ゆっくりいじめ小ネタ557 平凡な虐待

「おーい、ふらん!行ったぞー!」
「ゆげぇ、ふらんだああああ!?」
「「「「「おかーしゃん、きょわいよー!」」」」」
ゆっくりしね!」

今日は日曜日。ここは近所の山
忙しい日々がようやく終わり、久しぶりのまともな休日を利用して俺はふらんとゆっくり狩りにやってきた
ふらんは俺のペット・・・否、嫁といっても過言では無いプリティマイエンジェルだ

「れ、れいむはづよんだよぉ!ぷぐうううううう!?」
「「「「「おきゃーしゃん!?」」」」」
「おちびちゃんたちはゆっくりしないでにげてね!」
「残念、怖い人間さんもいるんだよ」

基本は俺がゆっくりを追いまわし、ふらんが逃げ道に立ちふさがる
現実には左右ががら空きなのだが、相手がゆっくりなのでこれで何とかなってしまう
素早く子れいむ3匹と子まりさ2匹を捕まえた俺はのんびりとした足取りでふらんの傍へ

「うっわー、不細工なガキ共だなぁ・・・ふらんとは大違いだ」
「ゆゆっ!れいむのおちびちゃんはふらんなんが・・・ゆぶっ!?」
「なんか?なんかだと?てめぇ、俺の可愛いふらんちゃん様に向かってなんかって言いやがったか?」

不細工なガキ、と言う言葉に反応したれいむの反論が終わる前に俺のつま先がれいむの右頬にめり込んだ
瞬間、強烈な衝撃を受けた黒髪饅頭は少量の餡子を吐きながら宙を舞い、近くに木に叩きつけられる
かなりの痛手を負ったことは間違いないだろうが、まず死んでいないだろう

「可哀想になぁ・・・ふらん」
「ゆっくりしね!」

ふらんの頭を撫でつつ、5匹の子ゆっくりをれいむの方にかざして叫ぶ

「おい、クソ饅頭!不細工なガキ共が潰されたくなかったら早く戻って来い!」
「ゆぐぅ・・・や、べで、ねぇ・・・そのだぢはぁ・・・」
「五月蝿い。潰されたくなかったら俺の言うことを聞け」

その一言で自分に拒否権が無いことを悟ったれいむは恨みがましそうな目をこちらに向ける
這いずる足取りは重く、よく見てみると底部に傷を負ったのか、と追った後には餡子が点在している
が、よほど自分の子どもが大事なのだろう。必死に這いずってきて、しぶしぶといった様子で「ゆっくりりかいしたよ」と呟いた

「じゃあ、まず質問だ。お前のガキ共と俺のふらん・・・どっちが可愛いか答えろ」
「ぞんなの・・・れいぶのおぢびぢゃ」
「そうかそうか。じゃ、ふらんより可愛いドグサレ饅頭は消すか」

ふらんに手の中の子れいむを1匹手渡した
すると、彼女はようやくありつけたおやつを前にわずかに微笑み、子れいむを二口で食べてしまう
ああ、食べる姿のなんて愛らしいこと・・・

「で、どっちが可愛いって?」
「ゆぐっ!?ふ、ふらんでずうううう!?」
「“さま”が無かった。もう1匹どうぞ」
「や、やめぢぇええええ!?」
「ゆっくりしね!」

今度は子まりさを丸呑みすると、口の中でころころと転がして弱らせてから飲み込んだ
口いっぱいに物を含む、ちょっと行儀の悪いふらんもとても可愛い

「で、なんだっけ?」
「ふ、ふ゛らんざまあどっでもがあいいでずぅ!?」
「そうか。ところで・・・何で敬語なの?ゆっくり風情が敬語とか生意気なんだよ」

と言う訳で更に1匹、今度は子れいむをふらんに手渡す
ふらんはその子れいむを指でつまんで少しずつ千切りはじめる
皮が剥がれ、餡子が漏れるたびに子れいむは「ゆぴぃ!?」と悲鳴を上げた

「や、やべであげでね!いだがってるよ!?」
「なあ、れいむ。お前、ふらんのほうが可愛いって言ったよな?」
「ゆぐ・・・い、いっだよ!だがら、おちびぢゃ・・・」
「じゃあ、可愛いふらんに食べられる赤ちゃんは幸せ者なんだよ!」

しゃがみ込んでれいむに顔を近づけつつ、俺はにっこりと微笑んだ
間近にあるれいむの顔が徐々に絶望へと染まって行く
しかし、ここであっさり絶望されても面白くないので、彼女の前に最後の希望をぶら下げる

「とは言え、全員はふらんも食べきれないから1匹だけ返してやるよ。ほら、お前が選べ」
「ゆ、ゆう・・・ほんとう、に・・・ゆゆっ!?」

一瞬、嬉しそうに顔を綻ばせたれいむだったが、俺の言葉を理解するなり困惑の表情へと変わった
自分の子どもに「死んでくれ」という事に抵抗感を覚えているのらしい
まあ、ゆっくりに限らず大半の育児をする動物がこんな状況になったらそうなるだろう

「早くしないとどっちも死ぬぜ?」
「ゆぅ・・・ゆぐぅ・・・まりさをたすけてあげてね!」
「おかーしゃん、どほぢでえええええ!?」
「やっちゃあ!これでゆっくち・・・」
「よし、まりさを生という名の苦しみから救ってあげよう」

言うや否や、俺はまりさを踏み潰し、愕然とするれいむを無視して残された子れいむに話しかける

「なあ、れいむ。親に見捨てられたのはどんな気分だい?」
「ゆっぐ・・・ゆひぃ・・・どほぢでぇ・・・」
「それはね、お前よりも自分の、だーりんそっくりで餌取りも上手なまりさの方が大事だったからだよ」

それから、子れいむの表情に絶望の影が差すまで徹底して彼女の無価値を説き続けた
1匹だけなられいむ種の子どもよりも確実に生き残れるまりさ種を優先するのが客観的にも正しいこと
つがいのまりさの面影の方が子れいむよりも重要だということを
れいむ種は無能だから見捨てられて当然だということ
とにかく、あることないことを片っ端から子れいむに吹き込んで涙が枯れるまで心を刻み続けた

「じゃ、こいつは返すよ。せいぜい慰めてあげてね」

れいむの目の前に、子れいむを叩きつける
その際の衝撃で、彼女は餡子を吐き、底部を酷く傷付けてしまったようだが、幸い致命傷にはなっていない
恐らく1週間ほどしっかりご飯を食べてゆっくりすればすぐに回復するだろう
もっとも、彼女自身に生き延びてゆっくりしたいという意思があればの話だが
もっとも、底部を怪我した親れいむにそれだけの食料を取ってくる能力があればの話だが

「さあ、ふらん。帰ろうか」
「うー、ゆっくりしね!」

俺はうなだれる2匹に背を向けると可愛いふらんをお姫様抱っこして山を降りて行った



---あとがき---

たまにはオーソッドクスもいいものだ


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最終更新:2011年07月30日 01:34
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