ゆっくりいじめ系2734 副工場長れいむの末路3

副工場長れいむの末路3








「う゛わ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」

暗闇の中でれいむは叫んだ。
望めば望むだけ食料を与えられ、工場長の権力の元で人間をアゴで使い小馬鹿にして生きてきた。
それはそれで自尊心を大いに満足させ、ゆっくりできた。

しかし思えば同属のゆっくりと一緒にゆっくりした事はまだ一度も無かった。
ちっぽけなマヌケ面のまりさですら、一緒に居る事で感じたゆっくりは
今までの贅沢な暮らしのそれとなんら遜色の無いものだった。いや、それをも超えていた。

これが「ゆっくり」

副工場長れいむは産まれてはじめての「ゆっくり」を体感したのだ。
そして茎からたわわに実った可愛らしい赤ゆっくり、
まだ産まれていないのにこんなにもゆっくりした顔をしている。

れいむは数秒前までこれからはじまるゆっくりとした生活に心を躍らせていた。
傍らでゆっくりとした寝息をたてていたまりさは今、れいむの頬をつた

「もういいか?」

携帯で何処かに電話をしていた男が冷蔵庫のドアを開ける。

「い゛い゛わ゛げな゛い゛でじょおおおおおお!!!」

破裂せんばかりに身を膨らませて激昂するれいむ。
何でだ!?何故殺した!?ゆっくりしていたまりさを何故殺した!?れいむのかわいいおちびちゃんを何故殺した!?
あんなにもかわいらしい笑顔だったのに!あんなにもゆっくりとしていてたのに!
やはりクズだ!28番!工場長より偉い?それがどうした!ゆっくり死ね!ゆっくり死ね!
冷蔵庫の中、高速で首を振り回し、体を弾ませて天井に禿しく体をぶつけながられいむは叫んだ。

「ぎげえッ!に゛ん゛げん゛ッ!!お゛ま゛っ」

れいむは男の足元に居る小汚いまりさに気がついた。

「ゆ゛っ!」

その困った様な表情で薄ら笑いを浮かべているちっぽけなゆっくりは
小汚い帽子を揺らして人間に媚を売っている。
何て惨めで情けないゆっくりだ。れいむは憎々しげに舌打ちした。

「ゆっ!これがまりさの新しいお家だね!さむ・・・涼しくてゆっくりできそうだね!」

まりさ・・・。
れいむはついさっきまで隣で寝息を立てていたマヌケ面のまりさを思い出す。

(ゆっくりしてないれいむだけど、まりさがゆっくりさせてやるんだぜ)

冷蔵庫の中でのまりさの言葉。
あんなマヌケ面でも今、目の前に居るしょぼくれたまりさより幾分マシであった。
こんなゆっくりしていないまりさではとても・・・

「ゆ゛ゆ゛っ!」

聡明なれいむは目を見開き、人間の企みに気がついた。
マヌケ面のまりさよりも更にワンランク下の薄汚いまりさ、
人間はこのまりさをれいむにまた宛がうつもりだ。そしてまた次の日に目の前で殺すのだろう。
あんなゴミみたいなまりさでも片親がれいむなのだから、とてもゆっくりとしたおちびちゃんが産まれるだろう。
それをさっきみたいに目の前ですり潰すつもりだ。

「ゆ゛ぎぃぃぃ!またおちびちゃんがごろざれるぅぅぅ!ゆっぐりできないぃぃぃ」

人間め!力に物を言わせ、無力なかわいいれいむにまた理不尽な暴力を振るうつもりだ!
クズ人間!どこまでもれいむをゆっくりさせないつもりだ!許せない!
れいむが何をしたというのだ!?死ね!もうゆっくりとは言わない。即座に死ね!

「じん゛でね゛っ!ぞぐざにじん゛でね゛!ゆぐぅぅぅ!じね゛ぇぇぇ!」

冷蔵庫の中を煙を上げんばかりの剣幕で転げまわるれいむ。男は小首を傾げた。
このクソ袋は何を勝手に盛り上がってるのだろうか。

「ま゛だ無理や゛りずっぎりざせてお゛ちびちゃんを殺すづも゛りな゛んでしょう゛!」

勝手にすっきりしたことを無理やりさせられた事に脳内補完して被害者面するれいむ。
その純真な瞳を涙で一杯にして冷蔵庫から男に「しね!」と唾を飛ばす。
上半身だけを動かし、巧みに唾をかわす男。

「そんなことはしない」
「ゆっ!」
「そんな生易しい事はしない」
「ゆ゛っ!」
「そんなことをしたらお前がゆっくりするだろ」
「ゆ゛ぅっ!?な゛に゛い゛ってるの゛!?ぜんぜんゆ゛っぐり゛じでな゛い゛よ゛」

そんなことは無い。こいつは今、確実にゆっくりしている。

番や赤ゆっくりを殺される事を恐れている思考の隅で「それでも自分は無傷でゆっくりできる」と考えている。
ゆっくりに対して他のゆっくりを虐待して精神的な苦痛を与える事は殆ど意味が無い。
せいぜい効果的なのは最初の一度だけだ。
それ以降は続けたところで口では泣いて喚いて苦しんで見せるが、
その実、安全圏に置かれた自分に安堵し、密かにゆっくりする。

ゆっくりとはそういう生き物だ。それを裏付けるように・・・

「お前、赤ゆっくりはどうした?」
「どうじだ!?な゛に゛い゛っでる゛の゛!?人間がごろ゛じだん゛でじょう゛!!がえ゛ぜ!おぢびち゛ゃん゛を」
「食べたな」
「ゆ゛っ!?」

冷蔵庫の中に男が毟り取った実ゆっくりの残骸は無かった。
「ゆ゛っ!?ゆ゛っ!?」と驚いた顔で冷蔵庫の中を見回すれいむ。
狂ったように泣き叫んでいた裏で無意識に自分の子を食してゆっくりしたのだ。
どんな時でも隙あらばゆっくりしようとする。その為には手段は選ばない。
そう、これがゆっくりだ。そろそろこの胸糞悪い面構えにも飽きた。

男は作業台の上にある小さな液晶テレビの電源を入れると
その音量をどんどんあげていく、
男とれいむの様子をニヤニヤと眺めていたまりさがその騒音で眉間にシワを寄せる。

「ゆっ!うるさいよ!ゆっくりテレビさんを静かにさせてね!
かわいいまりさがゆっくりできないよ!」

まりさがおさげで耳を塞ぐようなポーズをとって男に訴える。
男はまりさなど、はじめから存在しないかのように無視する。
そして今度は朝だというのに次々とカーテンをしめていった。
薄暗くなっていく部屋にまりさは唇を尖らせて抗議する。

「ゆうっ!お日様さんをかくさないでね!まりさはお日様さんでゆっくりしたいよ!」
「ここは・・・」
「ゆゆん?」

首を傾げるまりさ。
男は薄暗くなった部屋で作業台に置かれた小物をガチャガチャと構っている。

「この部屋の両側は空き部屋だ。心配は無い。
しかし町外れとは言え人の通りは疎らだがたまにある。だからこうしないといけない」

「ゆ、ゆゆん?」

この人間は何を言ってるんだろうか?
全く意味がわからない。まりさの質問に全然答えていない。
まりさの取り繕った笑顔が歪む。

「ゆぅ!ゆっくりきいてね!」

まりさが苛立たしそうにその場を跳ねる。
なんでもいいからまりさの言うとおりにしろ!馬鹿な人間さん!・・・とは言えない。
機嫌を損ねないようにまりさの意見を通さなければならない。手のかかる人間だ。

「ゆんゆん♪まりさは」

男は身をくねらせてかわいさアピールに勤しむまりさは無視して、
れいむのもみ上げを掴んで乱暴に冷蔵庫から引きずり出す。
れいむは男の突然の行為に驚き、首を振ってイヤイヤしながら暴れる。

「な゛に゛じているの゛!?い゛だい゛!やべでね゛!ゆ゛っぐりやべでね!がわ゛い゛い゛れ゛いむをばなじでね!!」
「ゆ゛っ!するーしないでね!ばかなの?しぬの?」

まるで自分が存在しないかのような男の振る舞いに納得がいかずに声を荒げるまりさ、
れいむは冷蔵庫から引きずりだされてなるものかと、冷蔵庫の取っ手に齧り付く。

「や゛べでね゛!ゆ゛っぐり゛ざぜでね゛!れ゛いむをゆ゛っぐりざぜでねっ!!」

もはや、赤ゆっくりの事など忘却の彼方だ。
少しでも自分に危機がせまれば、他のゆっくり
ましてや既に死んでいるゆっくりの事など途端にどうでもよくなる。
ひたすらに自分の身を案じ、ゆっくりできない思い出しかない冷蔵庫の外へ出る事を拒む。

「ゆぎぃ!いやだ!いやだ!おそとはゆっくりできないぃぃl!」

テレビの大音量に負けず劣らずの奇声を発して暴れるれいむ。
その時、れいむに電流が走ったような鋭い痛み。
それと共に男の手が離れる。冷蔵庫に体を打ちつけて床に転がるれいむ。

「んぎぃ!?・・・ゆ゛っ?・・・ゆ゛うぅ!?」

仰向けの姿勢でれいむは男を見る。
男の手に握れている物体。それには見覚えがある。それはれいむにとってはとても身近な・・・

「あ゛っ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

れいむのもみあげだった。
男の手元でコミカルにピコピコと動く千切れたれいむのもみあげ、それを男は口に入れ租借する。

「まずい」

べしゃりと音を立て床に吐き出される。
グシャグシャに噛み砕かれもはやピクリとも動かない

「ゆ゛っ!?れ、れいむの!れいむのもみあげざんがぁぁぁ!」

れいむの側頭部からビュッ!と餡子が噴出して床にこぼれた。
それを見て目が飛び出さんほどに驚きの表情を浮かべるれいむ。

「ゆ゛あ゛っ!ゆ゛っぐい゛ぃ!ぐぞに゛んげん!もどぜっ!いばずぐもどにもどぜぇぇ!」

歯をむき出して男に突進・・・

しようとしたれいむだが、昨日同じ事をしてあにゃるから魂が抜け出た事を思い出して足が止まる。
男と床に落ちたもみあげを交互に見ながら、形相の表情はそのままに
「キュッキュッ」と床を鳴らして少し前に進んでは後ろに下がる行為を繰り返す。
男に対する憎しみと恐怖が丁度同じくらいだった為に、二つの思考がぶつかり合い、次の段階に進まない。

「ゆ゛っぐりもどじでねっ!!ゆ゛っぐりもどじでねっ!!ゆ゛っぐ・・・い゛や゛ぁぁぁ!!!」

自分からは距離を縮めてこないれいむの下腹部を鷲づかみにして作業台の上に乗せる。
涙と涎を垂れ流しながら「モルンモルン」と体をあらゆる方向に動かして男の手から脱出しようとするれいむ。
男は左手で台にれいむの体を押し付け右手は頭髪を捻るように引っ張りあげる。

「んぎゅぃ!ゆ゛っぐりの゛びる゛っ!ばなぜ!ばなじでねっ!ばなじっ・・・・ひゅひぃへっ!」

ありえない位に縦に伸び上がるれいむ。

「ん゛ぎぎぎぎぃ!ゆ゛っ!ゆぐいっ!ゆぐぐっ!」

やがて髪の毛はブツッ!と音をたてて根元からゴッソリと抜ける。
それと同時にれいむの伸び上がった体が戻り、後頭部を台にぶつけて弾む。

「がみ゛の゛げっ!ゆ゛べっ!」

弾んで戻ってきたれいむを男が殴りつける。
再び台に叩きつけられ弾むれいむを男はパンチングボールのように何度も殴りつけた。

「ゆ゛っ!ぼっ!べっ!ひゃぶっ!んべっ!がっ!・・・む゛っ!・・・ゅ゛・・・・ぃ゛・・・ぅ゛」

低空で弾むバスケットボールのように
台と男のこぶしの間を残像を残しながら高速移動するれいむ。
もはやうめき声をあげる事すらできない。
目を見開いて苦悶の表情で時折「ゆ゛っ!」とくぐもった声を漏らす。

男の手が止まる。白目を剥いて反応しなくなったれいむを暫く眺めていたが、
今度は親指を突き立ててれいむの体に振り落とす。

「ぎゅばっ!?」

体の奥深くまで挿入される人間の指先、違う種類の激痛に朧気になっていた意識を覚醒させるれいむ。
れいむの体がブルン!と震えて一瞬宙に浮く。指を突き立てられた腹には小さな黒い穴が開いている。

男が再び拳を振り上げる。
またさっきの痛いのが来る!れいむは顔をグシャグシャにして拳を目で追う。

「ひっ・・・ひゅひぃっ!」

しかし男の手が止まる。
男は拳を振り上げたままれいむをジッと見ている。

「・・・・ゆ゛っ!ゆ゛うぅ・・・!に゛っにんげ」

微かに余裕ができたれいむが男に話しかけようとした瞬間、
れいむは両手で掴まれて持ち上げられる。景色が高くなる。
ゆっくりできない床、ゆっくりできない冷蔵庫、ゆっくりできない作業台が全て視界に収まる。

「やべでね!おそらを!いだいのやめでね!どんでるゆっぐりれいむをおろ・・・・し゛゛っ!!!」

視界が高速で回転したと思った次の瞬間、目の前が真っ暗になる。
全身があますところなく痛い!なにがおこった!?ゆっくりできない!ゆっくりできない!

男は両手でれいむを雑巾のように絞り上げた。
ぎゅむむ!と音がしてれいむの体が唸りを上げる。

「ん゛ぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛っ!!」

体の至る所が悲鳴をあげて裂け始めた。
れいむが苦痛からのがれようと上へ下へと伸び上がる。
しかし締め上げる力は全く緩まない。
何故かわいいれいむがこんな目に?れいむがかわいいからだろうか?かわいくてごめんね!
ゆっくり!ゆっくり!誰でも良いかられいむをゆっくりさせてね!かわいいれいむが困ってるよ!
はやくたすけてね!・・・はやぐじろ!!クソ共!どいつもこいつも役に立たないゴミクズばかりだ!

(ゆっくりしてないれいむだけど、まりさがゆっくりさせてやるのぜ)

「ゆ゛っ!まりざぁぁぁ!どごっ!まりざぁぁ!ゆっぐりざぜでっ!うぞづぎ!ばきゃ!う゛ぞづぎぃぃい゛い゛っ!」

意識を混濁させたれいむがミキサーで液状化したまりさの名前を一心不乱に呼び続ける。
しょぼくれた顔のまりさが自分が呼ばれたと思い「ゆっ!」と声をあげる

「ゆっ!人間さん!いいがげんにしてね!やめてあげてね!」

まりさが身をふくらませながら人間に話しかけた。

「うるさくてかわいいまりさもゆっくりできないよ!すぐにやめてね!ぷんぷん!」
「・・・・・」

まりさを一瞥した男はピタリと手を止めて無造作にれいむを床に落とす。

「えべっ・・・・えべべっ・・・ゆ゛ぐ・・・ま゛り゛ざぁぁ・・・」

れいむは男の手から離れてもその先端部は捻れたままになっている。
涎を垂らしながら舌をだらしなく伸ばして息を切らした。

ようやく人間がまりさの言う事を聞いてこっちに向かってくる。
人間を睨みつけながら、まりさは胸を張って勝ち誇ったような表情を浮かべる。
やはりこの家ではまりさは人間の次に偉いようだ。まりさはほくそ笑んだ。

「ゆっくりきいてね!いたいことをやめてあげてね!それからまりさに・・・」

あまあまを持ってきてね?それも大至急・・・ゆっ?
人間は無言でまりさから帽子を取り、作業台の上に移してまりさの右頬をつまむ。

「ゆっ?なにしてるの?ちがうでしょ?あまあまだよ?はやくしてね!」

まりさを可愛がるのはその後だよ、馬鹿な人間さ

「ん゛ん゛っ?」

そのまま男はまりさの頬の皮をカレンダーをめくるように一気に手前に引いた。
容易く皮が弾力の限界を超えて引きちぎれる。
皮は頬から口の真ん中辺りまで一気に裂け、まりさの歯茎がむき出しになった。
まりさの体から離れた頬の皮は男の手の中でプルプルと震えている。
傷口からは時折ピュッ!ピュッ!と餡子が噴出した。

「・・・・・?」

まりさは首を少し傾げながら何が起こったかわからないと言った感じで男を見つめている。
やがて作業台の上から床へ水が滴り落ちる。まりさは無言でしーしーを垂れ流した。
そのままゆっくりと崩れ落ちて横に倒れるまりさ、まだ現状を理解できない。
まりさにとっては唐突な男の虐待に思考が完全に停止した。

「うるさいよ」

男は呆然としているまりさを掴みあげると冷蔵庫を開き、製氷室へ放り込んだ。
踵を返して頭頂部が捩れてソフトクリームの様になってるれいむの元へ戻る。
虐待の対象が再びれいむに移った事に気がつき、れいむの表情が凍りついた。

「い゛っ!や゛っ・・・・や゛べでね゛!がわ゛い゛い゛れいむをごれいじょういじめないでね!」
「ぜんぜんかわいくないからね」

残り少ない頭髪を掴まれて再び作業台の上に乗せられるれいむ。

「ゆ゛ぅっ!やめ゛っ!ばんぜい!びごびご!がみの゛げ!おぢびぢゃん゛!ゆ゛っぐり゛!」

言葉にならない言葉がれいむから次々と溢れ出す。
男の手に握られたのは包丁。
包丁はれいむの体を撫でるように滑り下腹部へ移動する。
そしてその刃はれいむのあにゃるの所で止まった。
何がはじまるかゆっくりと想像し、れいむの目が徐々に大きく見開かれた。

「ゆ゛っ・・・い゛っ・・・い゛や゛ぁぁ・・・お゛でがい゛じばず・・・!や゛っや゛め゛・・・や゛め゛ぇ゛・・・っ」

れいむの瞳からポロポロと涙がこぼれる。見る見る顔が青ざめる。
ゆっくりと人間をナメてすくすくと育ってきた結果がこれだった。

もはやその表情は尊大な態度を取り続けてきた副工場長れいむではない。
どこにでもいるちっぽけなゆっくりれいむのそれだった。
包丁の刃先があにゃるに触れる。れいむの体がビクン!と波打った。

「ま゛っ!ま゛っでね!ゆ゛っぐり゛ま゛っでね゛!」

男は刃先をあにゃるに触れたり離したりを繰り返している。
激しく体を動かし何とかして男の手から逃れようと身を捩るれいむ。
目を見開き必死の形相で男に懇願する。
このゆっくりできない状況を脱するにはどうすればいいか?
必死に餡子脳を回転させ思案を巡らせるれいむ。しかしそれができたらこんな所には居ない。

「あ゛や゛ばり゛ばず!!あ゛や゛ばり゛ばずがらっ!ま゛っで・・・・・・・・ゆ゛ッ?ぎゅ゛ん゛っ!!!」

包丁の刃が半分ほど一気にれいむのあにゃるに挿入された。
忙しなく動き回って脱出の方法を模索していたれいむの体がピタリと止まる。
目を見開き歯を剥き出した表情のまま、れいむが硬直する。

「ゆ゛っ!・・・ん゛っ!・・・ん゛む゛!・・・ぎゅ・・・い゛!」

徐々に包丁がれいむのあにゃるを切り開きながら奥へ沈んでいく。
それに比例するようにピタリと止まっていたれいむの体の震えが徐々に激しくなる。
もはや無駄口を叩く余裕も無いのか、苦悶の形相で天井を食い入るように見つめるだけであった。

やがて包丁の刃は全てれいむの体内に収まり、柄の部分だけがあにゃるから顔を覗かせている。
そんな自分のあにゃるを見たれいむは涙と嗚咽を漏らした。
そして男に消え入りそうな声で男に懇願する。

「んぎゅぃ゛!・・・お゛っ・・・おでがいじばず・・・ぬいでぐだざいぃぃ」

男はジッとれいむを見るだけで何も言わない。

「い゛っ・・・いだいんでず・・・!ぼんどうにいだいんでずぅ・・・ゆっぐりでぎないんでず・・・おっ、おでっ!おでが・・・」

男はジッとれいむを見るだけで何も言わない。

「ぎいで・・・むじ・・・じない・・・で・・・」

男はジッとれいむを見るだけで何も言わない。

「ぎげ!!!ぐぞに゛ん゛」

れいむが声を張り上げた瞬間、男はあにゃるに挿入された包丁を捻り挙げる

「ん゛ん゛ん゛ッッ!!ぎゅばあ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!!」

クソ袋がビタンビタンとのた打ち回る。包丁はれいむの体内で180度回転して刃の部分が上になる。
今度は包丁から手を離して両手でれいむの側面を押さえると親指でゆっくりとたるんだ腹を圧迫する。

「ゆ゛ん゛ッ!へぎッ!へぎぎぎッ!ぎッ!」

内部から切り刻まれてれいむの腹部の皮に薄っすらと挿入した包丁が浮かび上がる。
やがて包丁の刃先がれいむの腹を突き破り頭をのぞかせた。
その瞬間、行き場を求めていた餡子がビュルビュルと腹から噴出する。

「ぎッ!ぎぎぎッ!どっ!どまっ!どまって!あんござん・・・どまっ!んぎぃぃぃ!」

れいむの体の振るえはもはや振るえというレベルを超えて振動にまで達している。
携帯のバイブのような音を発しながらのた打ち回るれいむ。
男は左手でれいむのおでこを塞ぐように押さえつけると再び包丁の柄に手をかけた。

そしてゆっくりと包丁をあにゃるの方向へ進める。
れいむの腹部から顔を除かせた刃が鮫のヒレのようにあにゃるに向かって進んでいく、

「あ゛っ!あばっ!ずずま゛な゛い゛でっ!も゛どっで!ゆっぐりもどっ!ぎひぎぃ!」

僅かにれいむの皮が弾力によってもりあがったが、
包丁の切れ味によってブッ!と音を立て腹の傷とあにゃるが開通した。
冷蔵庫で冷やされたれいむの体は一部の餡子を噴出しただけで殆どは体内に留まっている。
腹部からあにゃるにかけて真一文字に切り刻まれても死ぬことは無かった。

いや、死ぬ事はできなかった。
道の隅にぐったりと横たわった犬の排泄物のような佇まいを見せるれいむ。
息を切らし、虚空を見つめて口をパクパクさせている。
やがでその声にならない声が男に聞こえてくる。

終わる事の無い激痛の中でれいむの心は完全に折れた。

何が人間をここまでさせたのかはれいむにはわからない。しかしわからないと訴えても虐待は終わらない。
ならばわからなくてもいい、この虐待が終わるのならば恥も外聞ももはやどうでもよかった。

「れ゛・・・れ゛いむはゆっく・・・いそいでばんぜい・・・じまじだ・・・ずびばんでじだ」
「そうか」
「ぐぞにんげん・・・でっ、いっでずびばぜんでじだ・・・ばんごうでよんで・・・ずびばぜんでじだ」
「そうか」
「だがらっ!だずげてぐだざい・・・であでじでっ・・・!んぎっ!・・・ぐだざ・・・いぃぃぃ・・・」

「イヤだね」

少ない餡子脳をフル回転させてひねり出したれいむの精一杯の謝罪は一蹴された。
れいむはもう笑うしかなかった。

「ゆひっ!ゆひへへっ!ゆっくりしていってね!」

男は両手で裂けた腹を掴むとその亀裂を更に広げた。
錯乱状態も一種の逃避である。一切の逃げは許可しない。

裂け目は腹から上へ登って唇を割った。ガパッ!と口が開き歯茎が剥き出しになる。

それでも男の手は止まらない。
下の前歯を中心に歯茎と口内が裂けてそのまま舌の根元を割る。
舌がピン!と伸びて舌先がプルプルと震えていたが、
真っ二つに裂けると狂ったように互いが違う動きで蛇の様にのたうった。

「ひゅひぃ!ひひゃい!ひひゃぁぁい!」

舌がその機能を失い、れいむはもはや言葉を発することができない。
狂ったように奇声を発するしかなかった。

それでも男の手は止まらない。
歯茎は更に裂けて上の前歯を中心に上唇を割る。そしてそのまま裂け目は両目の間を通る。
悲しげ気な両目が寄り目になって裂け目を追っている。そして両目がグルン!と上を向いたその瞬間、

れいむが開いた。

強制的に「お食べなさい」状態になったれいむ。
眼球はそのまま真横に視点をグルリとずらし互いの断面を見て、驚いたようにビクッ!と震える。

「えべっ!えべべっ!べべっ!」

そしてブチブチと音を立てて頭皮も分離してれいむは真っ二つになった。
支えを失い、右側も左側も断面を上に向けてゆらゆらと揺れている。

それでもまだれいむは生きていた。
時折、ビクンと痙攣し、目はギョロギョロと忙しなく動いている。
その様子をつまらなさそうに見つめる男。

ふたつのれいむを放置して冷蔵庫を開く、
製氷室の中では氷に埋もれて涙を凍らせながらまりさがガチガチと剥きだしの歯を鳴らしている。
そんなまりさを取出して作業台に置く。

製氷室で急速に冷やされたまりさはコトリ!と陶器のような音を立てた。
男はまりさに帽子を被せて優しく撫でる。
白い煙を吐きながらまりさは微動だにせず歯を鳴らしてれいむを見つめていた。

その視界を塞ぐように包丁の側面がまりさの目の前に突き立てられた。
包丁には歯茎を剥き出しにしてガチガチと震えるゆっくりしていないゆっくりが映っている。
しーしーの穴の周辺の皮膚が盛り上がる。凍り付いてしーしーの穴は開かなかった。
歯を鳴らす事しかできなかったまりさが、ガクガクと身を揺らしながらゆっくりと男の方へ振り返る。

「ぎっぎい゛でね゛」
「・・・・・」

文字通り精一杯の凍りつかせた笑顔を浮べるまりさ。
目の焦点は合わずどこを見ているか分からない。

「ま゛っま゛りざはっ!おぢびぢゃんを゛!
ごろざれだごどな゛ん゛がっ!ぜん゛ぜん゛お゛ごっでな゛い゛がらね゛っ!」
「・・・・・」
「ごま゛っだチビがじん゛でっ!ぜい゛ぜい゛じだんだよっ!感謝じでる゛ん゛でずっ!」
「・・・・・」
「ごの゛巣に゛も゛!ま゛ん゛ぞぐじでばずっ!」
「・・・・・」
「人間ざん゛を゛っ!ぜん゛り゛ょぐでゆっぐり゛ざぜであ゛げよ゛う゛ど!おぼっでばずっ!
・・・だっだがらっ!だがら゛っ!ま゛り゛ざはっ!ま゛り゛ざだげばっ!!」


「すっきりしろ」
「ゆ゛っ゛?゛」
「そこのれいむとすっきりしろ」
「ゆ゛゛っ゛っ゛??」

れいむとすっきりしろ、
すっきりできなかったられいむよりゆっくりできない方法で殺す。

すっきりしたられいむから生えてきた赤ゆっくりをすぐに食べろ、
食べなかったられいむよりゆっくりできない方法で殺す。

食べたらすぐにれいむとまたすっきりしろ、
すっきりできなかったられいむよりゆっくりできない方法で殺す。

腹が破裂するまでこれを繰り返せ、
できなかったられいむよりゆっくりできない方法で殺す。

腹が破裂したられいむと同じ方法で殺してやる

「む゛り゛で」

白目を剥きながら唾液を飛ばしたまりさの背中に包丁が突き刺さった。
直ぐに包丁は引き抜かれて再びまりさの背中に突き刺さる。
それもすぐに引き抜かれて再びまりさの背中に突き刺さる。
それもすぐに引き抜かれて再びまりさの背中に

「ずっぎり゛じばず!!!!」

涙と汗とよくわからない液体と餡子をほとばしらせながら、
まりさはふたつに分かれて痙攣するれいむの元へ満面の狂った笑顔で駆け出した。



まりさは2日後に永遠にゆっくりした。










次回で終わりとなります。本当にありがとうございました。

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最終更新:2011年07月27日 23:32
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