あるお兄さんの下に一匹のれいむが居ました。
このれいむはとても心優しいれいむで乱暴なことや痛いことが大嫌いな非常におとなしいれいむです。
お兄さんはれいむが大好きで、れいむもお兄さんが大好きでした。
けれど、れいむにはお兄さん止めて欲しいことが一つだけありました。
夜。鍵のかかった地下室でお兄さんと向かい合うれいむ。
周囲にはたくさんの針やはんだごてのような虐待に使えそうな道具がたくさん並んでいます。
「ふっふっふ・・・れいむ、準備はいいか?」
「ゆぅ・・・おにーさん、れいむこんなのいやだよぉ・・・」
れいむは必死に抗議をします。けれど・・・
「ダメだ。いつも通りちゃんとやるんだ」
服を脱いで褌一丁になったお兄さんは頑なにあることを要求してきます。
「さあ、れいむ!今日も僕を苛め抜くんだ!」
そう言ってお兄さんは地下室の床に大の字になりました。
「ゆぅぅぅ・・・」
れいむはしぶしぶ針を咥えてお兄さんの太ももを突き刺しました。
「んほおおおおおお!れいむ、そこだ!すごくいいよ!!」
お兄さんはすごく嬉しそうです。
体中どこに刺してもお兄さんは大喜びです。
はんだごてを体に押し付けたときは流石に痛そうですが、それでもどこか満ち足りた表情をしています。
けれど、れいむはとても心優しくて、ちょっと気弱な子なので誰かを傷つけるのが大嫌いです。
だから、優しい主人を針で刺すのが辛くて仕方ありません。
お兄さんを傷つけていると何故か自分の体まで痛くなってきてしまいます。
それに、お兄さんの返り血を浴びてしまったときは思わず餡子を吐き出して気を失いそうになります。
それでもお兄さんは止めさせてくれません。
何度も何度も執拗にれいむに自身を傷つけるように要求してきます。
「ふぅ・・・今日もすごく気持ちが良かったよ、れいむ」
「ゆぅ・・・ぎぼぢわるいよおおおお・・・」
朝を迎えるころには返り血の匂いと、お兄さんを傷つけたことに対する良心の呵責と、お兄さんを傷つけたときに感じた痛みでれいむはぼろぼろになっていましたとさ。
めでたしめでたし。
---あとがき---
何がめでたいんだよ。
最終更新:2008年09月14日 09:42