ゆっくりいじめ系1221 むてきまんじゅう さんゆっくすりぃ vs 農耕士○ンバイン(嘘)

スーパーロボット大戦Z発売記念SS(時期的にゆっくりし過ぎだよ!)
タイトルからもお解りいただけると思いますが、この作品は某ロボットアニメのネタを使ったゆっくりSSです。
※作者にはその意思はありませんが、読まれる方によっては色々な作品に対する侮辱と受け取られる表現が「あるかも」しれません。
 よって、その様な表現があってもパロディと笑って流して頂ける、心の広いゆっくりした方が暇潰しに流し読みされる事を、強く推奨いたします。
※一応虐待と制裁のあいのこ。
※構想6時間(日曜出勤の半分以上)執筆○分
※ゆんぼっとすりぃとどっちが良かったかな…。
※原作未視聴←多分これ重要
































農村の秋。天高く馬肥ゆる秋。
そんな訳で、前略どころか中略までしそうな勢いで農家のおじさん達は頑張っていた。
家での地位を守る為、いや! 大事に育ててきた作物を、無事に収穫する為に。
作物を狙う動物達を追い払い、籠一杯の野菜を背に家へと歩く。そんな秋のこと。
越冬の為の蓄えを手軽に手にしようと、今日もあのどまんじゅう達が畑へと姿を現した。


「「「おじさん!ゆっくりしていってね!!!」」」
「んぁ?」

大根を詰めた籠を背に、地ならし兼護身武器として鍬を手にした中年の男の前に立ち塞がったのは、三匹のゆっくり達。
黒帽子の下で、ふてぶてしい表情を隠そうともしない強気なまりさ。
虚弱な身体とゆっくりとしては比較的多めの知識をもつぱちゅりー。
特徴のないのが特徴のれいむ。
三匹とも成人サイズであるという事を除いては極普通のゆっくりであった。うん、普通だね。
そんなゆっくり達が人目を盗んでではなく、堂々と収穫帰りの農民の前に姿を現した。その事に一瞬驚き、おじさんは気の抜けた声で応えた。
三匹はそれをどう受け止めたのか、もう一度声を張り上げた。

「「「おじさん!ゆっくりしていってね!!!」」」
「おお、ゆっくりしているぞー」

言うまでもなく、農家のおじさん達にとって、特に収穫期に現れるゆっくりは不倶戴天の敵。
だが、堂々と姿を見せて正面から挨拶をしてきたとあっては、いきなり叩き潰すのも気が引けたのだろう、おじさんは普通に返事をした。
もしかしたら野菜目当てではないかもしれない。話があるなら聞いてやるか、程度にはおじさんにも余裕があった。

「お前ら、こんな所まで何しに来た?」
「おじさん、おじさんはゆっくりできるひと?」
「おお、仕事も終わったし、これからゆっくりできるぞ」
「だったらまりさたちをゆっくりさせてね!おやさいをひとりじめしないでね!」
「……」

おじさん、あっさり失望。
この饅頭達も、御多分に漏れず「お野菜は生えてくる物、生えたら見つけた人の物、つまりゆっくりの物」という考えの元にここにきていると判ったのだから。
一人先頭に立って喋るまりさの後では、れいむが「そうだよ、ずるいよ!」等と合いの手を入れ、
ぱちゅりーは「むきゅー、すべてとはいわないわ。びょうどうによんとうぶんしてわけましょう」と意味不明の事を言っていた。
挨拶から1分経たずにおじさんのストレスがマッハの兆候を見せ始めるが、それでも何とか我慢する大人のおじさん。
説得コマンドを試みるが…

「あ、あのなお前ら?この大根は、俺が苦労して育てた物なんだぞ?独り占めも四等分も何も、俺の物だぞ?」
「そだてる?わけのわからないことをいってごまかさないでね、じじい!」
「おじさんはわるいにんげんさんだったんだね!ゆっくりできるなんてうそついて、ひどいよ!」
「むきゅ、ごうまんなにんげんね!これだからおさにも「にんげんはたかみからゆっくりたちをみている、いちどおもいしらせるべきだ」っていっているのに」

「………てめえこの糞饅頭どもがぁああああああああああああああ!!!」

おじさん、全ての余裕を吹っ飛ばして叫ぶ。そのインパクトたるや、紫装甲の巨人も顔負けかもしれない。
乳酸菌、じゃなくてカルシウム足りてるのか?とか訊いてはいけません。前述の通り、ゆっくりには元々迷惑を蒙っているのだから。
戦闘態勢に入った人間を見て、ゆっくりたちはなお怯む事無く身構えた。

「ゆっくりできないわるいじじいはゆっくりしね!れいむ、ぱちゅりー、あれをやるよ!」
「むきゅ、わかったわまりさ!」「ゆっくりりょうかいしたよ!」

「ん?なんだ?」

ゆっくり達は、れいむ、ぱちゅりー、まりさの順に縦一列に並びます。
何事か、と興味が湧いたのか。鍬を振り被ろうとしたおじさんの動きが止まります。


「とう!」「むきゅ!」「ゆっ!」
「「「ゆっくりさんしんがったい!!!」」」

「な、なんだと!?」

おじさんの目の前で起きたのは、合体というゆっくり史上稀に見る戦術であった。
れいむの上にぱちゅりーが飛び乗り、その上にまりさが飛び乗って、




「「「むてきまんじゅう!さんゆっくすりー!」」」(どかーん)




堂々たる名乗りと共に何故か背後で爆発。
オマケに何処からともなく歌まで聞こえてきました。


むてきまんじゅう さんゆっくすりぃ ~いけ!さんゆっくすりぃ~
                         うた:ちびゆっくりがっしょうだん

(ゆゆんゆーゆゆん ゆゆんゆーゆゆん)
(ゆゆんゆーゆゆん ゆゆんゆーゆゆん)
さんゆっくすりぃ さんゆっくすりぃ
さんゆっくすりぃ さんゆっくすりぃ ごー

あいと ゆーきと ちからとが
しじゅかに ねみゅる もりのおく
とびちゃて とびちゃて とびちゃて
みっつの かじゃり ひとつに なって

せいぎのしゅがた きょだいゆっくり
しょのなも ※(れいむ/まりさ/ぱちゅり)の さんゆっくすりぃー
ちゃちゃかえ ※の ※の にゃかま
ひろい おしょらへ はばちゃいて いけ

(ゆゆんゆーゆゆん ゆゆんゆーゆゆん)
さんゆっくすりぃ さんゆっくすりぃ
さんゆっくすりぃ さんゆっくすりぃ ごー



妙に巧かったり、BGMまで聴こえて来たりしましたが、気にしてはいけません。
ともかく、三匹のゆっくり達はトーテムポール状の連結を完成させて、胸を張る。

「びっくりした、おじさん?」
「むきゅ、こうなったぱちゅりーたちにてきはないわ!」
「いまからでもおそくはないよ!ゆっくりおやさいをかえしてね!」

呆然として、動かないおじさんを見て、勝利を確信したのか。三匹は下から順に勝ち誇った様に声をかける。
三匹は気付かなかった。
おじさんが呆れている事を。
そして、おちょくられたと思ったおじさんが、
更なる怒りの導火線にイグニションしてしまった事を。

「そうかそうか…よし、ならこっちも最大パワーでやってやるぜ!」

ぐぉぉぉぉ!とか聞こえそうな勢いで鍬を上段に振り被った。
攻撃が来る、と知ったまりさは、回避しようと最下段のれいむに声をかける。

「れいむ、じじいがしかけてくるよ!いそいでよけてね!」
「ゆ、ゆっぐ…ゆ…」

れいむはぶるぶる震えているだけで、動かない。焦ったまりさは声を荒げつつ叫ぶ。

「れいむ、なにしてるの?ばかなの?しぬの?」
「お、おもい…うごけ…ない……」
「な、なんだってー!?」

まりさ、驚愕。
れいむは二匹分の重さを支えるのに必死で、既に足としての役割を果せなくなっていた。というか気づけよまりさ。

「ぱちゅりー!れいむはもうだめだよ!ぶんりしてね!」
「む、むきゅうぅぅぅぅぅぅ…」
「ぱ、ぱちゅりぃぃぃぃぃぃいいいいいい!?」

慌てて中段のぱちゅりーに飛び降りる様に指示を出しますが、既に手遅れ。
貧弱なぱちゅりーは、まりさの重さを支えつつれいむの上でバランスを取る、非常に辛い位置にあり、
既に半死の状態でぐらぐらと揺れていたのだった。
こうなったら自分だけでも、と飛び降りる事を決断したまりさだったが…。

「ゆううううぅぅぅぅぅ!れいむ、ぱちゅりー!ぐらぐらしないでぇぇぇええええ!?」

足下の二匹がぐらぐらと揺れ、まりさは咄嗟に飛ぶ事ができなかった。
叫んでも揺れ続ける状況で、転げ落ちてでも降りようとした時には既に手遅れだった。

「おらあああああああああ、唐竹割りだぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」
「「「ゆ”ぐう”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”!!?」」」
「成敗!!」

真一文字に振り落とされた鍬によって、三匹は綺麗に両断される。
「もっどゆっぐい…」等と断末魔さえ残せない、哀れな最期だった。



「…ふう、また詰まらん饅頭を潰しちまった。人里まで出てこなけりゃ、やられなかったってのによ。」

汗を拭って一息つきながら呟いた、そんなおじさんの呟き等、耳にするゆっくりが居る訳でもなく。
今日もまた、大根を欲し、貪り、そして、自らの餡まで喰われる羽目になるゆっくりが人里に現れる。




絶対にお終い。



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最終更新:2008年10月27日 01:34
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