ありすは悩んでいた。
彼女はありす種でありながらと群の長を勤める非常に優秀な
ゆっくりである。
餌も豊富で天敵も少ない土地に住み長は群のゆっくりからの信頼も厚い。
彼女等の親の代からここをゆっくりプレイスとして利用し、かといって餌をとりすぎることもなく、ゲスな固体も少ない。
まさに理想的な群であった。
そんな彼女等の群に一つの問題が持ち上がった。
正確には振って沸いた天災であるのだが。
最近周辺の群を荒し回っているレイパーありすの集団である。
奪うだけ奪い群中のゆっくりとすっきりし殺しつくす。
それだけだが何しろ数が多い。
西方向の交流のあった群はほぼすべてが全滅しこの群のゆっくり達も次はわが身と怯えるばかりだった。
「むきゅ~、むずがしいもんだいね。」
群の幹部の一人、主に知識面をカバーするぱちゅりーがそう長ありすにそう言う。
この巣は群の重鎮達が集められ相談する、いわゆる会議場である。
重鎮といってもわずか三匹なのだから長の家で会議を行えばよいのだが後々群が大きくなったときのことを考え個室を用意していた。
彼女らは早急にレイパーありすの集団に対する対策を講じなければならなかった。
「ふん!どんなにつよかろうとまりさとまりさのぶかたちにかかればいちころなんだぜ!おそれることなんてないよ!」
主に武力面、ようするに食料調達隊の隊長であるまりさが楽観的な意見を言う。
隊長まりさは長ありすの幼馴染でありゆっくりの標準より一回り大きくれみりゃですら倒すことができる。
昔は群一番のやんちゃ者として有名だったが当時同じ食料調達隊の一員だった長ありすに手ひどくお仕置きされて以降彼女を尊敬し今や隊長にまで上り詰めていた。
しかしその強さゆえに慢心もしていたのだ。
「だめよ、あいてはわたしとおなじありす、それもたいぐんよ。いくらまりさでもかなわないわ。」
「むぐ!じゃ、じゃあどうするんだぜ!」
今では隊長まりさの力は長ありすよりも強い。
しかしそれはあくまで一対一だった場合の話だ。
集団となったありすの力を想像し隊長まりさは恐怖する。
「そうね…。」
「むきゅ…。」
「ゆぐう…。」
三匹とも黙り込んでしまう。
そもそも有効的な打開策が簡単に見つかっていれば他の群が滅ぼされる事は無かったのだから当然である。
「!そうだわ!」
ありすに一つの案が思い浮かんだ。
それから十日後、場所は長ありすの群のすぐ隣にある群。
「んほおおおおおおおおおお!!!!!いいわあああああああああああ!!!!!れいぶうううううううううううう!!!!」
「ざいごうよおおおおおおおおおおおお!!!!!」
そこではありすの集団による見るに耐えない痴態が繰り広げられていた。
犯されているれいむはもはや声も上げない。
このれいむはもともとこの群の長だったゆっくりだ。
ありす襲撃の報を聞きさまざまな対策を講じたものの結局はすべて無駄に終わった。
群の仲間も、伴侶のまりさも、子供達も犯し殺されたれいむにもはや生きる気力は残っていなかった。
「ねえみんな!すぐちかくにとってもとかいはなむれがあるわよ!」
一匹のありすがそう言った。
それを皮切りにありす達が叫びだす。
「そうね!このむれもそこそことかいはだったけどありすにはふさわしくなかったわ!」
「そ、そのむれのみんながどうしてもってたのむなら、ゆっくりししてあげてもいいわ!」
「このいなかもののれいむももういらないわね!」
勝手なことを言いながらなおもれいむを犯し続けるレイパーありすの集団。
「きょうはもうおそいからあしたあさはやくにそのむれに『おでかけ』しにいきましょう!」
「そうね!れいむ!いなかものだけどあといちにちがまんしてあげるわ!」
「かんしゃしなさいね!」
れいむは最早何も考えられなかった。
ただ分かったのは自分が一晩かけてゆっくりと殺されるという事実だけだった。
翌日、ありす達は長ありす達の群の場所へ向かっていた。
「このさかをのぼればすぐよ!」
下見をしありす達を先導してきたありすが言う。
「はぁはぁ…いなかくさいばしょにあるけどまりさがいればがまんしてあげるわ!」
「わたしはれいむがいればがまんするわ!」
相変わらずな言動で坂を上り始めるありす達。
その時先導していたありすがわき道にそれる。
「ありすはきのうもはたらいたからすこしつかれたわ!すこしやすんでからいくわ!みんなはさきにいってね!」
「「「「「わかったわ!ゆっくりやすんでね!」」」」」」
最早完全に発情状態のありす達はライバルが減る程度にしか考えていない。
何の疑問も持たずに坂を上る。
「いまよ!」
坂の上から幹部ぱちゅりーの声が響く。
そして突然レイパーありす達の前方から大きな丸太が転がってきたのだ。
「ゆべっ!!!!!」
「ぶがっ!!!!!」
次々と潰されていくありす達。
なんと半数近くがこの一撃で潰れてしまったのだ。
「とかいはにむかってなんてことするのよ!」
「ゆるさないわよ!」
生き残ったありす達は怒気も露に坂を上っていく。
しかし上りきったありす達を待っていたのは崖だった。
「いやあああああああ!!!!!!!」
「たすけてえええええええええ!!!!!!!」
慣性によって急に止まれず次々と落ちていくありす達。
崖の下は流れの速い川だ、まず助かるまい。
残されたありすはもはや三十匹ほどとなっていた。
「ぜんたいこうげきだよ!」
隊長まりさの掛け声で数十匹のゆっくりが飛び出す。
数の有利を失った上にただの烏合の集でしかないありす達は統率された『群』である隊長まりさの軍に一方的にぶちのめされる結果となった。
「は、はなしなさい!いまならゆるしてあげてもいいのよ!」
「とかいはにこんなことしてゆるされるとおもってるの!」
縄で捕縛された数匹のありすはさっきから喚いている。
その前に先導をしてきた下見役のありすが姿を見せる。
その姿を見るとさらに大きな声でありすたちが喚き始める。
「あんた!わたしたちをさっさとたすけなさい!このいなかもの!」
「だましたのね!このうらぎりもの!おぼえてなさいよ!」
「うるさいわね!だまりなさい!」
先導役のありすによる一喝でありす達はあっけにとられて黙り込む。
隊長まりさは先導役のありすのカチューシャを捨てると自分の帽子の中に入っていた本物のカチューシャをつけた。
もうお分かりだろう、そこにいたのは長ありすである。
長ありすの考えた作戦は何も難しいものではない。
自分達の群とは別の戦うのに有利な場所に誘い出し一網打尽にしよう、というただそれだけである。
幹部ぱちゅりーも隊長まりさも反対した。
それで事がすむほど単純な問題ではないのだ。
しかし長ありすには的確に群ばかり狙い移動を繰り返すレイパーありす達に対してある確信があった。
あの集団は斥候役を行っているものがいる。
でなければあれほど正確に集団での襲撃は不可能だからだ。
話は十日前にさかのぼる。
長ありすは次に襲われるであろう隣の群の近くに拠点を設け監視した。
長自らが監視を行ったのは万が一見つかってもありす種である自分ならばごまかせる可能性があるからだ。
襲われる群のゆっくり達には申し訳ないが自分達には助ける手段が無いのだ。
長ありすが警告はしていたものの結局この群はレイパーありす達に蹂躙されてしまう結果となった。
そこで集団のすべてのレイパーありす達が一度に襲ってきているという貴重な情報も手に入れた。
その間幹部ぱちゅりー指導のもと罠の設置が行われ、隊長まりさとその部下達は戦いに備えた準備を行っていた。
そして群が襲われて数日のうちに集団からはなれ周辺の探索を行う斥候役のありすを発見したのだ。
長ありすは本物の斥候役ありすを殺害しカチューシャを奪い取った。
後のことは先ほど起こったとおりである。
「ゆがああああああ!!!!とかいはのありすをだましたわねえええええ!!!!このいなかもの!!!さっさとしね!!!!」
「やくにたつあのとかいはなありすをかえせ!!!!」
斥候役はそこそこ人望があったのだろう、便利に使われていただけとも言うが。
「うるさいわね、くそれいぱーにいなかものよばわりされるおぼえはないわよ、いなかものいかのひゆっくり。」
「「「「「ゆがあああああああああああああああ!!!!!!!!」」」」」
長ありすの挑発に顔を歪めて怒りを露にするレイパーありす達。
「だいたいれいぱーなじてんでいなかものまるだしじゃない。ほんのうをちせいでおさえられないおろかもののことをいなかものっていうのよ!」
「ゆがああああ!!!ぶびっ!!!!!!」
一匹のレイパーありすが長ありすに飛びかかろうとして捕縛しているゆっくりに縄を食い込まされる。
「あんたたちはいまからばつをうけてもらうわ!いきるのがいやになるくらいきついのをね!」
長ありすはレイパーありすが嫌いだった。
彼女はレイパーありすの被害者であるれいむに産み落とされた。
自分がレイパーの子であると親から聞かされた時はショックだった。
そして自分の父役の親であるレイパーありすが群の仲間に捕まり処刑された時のあまりの醜態に嫌悪すら感じた。
自分はあんなものと餡子を分けたのだ。
あんな気持ちわるい生き物の餡子が自分の中にもあるのだ。
そのことがたまらなく嫌だった。
(せいよくなんてそうそうばくはつするものではないし、いちにちいっかいいじょうきちんとしょりすればふそくのじたいがおこってもぼうそうすることはないのに。)
その努力を怠りただただ自分本位に何の罪も無いゆっくりを性欲の履け口にする愚かなレイパーありすを彼女は許せなかった。
群のありす達には特に厳しく指導したしレイパーには厳しい罰を与えた。
彼女はありす種でありながらゆっくり一倍ありす種に厳しかった。
さて捕縛されたありす達は群に連れてこられた。
「このいなかもののありすたちにわたしたちがばつをあたえるわ!これまでこいつたちがしてきたことをこいつらにやりかえすのよ!」
すなわちすべて奪い犯し殺す。
長ありすはそう宣言するとまず彼女達はレイパーありす達が後生大事に持ち歩いていたもの、これまでレイパーありすがレイプしてきたゆっくり達の飾りを奪い取った。
「いやあああああああ!!!!!ありずのだがらものがあああああ!!!!」
「かえしてえええええええ!!!!!」
泣いて懇願するが当然そんな願いは聞き入れられるはずも無い。
「これはあとでちゃんとまいそうするよ!こいつらのしたいをそのぼぜんにささげようね!」
「ころしてきたゆっくりのかざりをとるなんてとんでもないやつだね!」
「ゆっくりしね!」
「だれもたすけないのはじごうじとくだね!おお、おろかおろか。」
群のゆっくり達はレイパーありす達を罵倒していく。
「それじゃあみんな!はめをはずしすぎないようにね!」
長ありすはそう宣言すると幹部達と共にレイプされたゆっくり達の形見をもって去っていく。
「ゆへへへへへへへへ!くそれいぱーのぶんざいでまりさにすっきりーさせられるのをこうえいにおもうんだぜ!」
「こんないなかものがあいてだなんていやだけどおさのめいれいじゃしかたないわね!」
「これまでしんでいったゆっくりたちのかたきいいいいい!!!!」
「「「「いやああああああああ!!!!!!」」」」
これから自分達は死ぬまで犯されるのだ。
そのことへの恐怖でレイパーありす達は錯乱する。
「いだいいいいいい!!!!やめてえええええええ!!!!」
「まりさのちょうぜつてくをこころゆくまでたんのうするんだぜ!あんまりうまいからこいびとのれいむにいっしょうすっきりーしないっていわれたんだぜ!」
「そっちのこのほうがとかいはよおおおおおお!!!!」
「あら?ありすはとかいはだからいなかもののくそありすでもさべつしないわよおおおお?あんしんしてねええええ!」
「やめてえええええ!!!!ゆるしてええええええええ!!!!!」
「おまえはいままでいちどでもいのちごいをするゆっくりをみのがした?ゆるすわけないでしょ?ばかなの?」
次々ととっかえひっかえ犯されていくレイパーありすたち。
「んほおおおおおおおおお!!!!いくよおおおおおおおおお!!!!ありすうううううう!!!!」
「や゛べでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!い゛ぎだぐな゛い゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「んほおおおおおおおおおお!!!!!いなかもののありすもいいわあああああああ!!!!」
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
「おらさっさとうげけこのくそれいぱー!!!」
「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!や゛ざじぐじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「「「「「「すっきりー」」」」」」
すっきりしたことによりレイパーありす達の頭から茎が生え始めた。
それを見てレイパーありすの顔に屈辱ともに歓喜の顔が生まれる。
レイプされて作らされた子供がいるのは屈辱だが自分から子供が生まれうるのは素直に嬉しい、そんな感情である。
しかし一匹のゆっくりが茎が生えたのを確認するとをぶちぶちと引き抜く。
呆然とそれを見ていたレイパーありすは数舜の後何が起こったの理解した。
「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!あ゛り゛ずの゛どがい゛ばな゛ごども゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「こどもができちゃうとすぐにしんじゃうからね!」
「やさしくゆっくりおかしてあげるよ!」
その言葉を聞いたレイパーありす達には最早絶望しか残されていなかった。
所変わってここは会議場。
長ありす他幹部達と隊長まりさの部下達は坂からレイプされたゆっくり達の遺品を可能な限り回収し集めていた。
その作業も一通り終わり一息ついたところへ一匹のれいむ駆け込んだ。
「おさ!となりのむれをみすてたというのはほんとうなの!?」
その言葉を聞き会議場に戦慄が走った。
実のところ隣の群からの移民も少なくなく作戦上見捨てるのは已む無しといっても絶対に聞かないのは分かりきっていた。
そのため幹部三人と隊長まりさの部下数人以外には詳しい作戦の内容は話していないのだ。
このれいむも移民の一人なのだがおそらくまりさの部下の一人から話を聞いたのだろう、長ありすに詰め寄ってきたのだ。
「ほんとうなの!?おさ!」
「…ええ、ほうとうよ。」
長ありすは正直に話した。
作戦上それが必要だったとしても自分は彼女達の家族を見捨てたのだ。
「どおしてみすてたのおおおおおおおおおお!!!!」
「れいむのかぞくをみすてるようなありすとはゆっくりできないよ!!!!!」
「ゆっくりしないでむれからでてってね!!!!」
「おさだからいのちだけはみのがしてあげるよ!!!!」
「「「「「「でてってね!!!!」」」」」
幹部と事情を知るゆっくり達はおろおろするばかりだ。
長ありすにはいずれ事情が発覚した時こうなることは分かりきっていた。
だからいずれ人知れずすべての責め苦を背負い群から去ろうと思っていたのだ。
ただそれが早くなっただけのこと。
群を離れた元長ありすはこれからのことを考えていた。
群を離れた彼女は最早ただのありすだ。
群は幹部のぱちゅりーとまりさがいれば大丈夫だろう。
自分はどこへ行こう、東にとあるドスの群があるらしい、そこへ行こうか。
そんなことを考えながら歩いていると別のゆっくりの気配に気づいた。
「ま、り、さ?」
「ありす!まりさもいっしょにいくよ!」
そこにいたのは隊長まりさだった。
群を出たありすの後を追って来たのだ。
「まりさはありすのことがだいすきだよ!まりさはありすがいないとゆっくりできないよ!」
「で、でもまりさ、むれは?」
「ゆ!ぱちゅりーとまりさのゆうしゅうなぶかがいればまりさがいなくてもだいじょうぶだよ!」
「まりさ…。」
ありすは涙を流した。
こんな自分をまりさはだいすきだと言ってくれた。
そのことに心と体が熱くなる。
「もしありすがよかったらだけどまりさとけっこんしよう!ふたりでこどもをつくってゆっくりくらそう!」
それはまりさのプロポーズだった。
ありすは何もいえない。
感動でもはや何も考えられない。
自分も本当はまりさが好きだった。
でも自分はまりさにつらくあたってきたしまさか自分のことを好きだなんて思ってもみなかったからだ。
ありすの体が感動で小刻みに震える。
「んほおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!まりさあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「あ、ありす!?」
ありすのあまりのまりさは豹変に愕然とする。
「まりさああああああ!!!!まりさああああああ!!!!」
レイパーのスイッチが入ったありすはまりさに圧し掛かる。
「や、やめてねありす!こんなのやだよ!」
説得するがありすは聞き入れない。
もともと彼女はレイパーの子であり当然性質はレイパー寄りなのだ。
それでなくとも長としての責任ゆえに多大なストレスを抱えていた。
通常のありすならば三日に一度ほどでいい自慰行為を毎日行っているのはそのためである。
しかし今回の監視任務においてありすは十日もの間自慰禁止を行いそれ以外にも莫大なストレスを溜め込んだ。
その結果それらが性欲となって今爆発したのだ。
「いいよおおおおおおおおおお!!!!!まりさあああああああああああ!!!」
「いやああああああああああ!!!!!やべでええええええええええええ!!!これじゃああれほどありすがきらってたおやとおなじだよおおおおお!!!!」
普段ならばまりさの方が力は勝っているものの何せレイパーありすと一線交えた後だ。
加えてありすはレイパースイッチが入り暴走状態。
今力は完全にありすが上回っている。
「いくよおおおおおおお!!!!まりさあああああああ!!!」
「い゛や゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!ずっぎり゛じだぐな゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」
「すっきりー♪」
「すっきりー…」
まりさの頭からは茎が生えてくる。
望まぬまま子を作ってしまったがまりさは安堵していた。
すっきりしたのだからありすは元に戻るはずだ。
予定より早く子ができてしまっただけのこと。
普段の冷静なありすに戻ったら一緒にゆっくりしよう。
泣いて謝るであろうありすを慰めて一緒にゆっくりプレイスを探そう。
まりさはそう考えていた。
しかし
「んほおおおおおおおおおお!!!!!まだたりないわああああああああ!!!!」
まりさは絶句する。
ありすはまだ性欲の塊と化したままだったのだ。
「さあにせんめよまりさああああああ!!!!こんやはねかさないわよおおおおおお!!!!!!」
まりさは自らの望む未来に思いをはせながらありすを受け入れりる。
ただただありすが正気になることだけを願って
朝になりありすはようやく我に帰った。
そこにあったのは見慣れた帽子と茎だらけの黒ずんだゆっくりだったもの。
それ以外には何も無い。
「ま…りさ?」
呆然とまりさだったものに向かって話しかける。
「まりさ!まりさ!へんじしてええええええええええええええええ!!!!!!!まりさああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ようやく事態を理解したありすの心を絶望が支配する。
あれほどまでにあいつのようになりたくなかったのに。
親のように、レイパーありすになりたくなかったのに。
大好きなまりさを、犯し殺すなんてあいつ以下の、あの糞レイパー集団とおなじいなかもの以下のひゆっくりではないか!
いや、そんなことはどうでもいい!まりさが!まりさが!
愛していたのに。
愛されていたのに。
自分が…こんなことを…まりさに…。
「ま゛り゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!ま゛り゛ざあ゛あ゛あああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」
森に愛する者を求める声が響く。
その声は慟哭の叫びだった。
「むきゅ、あのふたりなかよくやっているかしら?」
ありす達が群を離れもう一月近くなる。
長となった元幹部ぱちゅりーは
冬篭りを前に準備にいそしんでいた。
「だいじょうぶねあのふたりなら。」
冷静で常に周りのことが考えられる優しいありすと狩が大の得意なまりさ。
しかもお互いを認め好き合っている二人だ、上手くいかないはずがない。
「おさ!ちょっときてほしいんだぜ!」
「むきゅ!わかったわ!いまいく。」
何はともあれ今は自分達の心配をしなければならない。
長が変わってはめを外しすぎた連中のせいで食べ物が足りない。
早急に餌を集めなければならないのだ。
ぱちゅりーは気持ちを切り替えると新たな幹部達が集まる部屋へ駆けていく。
ぱちゅりーがその様子を遠くから見ている一匹のありすに気づくことはなかった。
実のところ周辺のレイパーありすの集団は複数あったのだ。
でなければ悪名が轟くほどの被害は出せない。
この群が駆除したのはそのうちの一つでしかなく結果安心しきった群は冬篭りを前にありす達に襲われることとなる。
この群の食料と巣によって冬を越したレイパーありすの集団は春になると再び同じ行為を繰り返した。
東のドスが率いる群が重い腰を上げレイパーありす達を根絶やしにするまでその行いは続いた。
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途中でグッドエンドにするかかなり迷いましたが心を鬼意山にして初志貫徹を貫きました。
関係ないけどチル裏でPN貰ったぜヒャッハー!
何たる酷さ、だがそれがいい。
過去書いたもの
奇跡のゆっくりプレイス
醜い男
生きるための選択
体つきゆっくり愛好家
byデストラクション小杉
最終更新:2008年11月09日 20:20