※体付きの
ゆっくりれみりゃとゆっくりパチュリーが出ます。
嫌な人は見ない事をオススメします。
「もっと・・・そう、丹念にね。歯なんか立ててみなさい。無い首へし折るわよ」
紅魔館のメイド長十六夜咲夜は一匹のゆっくりれみりゃを飼っている。
別に深い意味は無い。主に辞めるように言われればすぐにでもこの子を捨てただろう。
しかし、主は咲夜の部屋から連れ出さないという条件のみで飼う事を許した。
「もう、とろいわね。もっと音を立てて、そう」
ゆっくりれみりゃは珍しい体付きと呼ばれる個体だった。
紅魔館周辺にはたまにいるらしいが、人里では滅多にお目にかかれないらしい。
そんな貴重な個体だったが、十六夜咲夜にとってはただのラブドールでしかなかった。
ゆっくりれみりゃは言われた通り、丹念に咲夜の足を舐る。
それも紅魔館を一日中歩き回り、汗で蒸れた靴下ごと。
最初の頃は嫌がっていた。プライドからか汗の臭いが不快だったのかは知らない。
しかし、二度ほど足を根元からへし折ってやるとそうも言わなくなった。
今はその方法では無理だ。手の掛かる子になってしまったと咲夜は嘆いていた。
「よくできたわね。ご褒美を上げる」
「うー、うー、ごほうびぃだどぉー」
ゆっくりれみりゃはニコニコしながら咲夜の前に立つ。
咲屋はしゃがみこみ、ゆっくりれみりゃと視線を同じ高さに持ってくる。
そして、パチンと乾いた音が部屋に響く。
「いだぁいどー、もっとぉー」
涙を流しながらもゆっくりれみりゃは笑顔だ。
ご褒美とはこのビンタの事、ある程度痛めつけた頃から起こった変化。
それはゆっくりれみりゃが被虐を快楽と感じるようになったことだ。
「まだ足りない?」
「うー、もっどごほうびぃほしぃどぉー」
「じゃ、脱いでベッドに上がりなさい」
服を少し恥ずかしそうに脱ぐゆっくりれみりゃ。
マジックテープで前だけ止めてある簡単な服、ゆっくりれみりゃも何度も練習すればするりと脱げるようになる。
それでももじもじと脱ぐのは気恥ずかしさからだろうか、のろのろやっていればぶたれるという打算からだろうか、
見かねた咲夜が手伝おうとするが、
「うー!れみりゃ、ひどりでぇできぃるもーん」
「じゃあ、もたもたしないで頂戴。このグズ、何一つ自分でできないくせに」
のろのろとビリビリ音をさせながら前を外し、右手、左手とのそのそ服を脱ぐ。
パンツ一枚になると、すぐに咲夜に押し倒される。
右の頬を抓られ、左腕は咲夜の左手でがっちり掴まれており、その左手は次第に力を込めていく。
「いだいいだい!!うー!!うー!!」
暴れるゆっくりれみりゃ。しかし、その顔は言動とは裏腹に笑顔だった。
「うるさいわね。静かにできないの!!」
鈍い音と共に左腕を本来曲がらない角度にまで曲げてやる。
「ふふ、今度はどこを曲げてやろうかしら」
ゆっくりれみりゃは嬉しそうにうーうーと鳴いた。
「咲夜さん、すっかりSMに凝っちゃって・・・」
図書館の地下倉庫、小悪魔は一生懸命縄を吊り上げる。
「これぐらいかな・・・咲夜さんを見てるとサディストのSはサービスのSって言われるのがよく分かります」
「むぎゅー、やめでー、いだいー!!!」
「あはっ、そんなに痛いなら今すぐにでも死ねば良いのに。それは怖いんでしょ?無様ねぇ」
小悪魔は一本鞭を取り出し、ヒュンヒュンと空を切る。
「私の場合は性的嗜好からじゃないから、正確にはサディストではないのですけれど。分かります?」
「むきゅ?!わがらない!!いだいがらはやぐおろじで!!!」
体付きのゆっくりれみりゃより珍しい体付きのゆっくりパチュリー。
人里の愛好家の元に持って行けば、一年は金に困らない生活ができるほどの額が提示されるが、
そんなもの小悪魔には何の魅力も無かった。
ゆっくりパチュリーの手に釘を打ち込み、それに縄をくくり吊るし上げる。
万歳したまま宙に浮いているという、なんとも間抜けな格好をしていた。
「分からないんですか・・・」
小悪魔が鞭でゆっくりパチュリーを叩く。
「私は心からお前達が大嫌いなんですよ。分かります?大好きな主の名前を名乗ってるお前達が本当に大嫌いだからこんな事をして差し上げてるんです」
今度は頬を鞭で叩く。頬が腫れ、抗議の声をあげるが、小悪魔はただ微笑むばかりだ。
「私もこんな事はしたくないんです。こんな破廉恥な事。でも、ただ中身を抉り出してだけでは私の気が一向に治まらないもので」
また鞭で叩く。また、また。何度も何度も叩く。
「むぎゅん・・・もやめで、パチュリーがわるがっだです。ごめんなざい。ゆるじでぇ・・・」
「あらあら、謝罪なんかよろしいのに。別に謝罪で許されるとかどうとかの問題ではありませんので」
鞭が唸り、ゆっくりパチュリーの身体をついには切る。傷口は生クリームが漏れ出す。
「延々と泣き喚いてください。その方が私にはよっぽど謝罪になります」
小悪魔は鞭を置き、獲物をフランベルジェに持ち変える。
「まだこういった物は咲夜さんが必要としませんから。私が自由に使えるんですよ」
自慢するかのように波打つ刀身をゆっくりパチュリーに見せ付ける
「やめで、またいだいごとずるのね。むぎゅ!!!」
「せいかーい」
吊るされている腕にフランベルジェは深々と刺さり、抜かれる。
細い刀身のせいで腕は完全には切られていない。
しかし、ゆっくりパチュリーの重さで繋がっている腕の一部が裂け始める。
「むぎゅー!!ぢぎれるぅ!!」
「だったら軽くして差し上げますよ」
今度は刀を振りぬく。
ゆっくりパチュリーの両足が地面に転がる。
切られた足の断面からだらだらと生クリームが流れ出る。
「それではあなたが絶命するあと数分間、私は何もせずゆっくりする事にします」
小悪魔は古ぼけた木箱に腰掛けると本を読み始めた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ゆっくりれみりゃはすっかり気を失っている。
両腕は折られ、翼は毟り取られ、片方の足が無い。
咲夜は肩で息をしながら、共有のシャワー室まで歩く。
「最悪・・・ベタベタじゃない」
身体についた油のぬるぬるを入念に洗う。
「あれ、咲夜さんも今頃シャワーですか?」
「え?えぇ・・・あなたも?司書の仕事も大変ね」
「ふふ、仕事が大変なのはお互い様ですよ」
小悪魔は鼻歌交じりにスポンジを泡立てる。
「あら、自前の石鹸?凝ってるのね」
「ええ、油汚れもバッチリ落とせます」
「いいわね。少し貸してくれない?」
「いいですよ」
そうして、二人は肉汁と生クリームの汚れを落とした。
~あとがき~
体付きだと虐待方法に幅は広がるけど、人間にやるそれの応用ですね
そうすると「
ゆっくり虐待」としてのオリジナリティが・・・難しいです
by118
最終更新:2008年09月14日 08:31