若干うんうん、しーしー描写あり
「「「ゆっくちしていってね!」」」
「ゆっくりしていってね」
今この瞬間ゆっくりが生まれた
ぱちゅりー種とらん種という珍しい組み合わせだ
ぱちゅりー種が3匹、らん種が4匹という組み合わせだ
母親のぱちゅりーが茎を落として食べさせてあげると
「「「ゆっくりおいちいよー」」」と声を上げて喜んでいた。
一方らんのほうは「皆かわいくて元気に育ってねー」と声をかけていた。
とても幸せそうな家族だ。
翌朝かららんが餌集め、ぱちゅりーが子守と分担して仕事をしていた。
「おかーちゃん、うんうんでりゅよ!」
「おかーちゃん、おにゃかすいたー」
「おかーちゃんetc…
忙しくもそれをしあわせーとおもっているぱちゅりーだった。
夕方らんが帰ってきた
「今日はあまりご飯が取れなかったよ…皆で分けて食べようね…」
「むきゅ…仕方ないわね、お母さんは少しでいいから皆で食べなさい」
「ゆっ!ゆっくりりかいしちゃよ!」
「うっめ!これめっちゃうっめ!」
「ゆうぅ…やっぱりおなかすいたよお…」
翌朝らんが餌を集めに、ぱちゅりーが子守をしていた。
「おかーちゃんetc…
「おかーちゃんetc…
「おかーちゃんetc…
ぱちゅりーはすこしこの子達はわがままなんじゃないかと思ったが
子供達のゆっくりしている顔を見ると自分もゆっくりしてしまうのであった。
一方らんは
「ゼエゼエ…やっとこれだけ集めたよ…」
らんの頭に浮かぶのは暖かい家族の笑顔とおいしいご飯であった
そのために一所懸命餌を探してはねていたのであった。
そのとき頭上から羽の音が聞こえてきた
「ゆ?ゆ!蜂の巣さんだよ!ゆっくりできるよ!」
はちみつはゆっくりにとって貴重なあまあまである。
だが入手は難しく偶然落ちたものを拾うか、
人間さんの畑の箱の中から取ってくるくらいしか方法がないのである。
らんは蜂の巣に向かって大きくジャンプしたが、
「いだいいぃぃぃ!!!」
見事に顔面から着地してしまった。
しかしらんはあきらめない、長い棒さんを見つけるとそれを器用に咥え、
蜂の巣を突っつき始めたのだ
「ゆーしょ!ゆーしょ!もうすぐとれそうだね!」 がしかし
当たり前のことだが蜂の大群が欄に押し寄せてきたのだった
「ぎゃああああ!!いだいいいい!!何でおっでぐるのおおおおおおお!!」
らんは蜂に追いかけられたいる間に今日集めた餌を落として行ってしまった。
「おかえり…どうしたのらん!?」
真っ先に異常に気がついたのはぱちゅりーであった。
らんの顔は青黒く変色し腫れ上がっていたのである。
「ゆぅぅ…しっぱいしちゃったよ…」
らんはぱちゅりーに今日の出来事を話した。
「そう…大変だったわね、でもありがとう、そんな無茶をしてまでも餌をとってきてくれるんだから」
「ゆ!そうだよ餌…がないわ…」
「なんですってええぇぇぇ!!!」
「ごめんよぉ!蜂さん達に追いかけられたときに多分落としたんだよお」
「餌も持ってこないらんなんて嫌いよ!家庭内別居よ!」
「ゆー!ひどいよぱちゅりー!ぱちゅりーは家の中で赤ちゃん達とゆっくりしてるだけでしょおおお!!
らんははちのすさんをとろうとがんばってたんだよおお!!」
「むきゅ!ちっともぱちぇはゆっくりしていないわ!わがままな子供達の世話はとっても疲れるのよ!
狩りなんかといっしょにしないでほしいわ!むきゅん!」
「おきゃーちゃんたち、おにゃかすいたにょ!」
『『うるさい!!』』
「びえーん!お母ちゃんたちが怒ったああ!!」
「ゆっくちできないいいぃぃぃぃ!!」
「むきゅ!わかったわ!明日からぱちぇが狩りにいくわ!
能無しのらんと違っていっぱいご飯もってくるからねえ」
「むっ!じゃあらんは子守をするよ!
ぱちゅりーよりも上手に子守ができるよ!」
『『ふーんだ!』』
「ゆえーん、おかあちゃんたちなかなおりしちぇー…」
翌朝
「むきゅ!じゃあちびちゃんたち!らんなんかと仲良くしないで
おうちでゆっくりするのよ!」
そういってぱちゅりーは狩りに出かけていきました。
「ふん!らんのほうが子守はうまいからね!
さあちびちゃんたちなにして遊ぼうか」
ぱちゅりーサイド
「むっきゅ…むっきゅ…ちょうちょさんまって…ゼェゼェ」
ぱちゅりーの体力で狩りをするのが間違いなのですが、ぱちゅりーにも意地があります。
「むきゅ!つかまえ…あれ?いない…?」
ちょうちょさんはひらひらと飛んでいってしまいました。
「むっきゅー!どうして私がこんな目にあうのぉぉぉ!!!!
あのやくたたずのらんのせいよおおおお!!!」
らんサイド
「おかーちゃん、うんうんでりゅよ!」
「おかーちゃん、おにゃかすいたー」
「おかーちゃん、しーしーするにぇ!」
「おかーちゃんetc…
「ゆがああ!うるさくてゆっくりできないいい!」
「おかーちゃん!おそと行ってもいい?」
「だめだよ!お外は危ないものがいっぱいだからね!絶対だめだよ!」
「ゆぅーん!ぱちゅりーおかーちゃんはお外で遊ぶのもべんきょうよって言って遊ばせてくれたよ!」
「ぱちゅりーはぱちゅりーなの!!らんのときはだめぇぇぇ!!!」
「ゆっく…わかっちゃよおかあちゃん…」
「ゆー…ゆー…」
らんは疲れてついうとうとしてしまいました。
「いまにゃらおそとにでらにぇるにぇ!」
「おそとでいっぱいあそぼうねえ!」
赤ちゃん達はらんを起こさないようゆっくりとお外に出て行きました。
「ゆー!ぽかぽかー」日向ぼっこするゆっくり
「この草さんおいしいよー」草さんをいっぱい食べるゆっくり
「むきゅん、これはとても難しいご本だわ…」チラシの破片をご本といって読むゆっくり
そこではとてもゆっくりとした時間が流れていました
そこへ…
「まりささまのおとおりだぜええ!!!」
スィー!スィー!と爆音を上げてまりさのスィーが向かってきました。
「ゆ?ゆっくりしていってゆぎゃあああああああ!!!!」
1匹の赤ゆっくりがまりさのスィーに引かれて真っ二つになってしまいました。
「へっ!そんなところでゆっくりしてるのが悪いんだぜ!」と
まりさは捨て台詞をはいて去って行きました。
「ゆがぁぁぁ!おねえちゃぁぁぁん!」
「ぱちぇのいもうどがぁぁぁぁ!!」
残された赤ゆっくりが悲しみに打ちひしがれていると
「ゆっくり泣き声がするんだねーわかるよー」
ゆっくりちぇんが茂みの中から現れました。
赤ちゃんゆっくり達は、なにかされるのでは?と思い
一箇所に固まりました。
「姉妹がしんじゃったんだねーわかるよー」と
ちぇんはやさしく声をかけてくれました。
そして一緒にお墓を作ろうといってくれました。
「お墓は死んだゆっくりがゆっくりするところなんだねーわかるねー」
そこへいまさららんがやってきました。
「おちびぢゃんだぢぃぃぃ!!どぼじでおうぢがらでたのおぉぉぉぉ!!!」
「ゆえーん!ごめんなさいぃぃぃ!」
「一人少ないのは何でなのぉぉぉぉ!!!」
「まりさのスィーに引かれちゃったんだねーわかるねー」
説明できない赤ゆっくりに代わりちぇんが説明しました。
そしてお墓はその子のものだと言うことも。
「おぢびぢゃんごべんねぇぇぇ!!!おかあざんがじっがりじでないがらあぁぁ!!!」
「おきてしまったことは仕方ないんだねーわかるよー」
ちぇんはらんを一所懸命に慰めました。
一方ぱちゅりーは
「もう一歩も動けないわ…これじゃ子供達どころからんにまで笑われてしまうわ…」
ぱちゅりーはまったく餌を取れていませんでした
せめて子供達の分だけでもと気力を振り絞って起き上がったところに
『キキーッ!』
「あぶないんだぜ!!よく見て歩くんだぜ!!」スィーに乗ったまりさだった。
「ご、ごめんなさい」
ぱちゅりーは危ないのはそっちでしょと言いたいところだったが、
そんな気力さえもう残っていない状態でした
それを見かねたまりさが
「ヘイ!一緒にあまあまさんでも食べようぜぃ」と声をかけてくれました。
「い…いいの?」
「ぱちゅりーみたいな美ゆっくりが狩りなんて似合わないんだぜ
きっと旦那はひどいやつなんだぜ!」
ぱちゅりーは少し悩みましたが
自分もおなかがペコペコだったので一緒にまりさの巣まで行くことにしました。
「ついたぜ!ここがまりさの巣なんだぜ!」
なんとまりさの家は暖かく丈夫で広くしかも部屋の入り口まであまあまの匂いが漂ってきていました。
(じぶんのいえとはおおちがいだわ…)ぱちゅりーはそう思いましたが口には出しませんでした。
それからしばらくして
「ぱちゅりー、まりさの家でもっとゆっくりしていかないかだぜ?」と話しかけられました。
ぱちゅりーは悩みましたが、おなかもすいていたのでお言葉に甘えることにしました。
翌朝
「ぱちゅりーが帰ってこないよ…らんが狩りに行かなかったせいかも…」
「大丈夫なんだねーどこかでやすんでるんだねーわかるよー」
「ちぇんはやさしいね、ぱちゅりーとは大違いだよ
ぱちゅりーはすぐ怒るんだ。昨日も餌を落としちゃったらすごく怒られたんだよ」
「たいへんなんだねーわかるよー」
「ちぇんはやさしいんだね、ありがとう」
「はやくかえってくるといいねーわかるよー、すーりすーり」
「ち…ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!」
「ぎにゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」
「ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!かわいいよぉハァハァ…」
「や…やめてほしいんだよー!わかるねー!」
「わがらないよぉヘコヘコヘコ!」
「にゃあぁぁぁぁ!!!やめてよー!」
『『すっきりー!』』
「ちょっとゆっくりしすぎちゃったわね、そろそろ帰るわ」
ぱちゅりーがそういうと
「ここまで来て帰るってのは無しだぜ!ゲッヘッヘ!」といって
ぱちゅりーを押さえ込みました、そして
「んほおぉぉぉぉ!まりさのアレがフジヤマヴォルケイノォォォォ!!!!」
「いやああ!やめてえええぇぇぇぇ!!!エレエレエレ…」
『『すっきりー!』』
「こんな子供は育てられないんだねーわかるよー!」
ちぇんは植物型にんっしんをして
らん種2匹とちぇん種2匹を産みましたが
レイプされて生まれた子供だからか、育児放棄して出て行ってしまいました。
「まってよーちぇぇぇぇぇぇん!いかないでえぇぇ!」
らんは必死で追いかけましたが、あっというまにちぇんのすがたは見えなくなってしまいました
「うう…こんなのがぱちゅりーにばれたら…」
「おらおら!用事がすんだらさっさと帰るんだぜ!」
ぱちゅりーは動物型にんっしんをして大きくなったおなかをゆらしながら
まりさの巣から出て行きました。
「むきゅ…こんな姿らんには見せられないわ…けどどうすればいいの…」
何も考えが思いつかないまま自分の巣へと這って行きました。
そして
「むきゅう…ただい…何よこの子達!!!!」
ぱちゅりーの足元を赤ちぇん達が走り回っていきました。
「お…おかえりぱちゅり…なにそのお腹!!!」
らんはぱちゅりーがにんっしんしているのにすぐ気がつきました。
「そんなことどうでもいいわ!!このちぇんたちはいったい何なのか説明して頂戴!!」
「そんなことより何でぱちゅりーがにんっしんしてるのー!!!わかるように説明してよ!!」
『『うわきしたのね!!』』
2匹から出たのはその言葉でした
「もうぱちゅりーとは暮らせないよ離婚よ離婚!!」
「もう私だって離婚したいわ!!でも…」
「この子達はどうするの?」「こーん?」
「私達が離婚すればこの子達は餌もとれずに死ぬしかないわ、それでもいいの?」
「ゆっ!?育児放棄はよくないね…でも…そだてたくないよ!」
「半分はあなたの子でしょう!育てる義務があるはずよ!」
「義務義務うるさいこん!ぱちゅりーだってお腹の子供を育てないといけないのわかってるの!?」
「わかってるわよ!だからこそいま協力しないででどうするの!」
「協力?」「そうよ」
「離婚はこの子達が一人立ちできるようになってからにしましょうということよ」
「よくわからないけどしかたないね、『義務』だからね」
「これからは今までどおりらんが狩りにいって頂戴、わたしはこの子達の子守をするわ」
「仕方ないけど少しの間だけだから我慢するよ」
「それじゃあ決まりねよろしく『らん』」
「よろしく『ぱちゅりー』」
それからというもの
らんが狩りにいっている間ぱちゅりーはちぇんとらんの子をいびり倒しました。
そしてらんはちぇんと自分の子に餌を多くあげました。
子供達はそんな親を見て「もっとゆっくりしたいよ…」といつも思っていました。
そしてついにぱちゅりーの出産のとき
「ううぅぅ!!うまれるぅぅぅぅ!!」
「「おかあちゃんがんばってね!」」
応援してくれるのは最初にらんとの間にできた子供達だけ
らんもちぇんとの間にできた子供達も知らん顔で眠っていました
「ゆぅぅぅぅぅ!うまれるよぉぉ!」
「おかあちゃんがんばっちぇ!お顔が見えてきたわ!」
「お顔がおかあちゃんににていりゅわ!きっとぱちゅりー種よ!」
「さすがぱちぇお姉ちゃんくわしいね!」
スポーン!
『ゆっくりしていってね!!!』
「「「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
生まれたのはまりさ種でした。しかも
「何であのときのまりさに似ているのぉ!!!」
「ゆっくりできないいいぃぃぃぃ!!!」
「エレエレエレ…」
あの時、つまり姉妹を轢き殺したまりさに顔が瓜二つなのです。
らんとぱちゅりーから生まれた子ゆっくりたちはあのときのトラウマを思い出して
泣きじゃくったり餡子を吐き出して死にそうになったりしていました
「おぢびぢゃんだぢぃぃぃ!!!ゆっぐりじでぇぇぇぇ!!!」
ついにらんとぱちゅりーから生まれた赤ゆっくりたちは餡子を吐き出して全滅してしまいました。
「おきゃーしゃん、ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」
「お前なんかぱちぇの子じゃないいぃぃぃぃ!!!」
ブチッ
ぱちゅりーは生まれたばかりのあかまりさを踏み潰しました。
「ゆっくりごろしだ!ぱちゅりーはゆっくりできないよ!!!」
そう叫んだのはらんとその子供達でした。
「うるざいいぃぃぃぃ!!!もどばといえば!!!おばえが!!!えさを!!!とって!!!
こないからでしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
そう叫んだかと思うとぱちゅりーは一目散にらんに向かって体当たりをぶちかましました。
「ゆぶぇ!?」
「じねじねじねじねぇ!ぱちぇのこを殺したらんはじねぇぇぇぇ!!!」
そう叫ぶとぱちゅりーはらんを押しつぶし始めました
体力に差がある2匹ですが怒りに身を任せて突っ込んでくるのと
動揺して何が起こっているのかわからないものとの差は歴然です
「もっと…ゆっぐり…」それがらんの最後の言葉になりました。
「らんとぱちぇの子じゃないちぇんはじねぇぇ!!!」
「ぎにゃあああ!!!」
「わがらないよぉぉぉぉ!!!」
ぱちゅりーはそう言うと残りのちぇん2匹もつぶしてしまいました。
その後
「ふふふ…ほら赤ちゃんもっと食べないと大きくなれないよ…」
「ゆ”…ゆ”っぐり…」
「ほらこぼしちゃだめでしょちゃんと残さず食べたらお勉強の時間よ」
「ゆ”…」
「どう?あんならんより私のほうが子育て上手でしょ?」
「ゆ”ゆ”ゆ”…」
『どうして何も答えないの!!!ぱちぇはそんな子に育てた子はないわ!!!』
ぱちゅりーはあれからおかしくなってしまった
残ったらん2匹(らんとちぇんの子)を自らの教育で立派に育てると誓ったのだった
自分で殺しておきながらかつてのらんの面影がある2匹を殺せなかったのである。
しかし、すでに1匹は餡子の固まりになり
もう1匹はその餡子を口に強引に捻じ込まれている最中だった
ぱちゅりーは狩りができない
となると餌となるのは必然的に死んだゆっくりだけだ。
ぱちゅりーは死んだゆっくりを餌に子らんを育てていたのだ。
「うふふ…それじゃあ勉強を始めましょうか」
「ゆ”ゆ”ゆ”…」
「まずちぇんは見つけたら殺してしまいなさい
次に…」
『ゆっくりしてないぃぃぃぃぃゆぶぎゃ!!!』
それが子らんの最期の台詞になった。 終わり
最終更新:2009年04月18日 23:31