森本 美紀-柏木梓

森本 美紀(To Heart) VS 柏木梓(痕) の観戦記 R21 32-132

解説


 今日の試合はTo Heartから脇役眼鏡っ子森本美紀、痕から柏木4姉妹の巨乳次女柏木梓と、すっかりベテランの域に達した作品同志のキャラの対決となった。森本美紀は琴音シナリオで彼女の超能力訓練をみて凄いと驚く少女、一方の柏木梓は痕のメインヒロインの4姉妹の中で唯一の巨乳キャラで、一家の(特に家事面での)大黒柱である

 試合前の紹介と口上からして、知名度や人気という最萌ト-ナメントにおける重要な要素に不安をもつ両者の対決とはなったが、支援が先に出たのは柏木梓。森本美紀に2票入ったあとは地力の差を見せ付ける展開となり、やや遅れながら森本美紀にも支援画像が投下されるものの、柏木梓のペースは否めない。が、どうにも投票には「不遇」だの「3姉妹のサポート要員」とネガティブなコメントが目立つ。貶しめている・・・というよりは自虐的、どちらかと言えば「好きな子をからかってみたい」の類であろうか。貧乳発言をして狩られるのは梓の姉の専売特許と化しているが、梓とてこの手の発言には「鉄拳制裁」ならぬ「鉄拳正妻」の名の元に天誅を下すのが葉鍵板関連スレでの風景で
あるのだから。そういったネガティブ系なコメントばかりでなく「ツンデレ」「夜は従順」「おっぱい」といったちゃんとしたコメントでの投票も多かった。一方の森本美紀、元々の出番が少ないとあって中盤以降すっかり相手に呑まれた形とはなったが、それでもファンの支援はキチンとつき意地を見せるが、試合は61-5で柏木梓の勝利となってしまった。

分析


 負けた森本美紀、あの出番量で最萌を勝ちあがるのは無茶と無謀というべきであったか。しかしながら、敗因のすべてを彼女に求めるのはあまりに酷というものであろう。東鳩とは藤田浩之の視点で進むストーリーで、たまたま浩之が出会った琴音と絡んだから話に出てきただけの存在であり、仮に森本美紀を中心にしたストーリーがあるとしたら、出番は格段に上がったはずである。出番が多く、メイン級の脇役をくうサブキャラもいても良いだろうが、ゲームや漫画、小説や映画等、古今東西の物語で真に必要なのはこういった目立たず物語に参加して、決して記憶には残らないサブキャラではないのだろうか、と主張する。誰が一体森本美紀の出番の無さを笑えるというのだろうか。人は自分の物語の主役であり、誰かにとってのメインキャラであり、また誰かにとって記憶に残らないサブキャラであるはずなのだから。

 勝った柏木梓。普段「扇風機」だの「柏木家は千鶴、楓、初音の3姉妹」だの「産まれたときに取り違えられ、本物はとある喫茶店で働いてる」だの言われていて、ぶっちゃけ痕の4姉妹の中での人気は4位であると断言していい。が、彼女の名誉のために言っておけばこれは痕の4姉妹での話であって、発売から10年がたとうかというのに、未だに語り継がれているのは立派な人気キャラの証拠である。むしろそういったネガティブイメージを逆手にネタにした投票が目立った今日の試合、終わってみれば相手が出番の少ないサブキャラということもあって、票数支援ともに圧倒した磐石の結果となった。ネタ系コメントで試合の主導権を握り相手を圧倒するのは、長姉の試合でも見られる伝統の戦い方であろう。

 柏木梓の次の相手はCLANNADから岡崎汐。相手は一回戦で奇しくも同じ痕の巨乳キャラ相田響子を破っての勝ち上がりで、痕にしてみればリベンジのかかった試合、また相手は祖母早苗母渚が敗れており、一家最後の砦として、どちらも気合は充分であろう。長女千鶴の優勝の陰で目立たないが、前回他の痕キャラは二回戦までに敗退していて、くじ運はかなり悪い方であった(今回も姉妹対決があるなど、良いとは必ずしも言えないが)。そういう意味でも、前回は必ずしも他の3姉妹にとって満足のいく結果ではなかったはずである。奮戦を期待したいところである

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最終更新:2007年01月04日 15:54
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