映姫×ゆっくり系3 地獄で苦しめ

fuku2050の続きを勝手に書いてみた。
東方キャラが出ますが、性格が改変されてるかもしれませんのでご注意を。
なお、fuku2050の作者様から何かしらの警告などがあった場合削除します。



「まりさぁ……どうじでえ……」
ゆっくりれいむは、雪の降るなか凍死した。
最後まで自分の何が悪かったのか自覚しないまま眠った。
それどころか、すべてはこんなかわいい自分を追い出したまりさが悪いと思い、
そして食べ物を持ってこなかったお兄さんが悪いと思った。


罪を理解しない。罪を罪と思おうとはしない。
それは何物にも勝る、もっとも大きな悪行である。
甘やかされて育ったれいむには、もし生きていたとしても一生わからないことであろうが。
そもそもゆっくりには理解できまいが。


「ゆっくり起きたよ、ゆゆっ!?」
れいむが目を開けると、そこは見たこともない場所だった。
自分が今までいたのは、一面銀世界の、極寒の場所だった。
しかしここは一面に赤い花が広がっており、寒さも感じない。

そして、起きるまでとの状況の変化に気付いた。体が重く、おなかも減っていて力も出なかったのに、
今は体がすいすいと動かすことが出来る。
「ゆっくり~♪ ここはきょうかられいむのゆっくりプレイスにするよ!」
幸せいっぱいに、昨日自分に何が起こったのかも忘れ、れいむは飛び跳ねる。

「あー、またゆっくりかぁ」
「ゆゆっ?」
そこへ肩に大きな鎌を担いだ、胸の大きな女性が近づいてきた。
しかしれいむは
「おねえさんかわいいれいむにたべものをもってきてね!!」
見ず知らずの人物にこれだ。
女性、死神・小野塚小町はゆっくりの言うことにはもはや馴れてるのか、ため息をつく。
「ゆっくりが言うことは全然変わらないねえ……」
「ゆ! ごちゃごちゃいってないでれいむにtブギャ!」
小町は無言でれいむを蹴り、舟に乗せる。
ゆっくりが幻想郷に現れてから、ゆっくりの魂が冥界に来なかった日など一日たりともない。
「ゆっくりは代金も払わないしふてぶてしいのばっかだし、いっそ絶滅してくれないかねえ…」
物騒なこともぶつぶつと言いながらも舟を出す。

れいむは舟を出している間も「たべものをもってきてね!」だの「きこえないの?ばかなの?」だの罵倒していたが、
小町はゆっくりの戯言などもはや馴れてしまっており、右から左へ聞き流している。

「全く四季様はさ、ゆっくりにいらつくのはわかるけどあたいに説教するのはお門違いだと思うんだよね」
「そういえば博麗の巫女がゆっくりを饅頭製造に使い出したそうでさ、ゆっくりの魂が無駄に増えるから困るんだよねえ」
そして仕事の愚痴をゆっくりの声をさえぎるかのごとく、長々と話していた。

ようやく舟が対岸に着いた。
「ほら、ついたぞ。あそこはお前がゆっくり出来るかもしれない場所だよ」
「ゆっ! ゆっくりできるの!?」
れいむはその言葉に反応する。
やはりお姉さんはかわいいれいむをゆっくりさせてくれるんだ。
あのお兄さんとは違う、あんな食べ物もロクに持ってこないグズなお兄さんとは違うんだ。
このお姉さんなられいむをかわいがってくれる!!

未だ状況がわかっていないれいむ。自分が死んだことも忘れているのだ。

「ほら、あのお屋敷の中に入りな。あそこの連中ならゆっくりさせてくれるかもよ」
「ゆ~♪」
れいむは飛び跳ねながら、屋敷に向かっていった。


「ま、あんたがゆっくりできるかどうかは四季さまとあんた次第なんだけどね」



屋敷の門に辿り着き、門をくぐり抜けると、れいむの目の前に大きな扉が立ちはだかる。
きっと奥にゆっくり出来る場所があるんだと期待に胸を膨らませながら、扉の中に入る。

しかし扉の中は何の面白みもない、無機質で広い部屋だった。
正面には5mほど台があり、その上の机には、 立派な装飾の施された帽子を被った緑髪の女性が座っていた。

彼女は四季映姫・ヤマザナドゥ。幻想郷を担当している閻魔である。

「ゆっくりれいむ」
前置きもなく、映姫はれいむの名を呼んだ。
「ゆっ? おねえさんだれ? かわいいれいむにたべものをもってきてね!」
小町のときと同じことを言っていることから、ボキャブラリーの貧困さが伺える。
それを意に介さず、映姫は続ける。
そう、これは死後の裁判。

「ゆっくりれいむ…あなたに判決を下します。
あなたはこれから地獄に落ち、1000回死んで魂をきれいにしたあと、ゆっくりに転生します。」
前置きもなく判決を下す。
れいむは何を言われたのかわからないが、さらに映姫は続ける。
「あなたはお兄さんの愛を理解しなかったばかりか、それをないがしろにし、あまつさえ当然と思い込みました。
それ自体はいいです。しかし追い出されたのち、何も罪のないゆっくりまりさを自覚がなかったからとはいえ騙し、食料を奪いました。
ですが、あなたのもっとも大きな罪はそれらではありません。」
一呼吸置いた後、続ける。
「あなたの罪は、自分が悪いことをしたという自覚を一切持たなかったことです。
まりさによって追い出され、死の危険の淵に立っても、あなたはまりさが悪いと思い、お兄さんが悪いと思った。
それこそがもっとも大きな罪なのです」

「ながいよ!! おねえさんとはゆっくりできないよ、はやくれいむのいえからでていってね!!」
れいむはその話を聞かないばかりか、頬を膨らませ威嚇のポーズで自分の家宣言をする。

映姫はそれを一切意に介さず、槌を叩く。

その瞬間、れいむの足元に穴が出現し、
「ゆうーーーーーーーっ!!」
文字通り、れいむは地獄に落ちていった。


「言ったでしょう、自分の罪を自覚しないことこそが、もっとも大きな罪だと……」
れいむにはその言葉は届かなかった。



地獄。
「ゆぶぅ!!」
れいむは漸く着地するが、ゆっくりする暇もなかった。

「おおう、またゆっくりか」
この地獄の鬼はゆっくりの扱いには長けており、早速仕置きを開始する。
まず声がうるさいので、舌を切り取る。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
声にもならない声を出すれいむ。
「これだけではまだうるさいからのう」
そういった鬼はさらに火箸で口を癒着させる、これでもう声が出ることはあるまい。

今度は血の池地獄をゆっくり用に改造した、ゆっくり餡子地獄にれいむを放り込む。
しかも簡単には死なせないよう、死なない程度スレスレの温度にしている。
鬼は逃げ出さないよう、れいむが出ようとするたびに棒で押し返す。

なぜ、どうして自分はこういう目に遭うのだ。れいむは未だ状況がわからず、混乱していた。
少なくとも今自分がゆっくり出来ていないのは確かだ。

ふと、周りを見回す。
そこにはほかのゆっくりが、自分と同じように餡子地獄にいれられていた。
それだけではない。
口を癒着させられていないゆっくりがいたが、状況はもっとひどかった。

そのゆっくりまりさは、針の山地獄に乗せられたどころか、徐々に重りを加えられていた。
「ゆぎぃいいいいいいいいいいいいいい!! ささるうううーーーーーーーーーーーー!!!」
絶妙な加減さからか、まりさにはまだ針が刺さっていない。
しかし重りのせいで動けず、なくとも見張りの鬼達に戻されてしまう。まりさは何度も逃げようとしたがすぐに捕まっていた。
「どうじで!? なんでばりざがごんなめにいいいいいいいいいい!!!」
まりさの叫びに答えるものはいない。ここは地獄なのだから。

れいむはここがゆっくり出来ない場所だということはわかった。
けど自分はあのまりさとは違う、だっていつも自分の食事を用意するお兄さんがいるんだから。
お兄さんが助けてくれる、そうに違いない!!

しばらくして、れいむは漸く一回死んだ。
しかしすぐに生き返る。今度は口も元に戻って。

それを確認した後、鬼はすぐに次の責めに移った。

今度は岩戸の中に閉じ込められたれいむ。
「ゆ!かわいいれいむをはやくだしてね!れいむにはおにいさんがいるんだからね!!」
騒ぐも、お兄さんが来るわけもない。第一、現世の人間が鬼に勝てるわけもないのだ。
その程度のことも知らないれいむは、意味もないのに騒ぎ続ける。

ここが何なのだろうと、れいむが思った瞬間。
「ゆ?」

四方八方から熱が襲ってきた。
「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

れいむは理解できなかったが、ここはゆっくり専用の焼却炉。
簡易灼熱地獄といってもいい。ゆっくりを閉じ込め、焼き尽くすためのものだ。
「だじでええええええええええええええ!!でいぶをだじでよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
おにいざああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!」
なりふり構わず、今まで都合のいい召使と思っていたお兄さんにも助けを求める。
だがその声に答えるものはいない。

その後、れいむは散々と地獄を味わった。
寒いなか放置され、しかし死の一歩手前で回収され、また放置され、というループも味わった。
れみりゃの群れ(地獄用に教育された胴無しの霊たち)の中に放置され、じわじわとなぶられ、しかし簡単には死なせられなかった。
きめぇ丸の集団の前に固定され、あの不快な振動をずっと見続けることもあった。


そしてやっと1000回死んだ。


けど全然反省しなかったので、魂が綺麗になっていないと判断され、さらに1000回同じことを繰り返された。


やっと死ねたれいむは。しかし手違いで記憶が残ったまま転生させられた。
そして奇形ゆっくりとして生まれ、喋ることもできないまま苦しんで生きることとなった。


あとがき
書いた理由はあんなクズが反省もせず凍死で死んだなんて許せない!という下らない理由です
地獄でせいぜい苦しめ!!

後半尻すぼみですいません…

書いた人・JUMくん



  美れいむの続きが思いつかんから書いた…正直スマンかった

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最終更新:2008年09月14日 11:26
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