お姉さんとお〇んぽイきたいみょん
「お〇んぽ!お〇んぽイきたいみょん!」
庭でみょんが何か言っている。
「ううう……頭痛い」
昨日は確か……お花見で痛飲して……連れてったみょんが”はなびらだいかいてんだみょん!”とか言って
気まずい雰囲気にしたから……お外に出す罰を与えて……大丈夫……今日は日曜日……今何時だろ……?
「お〇んぽ!お〇んぽイきたいみょん……!
おねーさんんん!!!おねがいだからお〇んぽイかせてみょぉぉぉぉぉん!!!」」
「ああ……もう10時か……って朝っぱらから何いってんのぉぉぉぉぉ!!!!????」
みょんに突っ込みを入れると、同時に私の頭にも烈しい射し込みが起こる。
「いだいいだいいだい………あだまが、あだまがいだいよぉぉぉぉぉ」
頭を抱えて座り込む私。
こうしている今も、みょんは庭で飛んだり跳ねたりしながら卑猥発言を繰り返している。
「もうやだ……こんな生活……」
私はよろよろと、みょんを捕まえに庭に下りた。
* * * *
今まで欠かしたことのない、早朝のお散歩をすっぽかした結果がこれだよ。
「ああもう、やっと捕まえた」
「お〇んぽ!はやくぅぅぅお〇んぽぉぉぉぉぉ!!」
”おさんぽ”でしょうが。器用にピー音入れるんじゃないわよ。
もう金輪際、庭にみょんを放置するのはやめようと私は思った。
私は頭痛がいくらか良くなるのを待って、みょんと一緒にもう一度庭に下りた。
「お〇ーんぽ!お〇ーんぽ!」
息を大きく吸って、ちゃんと隣近所に聞こえるように声を張り上げる。
「わかったわよ!!!!お・さ・ん・ぽ!連れて行くから!黙りなさい!!!!」
「イくぅぅぅぅ!!まちにまったお〇んぽもうイくみょぉぉぉぉんんん!!!!」
「うざい……」
まあいつものことだし、このぐらいで近隣の皆さんのご理解もいただけることだろう。
みょんの飼い主というのも、なかなか大変なのだ。
「はいはいおさんぽいきましょうねー、おお、おさんぽおさんぽ」
「みょんみょん!おねーさんがおうちにいれてくれなかったから、みょんはとってもさびしくてうずいてしかたなかったみょん?」
言われてみれば、酔った勢いとはいえ寒空の下一晩中締め出すというのはやりすぎだった。
私はところどころ硬くなってしまったみょんの白いもち肌を撫でてやる。
「悪かったわよ、ごめんねみょん」
「みょーんー」
「それじゃあ、おさんぽ行きましょ?」
「みょん!」
END
最終更新:2009年04月22日 03:39