:45:23 ID:kCUc7PuO0 [4/7]
157 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
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憂「そういえばね、冬が好きないちばんの理由…まだ言ってなかったんだ」
唯「ほぉ~、なになに?」
憂「寒くなってくると…このマフラー、巻いて歩けるから///」
唯「おぉ!わたしも寒い時はブークロちゃんが大活躍だよ!」
憂「ブークロちゃん?」
唯「ブークロちゃん!ういに貰った手袋の名前だよぉ~」
憂「わぁ、素敵な名前…!良かったね、ブークロちゃん♪」
唯「でへへ。これ着けてると、あの時のこと…思い出すんだよね」
憂「あの時って?」
唯「わたしとういがこれをプレゼントしあうきっかけになった…あの寒い日のこと」
唯「ブークロちゃんを手に着けてると、あの時みたいにういが手を重ねてくれてる感じになるんだぁ」
憂「あっ、それは私も一緒だよ!このマフラー巻いてると、あの時みたいにお姉ちゃんのマフラーに包まれてるみたいで…」
唯「だよね!もぉブークロちゃんはさいこーだよぉ…これ着けてギターも弾ければ完璧なのにっ」
憂「あははっそれは仕方ないよぉ、手袋なんだし」
2010/10/27(水) 04:46:20 ID:kCUc7PuO0 [5/7]
158 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]
憂「でも、私も…このマフラーでひとつだけ残念なこと…あるかも」
唯「え゛っ!?やっぱりあのデザインが───」
憂「ううん、そうじゃないよ。あの絵はお姉ちゃんらしくて大好き!」
唯「(よ…よかった………ってあれ?あの絵がわたしらしいって…)」ガーン
憂「このマフラー巻いてると…も、もうあの時みたいに…お姉ちゃんと一緒の…マフラー…巻い…て…歩…け…ない…から…///」ボソボソ
唯「うっ、うい…(可愛いよー!!可愛すぎるよー!!!わたしの妹はこんなに可愛いに決まってるよー!!!!)」プルプル
憂「お…お姉ちゃん…?」
唯「(上目遣い!?……………もう…ダメ…)」
唯「………ういーーーーーーーっ!!」ギューーーー
憂「ふぁ!また…ってお姉ちゃん、くるしいよぉ…♪」
唯「ういういういっ!このこのぉー!ういやつめっ、もじどおり!」スリスリナデナデ
憂「あはっ…お姉ちゃんどうしちゃったの…っ」
唯「ういが可愛すぎるのがいけないんだよ!もうういは誰にも渡さーーーーーん!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
憂「えへへぇ…♪」
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その後、私はお姉ちゃんと一緒に外へ出て寒い街中をお散歩しました。
お姉ちゃんは『ついうっかり』自分のマフラーを忘れてしまったので、『仕方なく』私のマフラーを一緒に巻いてあげました。
私も『ついうっかり』自分の手袋を忘れてしまったので、お姉ちゃんは『仕方なく』ブークロちゃんを片方貸してくれました。
もう片方の手は、お互いで手を繋いで補います。まるで…あの時のように。
唯「あったかあったかだねぇ、うい~♪」
憂「うん!あったかあったかだね、お姉ちゃん♪」
これから毎日、寒い日は私もお姉ちゃんも…ついつい『うっかりさん』になってしまうかもしれませんね♪
おわり
2010/10/27(水) 04:47:31 ID:kCUc7PuO0 [6/7]
感想をどうぞ
- あったかあったか〜 -- (名無しさん) 2013-03-20 10:22:59
- ついついうっかりじゃあ仕方ない -- (唯憂は素晴らしいとは思わんかね?) 2010-10-31 08:55:37
最終更新:2010年10月27日 21:05