「す~りす~り・・・とってもとかいはできもちいいわ!」
朝も早くから元気良くエクスタシー宣言しているのはある男性に飼われているありす。
今日も元気に頬を自分のお気に入りのあるものにこすりつけてそれの独特の弾力を楽しんでいた。
「ほんとうにきもちいいよぉ・・・!」
友達と(居ないから)遊ぶこともせず、今日も日長一日飼い主から与えられたコンニャクと戯れている。
最近の一番のマイブームはお兄さんにコンニャクでお尻をペチングしてもらうことだけど、今は彼がお仕事で出かけているので出来ない。
そんなわけで、ありすは仕方なく、少し前のマイブームの『ひたすら頬ずり遊び』に興じていた。
「す~りす~り・・・きもちい~♪」
ひんやり冷たくて、すごく弾力があって、どれだけ遊んでも文句一つ吐かない最高のお友達。
コンニャク、ああコンニャク、コンニャク・・・どうしてあなたはコンニャクなの?
ありす一匹しかいない部屋でそんな風に一人ロミオとジュリエットよろしくな悲劇のヒロイン気分に酔いしれながらひたすら頬ずりを続ける。
「ゆぅ・・・ゆっ・・・ゆふぅ・・・ゆぅぅぅん・・・」
そうこうしているうちに変な気分になってきたありすは、ついにコンニャクに相手に交尾を始める。
激しく前後左右に揺れるありすの赤く上気した身体。それにあわせてぷるぷるんと揺れる大きなコンニャク。
「ぢゅごい!ぢゅごいわ、ごんにゃぐざあああああん!ありずもうがまんでぎない!!?」
そうしてありすはコンニャク相手にイった。それも13回も。
最後の絶頂の直後、ありすは交尾疲れで眠ってしまった。
翌朝。
ありすが目を覚ますと、そこには見たことのない
ゆっくりが5匹ほどいた。
体高3cmにも満たない小さな身体から察するにまだ赤ちゃんゆっくりだろう。
金色の髪をなびかせ、頂きにカチューシャを乗せているその姿は紛れもなくありす種のそれだ。
しかし、皮は半透明でコンニャクを髣髴とさせる色彩をしたその姿はゆっくりとは程遠い。
「「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」」
が、生首がこの鳴き声を発する以上間違いなくゆっくりだろう。
その変な赤ちゃんたちは目を覚ましたありすを取り囲むと一斉に頬ずりをし始めた。
「「しゅ~りしゅ~り・・・」」
「ゆゆっ!おきゃーしゃん、やわりゃかきゅてきもちいいよ!」
「しゅごくゆっくちできりゅよ!」
「ゆゆ~ん!」
おかーさん・・・?
その言葉を聞いたありすは何か思い当たるところがあったらしく、昨日すっきりしたコンニャクのほうを見る。
すると、予想通りというか何と言うか・・・コンニャクにゆっくりの赤ちゃんの成る蔦が生えていた。
「「「「「しゅ~りしゅ~り・・・」」」」」
ありすは思った。この赤ちゃん達もコンニャクと一緒ですごくいい感触をしている、と。
その瞬間、なんだかムラムラしてきて・・・あっという間に発情した。
「むほおおおおおお!ごんにゃぐあがぢゃんがあわいいっよおおおおおおお!!」
「ゆきゅ!?おきゃーしゃん、にゃにしゅるにょ!やめちぇね、ゆっくちやめちぇね!?」
「づんでれありずがわいいいいよおおおおおお!!?」
「やめちぇええええええええええええええええええ!?」
「ぢんじゃうううううううううう!」
「ゆっくちできにゃいよおおおおお!?」
ありすが我に返ったときにはこんにゃくありすの屍だけが残されていた・・・。
その白い肌・・・柔らかい感触、口の中でとろける優しい味・・・何もかもが大好きだった。
白くて角ばった柔らかいもの・・・いわゆるお豆腐に頬ずりしているのはゆっくりぱちゅりーだった。
「むきゅぅ・・・むきゅん・・・むっきゅ~・・・」
ぱちゅりーはすっきりした。豆腐で。
細かい経緯は面倒だし、ありすと似たようなものなので割愛。
翌朝。
ぱちゅりーが目を覚ますと、餡子を撒き散らした白い何かがお豆腐の傍に散乱していた。
それを眺めながらぱちゅりーが首をかしげているとお豆腐の上のほうから声が聞こえてきた。
「おきゃーしゃん、たちゅけちぇ!おちたらちんぢゃうよ!」
そこに居たのは異様なまでに肌の白い赤ちゃんぱちゅりーだった。
何故かは良くわからないが自分とお豆腐の間に赤ちゃんが出来たらしい。
「むきゅ~!ゆっくりまっててね!おかーさんがいまたすけるわ!」
そう言ったは良いもののぱちゅりーは貧弱なので非常に歩みが遅い。
そんなゆっくりしすぎた母の歩みと、今にも落ちそうな蔦の揺れに赤ちゃんは酷く怯える。
「おきゃーしゃん!おしょい!おしょいよ!ぱちゅりーゆっく・・・?!」
言葉を最後まで紡ぎ出すことなく、おとうふぱちゅりーは床に叩きつけられ、飛び散り、息絶えた。
「むぎゅうううう!?ばぢゅりーのあがぢゃんがあああああああ!?」
まだ頬ずりさえしていない、しかしそれでも可愛い我が子の死に嘆くぱちゅりーのめからはなみだがぽろぽろと零れ落ちる。
そうして、潰れた赤ちゃんを舐めながら悲嘆にくれていると・・・
「むきゅ~!」
頭の上から、可愛らしい鳴き声が聞こえてきた。
声のするほうを見てみるとまだ一つだけ赤ちゃんの実が残っていたらしく、今にも生れ落ちそうなそれがゆらゆらと揺れていた。
「むきゅ!こんどこそゆっくりたすけるよ・・・」
そう言って、ぱちゅりーは赤ちゃんの落下地点に這いずって行くと舌を伸ばして絶妙のタイミングで落ちてきた赤ちゃんを受け止めた。
上手く受け止め、何とか赤ちゃんを死なせずに済んだのだが・・・・・・
「むぎゅ!?いぢゃい!いぢゃいよ!おきゃーしゃん、ぱちゅりーあんよがいだいよおおおお!?」
それでも足が潰れてしまったらしい。残念。
ああ、何でこんなにねばねばなんだぜ・・・おにーさんがくれた特別大きいのが張り付いて取れないぜ・・・。
「ゆふぅぅぅぅううぅぅん・・・」
まりさはすっきりした。ガムと。
細かい経緯は(以下略
「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」
「ゆふぅ~・・・まりさのあかちゃんはかわいいんだぜ!」
「「おきゃーしゃん、いっちょにあちょぼーよ!」」
「ゆゆっ!ゆっくりあそんであげるんだぜ!」
「「やっちゃー!」」
まりさは赤ちゃんまりさと遊ぶべくおうちの中の広い場所に跳ねて行った。
しかし、いつまで経っても赤ちゃんがついてこない。
不審に思ったまりさが赤ちゃんの様子を伺いに行くと・・・
「あちがくっちゅいてうごけにゃいよおおおお!?」
「ぎゃ、ぎゃんばってはねりゅよ!」
「ゆゆっ!きゃらだがのびりゅよ!?」
「ゆぅ~・・・ゆかさん、ゆっくりはなれちぇね!」
ガムっぽい肌が床にへばりついたらしい。
この後、赤ちゃん達を助けようとしたまりさがどうなったかは想像に難くないことだろう。
最終更新:2008年10月27日 01:39