ゆっくりいじめ系1069 ゆっくり想像妊娠(前編)

ゆっくり想像妊娠」(前編)






人里から遠く離れた草原。
人の手が加わっていないありのままの自然に満ちた、野生生物の楽園。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさの2匹は、そんな草原の大木の根元に住んでいた。

「ゆっくりかえったよ!!」
「ゆっ!まりさおかえり!!」

根元の穴へと、ずいずい潜り込んでいくゆっくりまりさ。
黒い帽子と金髪が目印の、人間の生首を幼児が粘土で作ったような、下膨れな形だ。
出迎えたゆっくりれいむは、赤いリボンと黒髪が特徴。やっぱり下膨れ。

「おいしいたべものだよ!!ゆっくりたべてね!!」
「ゆっ!!いっしょにゆっくりたべようね!!」

まりさが口の中から、取ってきた食べ物をその場にばら撒いた。
留守を守っていたれいむも加わって、2匹で食事を取る。
うねうね動く芋虫や、草原に生えていた花々。野生のゆっくりにとってはご馳走だ。

「とてもゆっくりできるね!!」
「そうだね!!でも……あかちゃんがいたらもっとゆっくりできるよね?」

れいむは、遠慮がちにまりさに問いかける。
むーしゃむーしゃと、幸せそうに芋虫を頬張っていたまりさの口が、一瞬だけ止まった。
考え事をしながら芋虫をゆっくりと咀嚼し、口の中が空っぽになってから口を開く。

「ゆっ……そ、そうだね!!でも、あかちゃんをつくるには、すっきりしなくちゃいけないんだよ!!」
「れいむはまりさとすっきりしたいよ!!まりさはすっきりしたくないの!?」

ぐいっと食べ物を一気に飲み込んで、れいむはまりさに詰め寄った。
まりさは困り果てた顔で、俯いている。そして、しばらく考え込んだ後……

「まりさとれいむにはまだはやいよ!!いますっきりしたら、ゆっくりできなくなっちゃうよ!!」
「そんなことないよ!!れいむとまりさは、ゆっくりおとなになったよ!!」
「ゆっくりあせらないでね!!まりさのおかーさんもいってたんだよ!!」

両者は一歩も譲らない。
れいむは『一刻も早くすっきりし、赤ちゃんを作りたい』と考えている。
しかし、まりさは『まだすっきりするのには早い。もっと大人になってからじゃないとダメだ』と思っている。

「ゆぅ……しかたないね!!まりさがそういうならゆっくりするよ!!」
「ありがとう!!ゆっくりしていってね!!れいむ!!」

渋々、まりさの意見を受け入れるれいむ。心の中では納得していない様子だ。
一安心したまりさは、元通りの笑顔を浮かべて食事を再開した。






れいむは、妊娠したかった。
れいむは、赤ちゃんが欲しかった。
赤ちゃんがいれば、今よりもっとゆっくりできる。
たくさん赤ちゃんを作って、たくさんたくさんゆっくりしたい。
それは、全ゆっくり共通の願い。れいむも例外ではなく、出来る限り多くの赤ちゃんを欲していた。

そのためにはすっきりする事が必要……でも、パートナーであるまりさは、一緒にすっきりしようとはしなかった。

まりさは、赤ちゃんが欲しかった。
でも、すっきりはしたくなかった。
赤ちゃんがいれば、今よりもっとゆっくりできる。それは知っていた。
しかし、そのためにすっきりするのは嫌だった。
子供の頃に、目の前で妹がゆっくりありすにレイプされるのを見てから、すっきりするのが怖くなってしまったのだ。
そのときの妹の顔も、ありすの顔も、まりさは覚えていない。そういう事件があったことも忘れてしまった。
ただ、“すっきりすると死んでしまう”という情報だけが、まりさの餡子脳には焼き付いていた。

だから、まりさはすっきりしたくない。理由は分からないけど、とにかくすっきりしたくなかった。






「もうよるだよ!!ゆっくりねむろうね!!」
「いっしょにゆっくりねむろうね!!」

巣の隅っこの、藁を敷き詰めた寝床に2匹は飛び込む。
すりすりと寄り添いあって、互いの愛を確かめながら眠りにつくのだ。

「ゆっ!!すりすりしようね!!」
「ゆん!!いいよ!!ゆっくりすりすりしようね!!」

眠りの前のスキンシップ。すりすりは、ゆっくりにとって万能な意思疎通手段だ。
まりさも、すりすり程度であれば恐れない。すっきりの感覚を呼び覚まさない限りは、すりすりだって大好きだ。

「ゆーん!!すりすりー♪」
「すりすりきもちいーね!!ゆっくりすりすりするよ!!」

性的興奮に至らないレベルの、ゆっくりとしたすりすりを継続する2匹。
だが、一瞬だけ“そのレベル”に達してしまったれいむが、おかしな声を上げた。

「んほっん!!なんだかむずむずするよ!!」
「ゆっ?ゆゆゆゆゆ!?ゆっくりやめてね!!すっきりしないでね!!」

赤ちゃんを作りたいという思いが、れいむの触覚をほんの少しだけ敏感にしてしまった。
その結果、れいむだけがすりすりと交尾のボーダーラインを踏み越えてしまったのだ。

「んふぅ!?なんだかきもちいいよ!!んひゅぅ!!」
「い、いやだよ!!まりさはすっきりしないよ!!すっきりはやめてねえ゛え゛え゛ぇぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」

どすんと、れいむを突き飛ばしてその場から逃げ出すまりさ。
壁に叩きつけられたれいむは、んびゅっと悲鳴を漏らして藁の寝床の上に転がり落ちた。
その衝撃で性的興奮はどこかへ飛んでしまったようだ。

「んひっ!?……ゆぅ、なんだかへんなかんじだったよ!!」
「こわいこわい!!すっきりこわいよ!!ゆっくりできないよおおおおお!!!」
「ゆ?どうしたの?まりさ?」

巣の反対側でぶるぶる震えているまりさを、れいむは心配そうに見つめる。
ぼろぼろと涙を流すまりさは、まるで生まれて間もない子ゆっくりのようだった。

「ゆっ!!すっきりしないでね!!すっきりしないでね!!」
「ゆ!すっきりしないよ!!れいむはまりさとゆっくりねむるよ!!ゆっくりねむろうね!!」

泣いている子供を宥めるように、まりさに言い聞かせるれいむ。
まりさは少しずつ、落ち着きを取り戻していった。

「ゆっ?ほんとうにすっきりしない?」
「しないよ!!まりさがいやがるなら、れいむはすっきりしないよ!!」
「……ゆん!!それならゆっくりねむれるよ!!」
「そうだよ!!いっしょにゆっくりねむろうね!!」

向かい合って笑う2匹。
それから、2匹はすりすりしないで眠りについた。
先ほどまで恐怖に震えていたまりさの目には、まだうっすらと涙が浮かんでいる。

まりさがすっきりを嫌がるのは、いつものことだった。
何があったか分からないが、すっきりするのが怖いらしいということは、れいむも知っていた。
でも、れいむはまりさを愛していた。たくさんご飯を取ってきて、自分をゆっくりさせてくれるから。
だから、なるべく受け入れようと努めた。すっきり恐怖症のまりさを、ありのまま受け入れてあげようと。

まりさが眠るその傍らで、れいむは嬉しいような悲しいような複雑な表情をしたまま……目を瞑った。



れいむは、まりさとすっきりして3匹の子供を生む夢を見た。
まりさとの激しいすっきりの結果、胎生型で孕んだ子供だ。

(ゆ~♪とってもゆっくりしたあかちゃんだね!!)
(ゆっくちしちぇいってね!!)

夢の中で、存分に子供たちとすりすりするれいむ。
それをちょっと離れたところから、まりさが優しげな表情で眺めている。
れいむは、今までになかった最高の笑顔を浮かべて、子供たちとゆっくりし続けた。

朝、目が覚めてこれが夢だと知ったれいむは……

(ゆぅ……ゆっくりしたあかちゃんがほしいよ…)

がっくりとうな垂れて、食料を取りにいくまりさを見送った。



数日が経った。

れいむとまりさは、何事もなくゆっくりし続けた。
日に何度か、れいむはまりさを交尾に誘ったが、その全てをまりさは断った。
無理やり交尾するわけにもいかず、れいむはそれを受け入れるしかなかった。

その度に、赤ちゃんを作りたいという思いだけが、肥大化していく。

溢れそうで、爆発しそうな、強烈な願い。

赤ちゃんが欲しい!!赤ちゃんが欲しい!!

ゆっくりした赤ちゃんがたくさん欲しい!!

ゆっくりすることを忘れてしまうぐらいの願いは……れいむの何かを変えてしまった。




それは、とてもゆっくりしていた日のことだった。

「ゆっくりごはんをとってきたよ!!」

巣の外からのまりさの声を聞いて、れいむは出迎えるべく巣の外へと出て行く。

「ゆっくりかえったよ!!」
「おかえりなさい!!ゆっくりしていってね!!」

大量の食料を取ってきたまりさは、頬を大きく膨らませている。
きっと、欲張ってたくさん詰め込みすぎたのだろう。
まりさは、バランスを崩してゴロンと前に倒れこんでしまった。

「ゆっ!!?」
「ふぎゅううぅ!?」

それを受け止めたのは、れいむだった。
大量に食料を詰め込んだまりさの身体を、真正面から受け止めた。
ぐぐぐと力がこもって、少しずつ潰れていくれいむの身体。

「うぐぐぐぐぐ!!ぐるじいよおおおお!!!」
「ゆっ!!ゆっくりしないではなれるよ!!」

まりさは何とか体勢を立て直し、れいむから離れた。
重圧から開放されたれいむは、ふしゅ~っと空気を吐き出してゆっくりとした表情に戻る。

「まりさ!!ゆっくりしすぎだよ!!ゆっくりあやまってね!!」
「ゆっくりごめんね!!ゆっくりしすぎちゃったよ!!」

れいむはぴょんぴょん跳ねながら、いきなり圧し掛かってきたまりさを叱る。
その時……れいむは、身体の中の違和感に気づいた。

「ゆゆゆ?なんだかへんなかんじがするよ?」
「ゆ?れいむ?どうしたの!?」

ぼよんぼよんと、試しに跳ねてみる。お腹のあたりに、ごろごろとした感触を感じる。
今度はそこらへんをごろごろと転がってみた。やっぱり、お腹の中がごろごろする。

そして、れいむはその違和感の正体を確信した。

「ゆゆ!!きっとあかちゃんができたんだよ!!にんっしんしたんだよ!!」

ぐいっと身体を反って、お腹を見せつけるような体勢をとるれいむ。
それを聞いて、まりさは不審そうな顔をした。

「おかしいよ!!すっきりしないとあかちゃんはできないんだよ!!」
「ゆ!!あかちゃんがうごいたきがするよ!!」

すっきりせずに赤ちゃんが出来るのは変だ。
だが、赤ちゃんが動いたと言われてしまえば、まりさは反論できない。
もともと、まりさだって赤ちゃんは欲しかったのだから、無理に否定する理由は無いのだ。

「ゆゆゆ!!こういうときはどうすればいいの!?」
「ま、まりさはぱちゅりーにきいてくるよ!!れいむはあかちゃんとゆっくりしててね!!」



物知りのぱちゅりーに聞いた結果はこうだった。

『母体はたくさん食べ物を食べて、ゆっくりしなければならない』
『母体は激しい運動をしてはいけないから、食べ物はパートナーが全部取ってくる』

まりさは早速、草原を駆け回っていつも以上に食べ物をとってきた。
巣の中でゆっくりしているれいむは、まりさの帰りを待っていつも以上に食べ物を貪る。

「ゆっ!!まりさのぶんはいいよ!!れいむがあかちゃんのぶんもたべてね!!」
「ありがとう!!あかちゃんのぶんもゆっくりたべるよ!!」

まりさは芋虫2匹で我慢し、残りは全て母体であるれいむに譲った。
食べかすを散らかしながら、れいむはまったく遠慮せず譲られた分もかき込んだ。
これから赤ちゃんが生まれるのだから、たくさん食べるのはあたりまえだ、と思っているのだろう。



3日も経つと、れいむのお腹が目に見えて大きくなってきた。

「ゆっ!!あかちゃんがおおきくなってきたよ!!」
「そうだね!!もっとゆっくりおおきくなってね!!」
「まりさはたくさんたべものをもってきてね!!あかちゃんをゆっくりさせてあげたいよ!!」
「ゆゆ!!ゆっくりりかいしたよ!!」

草原へと飛び出すまりさ。
赤ちゃんのためだと思えば、重労働も苦ではなかった。
まりさは、巣の中と外を10往復して大量の食べ物を巣に運び込んだ。

「さぁ!!ゆっくりおたべ!!」
「ゆゆ!!ゆっくりたべるよ!!あかちゃんはゆっくりおおきくなってね!!」
「ゆ~!これならとてもゆっくりしたこどもになるよ!」

重労働で疲れ果てているまりさだが、笑顔を絶やさない。
赤ちゃんのため。赤ちゃんを産むれいむのため。だから頑張れるのだ。

「ゆっ!!れいむとあかちゃんはゆっくりしていってね!!」




1週間が経った。

通常なら、そろそろ出産の時期である。
だが、れいむは赤ちゃんを産む気配はない。身体の大きさは、1週間前の2倍に達していた。

「ゆっくりうまれてきてね!!ゆっくりでいいからね!!」

お腹の中の赤ちゃんに呼びかけながら、尋常でない量の食べ物を食い散らかすれいむ。
まりさはその傍らで疲れを癒しながら、自分の食べ物を口に運ぼうとするが……

「ぜんぜんたりないよ!!まりさのぶんもちょうだいね!!」
「ゆっ?!……ゆっくりりかいしたよ!まりさのぶんもたべてね!」

れいむの要求に、まりさはあっさり従った。
自分の分をれいむに差し出すと、れいむはそれを含めて全ての食べ物を平らげてしまう。
そんなれいむの口から飛び出したのは、お礼ではなく更なる食料の要求だった。

「もっとたべものをもってきてね!!あかちゃんのためだよ!!」
「ゆゆ!!ゆっくりまっててね!!」

疲れた身体に鞭打って、草原を駆け巡るまりさ。
へとへとになりながら、赤ちゃんのためだと自分に言い聞かせながら食べ物を集める。
もうすぐ会えるであろう可愛い赤ちゃんの、ゆっくりとした笑顔を想像しながら……



2週間が経った。

いくらなんでも遅い。ゆっくりし過ぎだ。
赤ちゃんが生まれないことを不審に思ったまりさは、れいむに内緒で再び物知りぱちゅりーの巣を訪ねた。

「むきゅ!いくらなんでもゆっくりしすぎよ!!じつはにんっしんしてないのかも!!」

ぱちゅりーもまりさと同意見だった。
本当に妊娠しているのなら、1週間前に赤ちゃんが生まれているはずなのだ。
それなのに生まれないということは………妊娠していない。それ以外に考えられなかった。

巣に戻って、早速れいむを問い詰めるまりさ。
れいむを疑うのは心苦しいが、物知りぱちゅりーの言っている事が嘘だとは思えなかった。

「いくらなんでもあかちゃんがゆっくりしすぎたよ!!ほんとうにあかちゃんはいるの!?」

それに対して、れいむはでっぷり太った身体をぶるんと震わせながら、心外だと言わんばかりに反論する。
頬の余分な餡子をふるふるさせて、大きな口を開いた。

「どうしてそんなこというの!?あかちゃんはほんとうにいるよ!!ほら!いまだってうごいたよ!!」
「ゆっ!?ゆぐぐぐぐぐ……」

ぶるんぶるんと震える腹を、まりさに見せ付けるれいむ。
その場だけは引き下がったまりさだったが、疑念は晴れなかった。
最近れいむの身体はどんどん大きくなっている。でも、それは本当に赤ちゃんが成長しているからなのだろうか。
もしかしたら……お腹に赤ちゃんがいるのではなく、ただ栄養を取りすぎているだけなのではないだろうか。

「ゆっくりしんじてね!!はやくあかちゃんのためにたべものとってきてね!!」
「ゆぅ……ゆっくりわかったよ…」

ぐいぐいとれいむの巨体に押し出されるようにして、まりさは食料の確保を再開した。
具合の悪そうなまりさの顔とは対照的に、れいむはとても幸せそうな顔をしていた。




3週間が経った。

巣の中で鎮座して待っているれいむ。
毎日異常な量の食料を集めて回るまりさの疲れは、もう限界に達しつつあった。

「ゆぅ…ゆっくりやすませてね!」

食べ物をれいむに差し出した後、巣の中でぺちゃりと座り込んだまりさ。
少しでも体力を回復しようと、自分のために取っておいた芋虫を数匹、帽子の中から取り出した。
そんなまりさを、れいむはギロリと睨みつける。

「ゆっくりしすぎだよ!!ゆっくりしないでたべものをもってきてね!!」
「で、でも……まりさがゆっくりできなくなっちゃうよ!!」

まりさは、やつれた顔に何とか力を込めて、れいむに抗議する。
このまま体力を失っていけば、ゆっくり出来なくなるのは誰が見ても明らかだった。
しかし、れいむはそんなことなどまったく関知せずに、まりさを罵倒する。

「なさけないね!!まりさがごはんをたくさんもってこないから、あかちゃんがでてこれないんだよ!!」
「ゆっ!!それなられいむがとりにいけばいいでしょおおおおお!!」
「どうしてそんなこというのおおおおおおお!!??おかあさんはゆっくりしてなきゃいけないんだよ!?」

悪いのはまりさだ、と言わんばかりに喚き散らすれいむ。
醜く太った身体を見せ付けるように、れいむは身体を反らせた。

「まりさはれいむとあかちゃんのためにたべものをもってきてね!!それがとうぜんのつとめだよ!!
 なにゆっくりしてるの?そんなひまないよ!!ゆっくりりかいしてね!!」

れいむの一言一言が、まりさの怒りを増幅させていく。
さっきから、こいつは食べ物を要求するだけで、自分で取ってこようとしない。
母親だからなんなの?赤ちゃんが生まれるからなんなの?まりさはお前の何十倍も苦労してるんだよ!!

「ゆぎゅうううううう!!!もうおこったよ!!ゆっくりはんせいしてね!!」

堪忍袋の緒が切れたまりさは、渾身の力を込めてれいむの腹に体当たりする。
だが、既にまりさの4倍以上の大きさになっていたれいむに対して、そんな攻撃はまったく効果がなかった。
ぼよんぼよんとれいむの腹を震わせるだけで、れいむはまったく痛がる素振りを見せない。

「ゆっ!!れいむのおなかになにするの!?あかちゃんがゆっくりできないでしょ!?」
「ゆびゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁ゛あ゛!!??」

逆にれいむに弾き飛ばされてしまい、まりさは巣の出口まで押し出されてしまう。
びくびくと痛みに震えながら、悲しげな目でれいむを見上げるまりさ。

「どぼぢでぇぇぇ……ちょっとだけゆっぐりしたがっだ…のにぃ……」
「ゆっくりしないでごはんをとってきてね!!そうしないとあかちゃんがうまれてこないよ!!」

ぷんぷんと怒りながら、れいむは身を翻して巣の奥へと消えていった。
そして、まりさが食べようとしてそのまま放置されていた芋虫を、ぺろりと平らげる。

「うっめぇ!!これめっちゃうっめぇ!!まじぱねぇ!!」

もう体格ではれいむには勝てない。喧嘩になれば、100回やって100回れいむが勝つだろう。
まりさも、それを身にしみて感じていた。れいむの言うとおり食べ物を集めなければ、また痛い目に遭う。

「ゆっぐ……ゆっぐじじだい゛の゛に゛い゛い゛い゛ぃぃぃ……」

まりさは、啜り泣きながら再び草原へと向かった。




作:避妊ありすの人

タグ:

駆除
+ タグ編集
  • タグ:
  • 駆除
最終更新:2025年03月11日 18:24
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。