ゆっくりいじめ系1323 あ

こっそり投下、かなり滅茶苦茶です。
注・この作品には色んなパロディがあります
 ・ドスがゲスです。
 ・お兄さん(一応愛で)が強すぎます。

最初に設定説明を。
ゆっくり保護区・まぁなんというかひゃぁたまんねぇ!とやりすぎたばっかりにゆっくりがさすがに減りすぎたので作った保護区。
        主にゆっくりんぴーすが保護区の管理を行っている。また、これは隔離区の意味合いも含まれている。
認識タグ・管理区のゆっくりにつけるタグ、かざりに付けるのが一般的。コレが無いゆっくりは保護区外から来た外来種と見なされ駆除される。
ゆっくりんぴーすが保護区を作る際に受け入れた最大限の譲歩。
赤ゆっくりに生まれた瞬間につけろと言うのは無茶な話なので定期的に職員が確認しに行っては赤ゆっくりにタグをつけている。


「ゆゆっ!やさしかったぱちゅりぃとありすをころしちゃうどすなんてどすじゃないよ!!」
そのリボンに認識タグ(ゆっくりんぴーす謹製・ゆっくり保護区用)をつけたれいむは僕にそう言って来た。
いくら僕がゆっくりんぴーす職員だからといえど、いきなりそんな事を言われても対応に困っちゃうよ。
「いったいどうしたんだい?朝起きたら庭にいっぱい君達がいたから驚いたけど……」
僕の家の庭には100を超えるゆっくりがひしめいていた。皆が皆一様に怒りに震えているのが判る。
「とりあえず、落ち着きなさい、ほらオレンジジュースでも飲んで」
代表であろうれいむにオレンジジュースを飲ませて落ち着かせんとす。あっという間にれいむは落ち着いた。
恐るべしゆっくり用ジェレミアン・オレンジジュース。本当にコレ添加物入ってないんだろうか?
それはさておきれいむが語ったのはゆっくり達・ひいては森林保護区のゆっくり達の保護活動をしている僕らゆっくりんぴーす職員達にとってとてもとても迷惑な話だった。
認識タグ更新前にわかってホントよかった。
事の始まりは秋の始まりの頃。ドスまりさが森のゆっくり達の元に姿を現した。
皆はとても喜んだ。ゆっくり達の間でもドスの近くにいるとゆっくりできる、という話は広がっているらしい。
しかし、喜びはつかの間だった。ドスはドスでもゲスの部類、ドゲスだったのだ。
基本ドスと化すゆっくりは長くゆっくりしたゆっくりが変異してなるものだ。当然温厚でゆっくりしているものが多い。
だが時たま、他者の餌を奪ったり、他者を陥れて自分だけ得をしようとするゆっくり・いわゆるゲスが豊富な栄養を蓄えて巨大化することがある。
これが概ねドゲスと呼ばれるものだ。これはあくまでよくある例なので前者で変異したものでもゲスなものがいる、と言うこともある。
余談だがドス化したゆっくりは下手な人間より身体能力は高いことが多く、また原型となった人間を模倣した異能を身に着けることが知られている。
ドスれいむはおんみょうだまと呼ばれる不思議物質、ドスまりさはドススパークといったようにだ。
ただ跳ね回るだけのドスれいむの異能はまだしもオリジナルの威力と天と地程の差はあれど化学反応により瞬間的な高熱を発生するドススパークは人間にとっても脅威だ。
ドスを捕獲しようとした虐待お兄さんがドススパークの直撃を食らって大火傷をおった、というニュースは記憶に新しい。
下手をすれば文字通り消し炭になると言うから恐ろしい。だから、ゆっくりんぴーすでもドスの扱いはかなり繊細なものになっている。
話を戻すがドゲスのせいで平和に暮らしていたゆっくりたちの生活は地獄へと変貌した。
賢い胴付きぱちゅりぃ指揮の下みんなで冬のために備蓄していた食べ物を食い散らかすは、
気に入ったゆっくりをつがいがいるのもかまわず自分の部屋に無理やり連れ込んで『すっきり~!』するは、
一緒についてきたゲスゆっくり共を好き勝手させるはのやりたい放題。
そして、それを諌めようとした古老の胴付きぱちゅりぃとありすはドゲスに殺されてしまったらしい。
「なるほど……でもなんで僕の家に来たんだい?」
お世辞にも僕の家は森から近いというわけではない。
「おにいさんはわるいゆっくりをこらしめててくれるひとだってまえにあったゆっくりんぴーすのおねえさんがいってたんだよ!!」
「わるいゆっくりをこらしめる……ねぇ」
僕が所属する部署を揶揄してそんな事を言ったんだろうが………こっちだって好きでやってるんじゃないぞ。
「つまり僕に悪いドスをやっつけてほしいってことかい?」
『そうだよ!!』
一斉にゆっくり達は大合唱。
「あんなどすといっしょじゃゆっくりできないよ! 」
「じぶんだけたのしんでるりーだーなんてりーだーなんかじゃないよ、わかるよね~?」
「あんなどすにとかいはのみりょくなんてないわ!!」
「おねがいだよおにいさん!!どすをやっつけて!!くやしいけど……まりさたちじゃあどすをやっつけられないんだよ!」
「みょんみょんみょみょんみょん!!」
最後だけ何を言ってるのか分からなかったが、皆の意見は一致しているようだ。
「わかった、僕がそのドスをやっつけてやる、それまでは…………ちょっと待ってなさい保護施設開いてるか聞いてみるから」
僕の家でゆっくりしていってね! と言いたかったが手狭なこの家では百体のゆっくりなど確実に入りきらないだろうことにすぐに気づき、保護施設に取り次いだ。
………言ってみたかったなぁ。
数刻後
僕は巣の中でドスと対峙していた。巣の床は岩がやや傾斜しながら露出している。雨が降ってきたときに水を排水溝に流しやすくするための工夫なのだろう。
「どうしてもみんなの食べ物は返さないと?」
「もうたべものはみんなたべちゃったんだぜ!! とっととかえらないといたいめをみるんだぜ!!」
嘘だ、しきりに取り巻きのゆっくり達は食料庫を気にしている。
「残念ながらそれは無理だ。もう一つ聞きたい、………なぜぱちゅりぃとありすを殺した?」
「どすのいうことにはんたいしたからだぜ!どすのいうことはぜったいなんだぜ!!さいごにどすのて(?)ですっきりさせてあげたんだからふたりともきっとよろこんでるんだぜ!!」
ドゲス根性ここに極まれり。ありすとぱちゅりぃ以外もこのドス…いやドゲスはその毒牙にかけている。
あ、もうだめだ。ゆっくりをわけ隔てなく愛せる(はず)の僕でもこいつを愛でることはできない。
「そうか……ならばしょうがない。僕は君達を殺さなければならない、あのゆっくり達と約束したからね、僕は困っているゆっくりには手を差し伸べることにしているんだ」
「ゆへっへっへ、みのほどをしらないおにいさんにはしんでもらうよ!!」
「どすにさからうなんてばかなおにいさんだね!!」
「あのよでゆっくりこうかいしてね!!」
取り巻きのゆっくりたちを全員見てみたがタグの付いたゆっくりはいない。あぁよかった。
これで思う存分戦える。
「身の程……ねぇ、知らないのは   お前らのほうだろ?」
僕は右手をドゲスにむかって差し出す。
「ゆ?」
そして傍らの置かれていた大きな荷物が動き出し、
次の瞬間―――それは現れた。
―――鋼の手が―――
   ―――僕の右手に重なって―――
           ―――鋼の右手が―――
               ―――暗闇を裂く―――
                   ―――赤色の―――
                     ―――赫の炎にも似た鋼の手―――
                              ―――鋼の兜に包まれて―――
                                     ―――鋭く輝く、光はふたつ―――
正体が分からない何かがそこにいた。人間?いや違う。妖怪?それも違う。
鋼の身の者数あれどか鋼のみの体で動くものなどはいない。
そんなことは御伽噺、ありえない。
しかしここは幻想郷。有り得ないものなど、有り得ない。
はじめて見る異形のモノにドゲスまりさは恐怖した。
********************************************************************************************************************************************************
おお、驚いてる慄いてる。
これぞゆっくりんぴーす最大の暗部・河童の超テクノロジーと虐待お兄さんのテクニックを組み合わせた愛で派としてはいろいろと禁忌の兵器。
保護団体の名をもってしても更正不可能なもの(人とゆっくりに迷惑をかけすぎるもの最早ゆっくりと呼ばず)を一切合財容赦なく滅ぼすために作り上げたその名も鬼械!!
誰だこんなの作ろうって言ったやつ。おかげでゆっくりとすき放題戯れることができると思った僕の将来設計がぱぁですよ。
そんなことを考えてたら、
「ゆゆゆゆゆ!?ななななななななにそれ、こわいよゆっくりできないよぉぉぉぉぉ!!」
叫びながらドゲスまりさは僕に向かってドススパークを放つ。熱線が空間を埋め尽くす。
逃げ場がない。生身の体では耐え切れない。
妖怪や特殊な才能を持った人間以外には。
「ゆ、ゆっへっへっへっ……これでゆっくりできないおにいさんはしんだは……ゆっ!?」
しかし僕はまだ生きている。傷一つなく。
「どう゛じでい゛き゛て゛る゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?」
「……喚くな」
以前の自分なら死んでいたのだろうと妙にクリアな思考の中、僕は思う。しかし、今なら。
この<制裁>の体現者たる“彼”が僕を守る。
ふとドゲスの帽子に輝くものがあることに気づく。
ドゲスの頭にあるのはシルバーバッジ。バッジを持ったゆっくりを虐待することは法で禁じられている。バッジが付いたゆっくりは飼いゆっくり。器物損壊罪というわけだ。
外してから捨てるのが基本なのだが時たま面倒くさがって付けたまま放り出す飼い主もいる。いや、こいつの場合は飼い主から逃げたのかもしれない。
「ゆっふふふん♪」
形成有利と見たらしく再び元気を取り戻すドゲス。こいつが今まで殺されてなかった理由がコレか……。法の穴ってホント恐ろしい。
バッジが付いた野良ゆっくりは他のゆっくりから尊敬されるケースもあると言う。それがこのドゲスを増長させた遠因だろう。
「……なるほど、確かに。人は君に何もできないだろう」
「なにもできないおにいさんはゆっくりしんでね!」
再び調子に乗り始めるドゲス。
「けれど、鋼の“彼”は人ではない」
「ゆ!?」
「王の腕よ、打ち砕け」
超質量の塊が 5メートルはあるであろうドゲスの全体を捉えた。
「ゆ゛ぶぐぇ"!!」
脳天から一気に押しつぶされてドゲスは平たい何かと化した。これでまかり間違えても蘇生等はしないだろう。
「さてと………」
周りにいたドゲスの取り巻きゆっくり達を見回す。
「ゆゆっ!?」

「さぁて君たちはどうしようか・・・・・・」
残ったゆっくり達がどうなったかは   また別の話。

後書き
ぶっちゃけた話愛護派も全部守ってみせる、というのは無理なわけで危険なものは排除してるんじゃないんだろうかなぁと思ったり。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年11月05日 23:37
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。