やあ、僕は虐待お兄さんだよ。でも、今日は虐待をするつもりはない。
今日の僕の目的は観察。それもゆっくりゃの中にさくやを放り込んだらどうなるかの観察だ。
そんなわけで、適当なゆっくりゃ一家を見つけ、そいつらにゆっくりさくやをけしかけてみる。
勿論、おかしな命令をされたときのために集音マイクと小型スピーカーは装着済み。
「うっう~♪れみりゃのの・う・さ・つだんすだど~♪」
「「うっう~♪」」
「う?おなかすいたど~!」
このむかつくダンスを踊っているクソどもがゆっくりゃ。
そして、こいつらこそ僕がさくやをけしかける事にしたゆっくりゃ一家だ。
親1匹の子ども3匹という家族構成で、ゆっくりゃにしては珍しく紅魔館育ちではない完全な野生種である。
「ゆっくりしていってくださいですわ!」
そんな一家の前に現れたゆっくりさくや。
「うぅ?さくやぁ?」
「なんでしょうかですわ、おぜうさま!」
ゆっくりさくやには“従者モード”なるモードがあり、名前を呼ばれることがそのモードの突入する条件なのだ。
よし、早速予想通りの展開になってきた。このまま行けば、便利なさくやに頼り切ることになって、すぐにさくやはあの一家の一員になるだろう。
そしたら本格的に観察開始だ。あいつらがどれだけさくやをこき使うのか、さくやがあいつらのそばでゆっくりできるのか、そしてしばらく自堕落な生活を送ったあいつらからさくやを取り上げたらどうなるのか・・・考えただけでぞくぞくする。
「しゃくや~、ぷっでぃ~んたべたいど~♪」
などと妄想しているうちにゆっくりゃは最初の命令を下した。
「かしこまりましたですわ、おぜうさま!」
それはプリンがほしいというもので、要求されたさくやはすぐに自分の頭を差し出した。
ゆっくりさくやの中身はプリン。いわゆるプリンまんという奴だ。
「「「「ぷっでぃ~んたべるど~♪」」」」
そう言って一家はさくやを囲み、中のプリンを貪ろうとゆっくり手を伸ばす。
「・・・・・・・・・・・・それじゃ、観察にならねえだろうがああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
気がつけば、ゆっくりゃ一家を撲殺していた。
便利さに気付く前に食べられてしまったのでは観察にならないじゃないか・・・。
「・・・・・・さくや、帰ろうか・・・」
「かしこまりましたですわ、だんなさま!」
---あとがき?---
ある意味、今迄で一番無茶をした気がする。
まず、虐待描写がない。次に、オチが酷い。最後に何をしたかったのか分からない。
まあ、さくや種はゆっくりの中で生きていくのが大変だって事だけでも伝われば(ry
byゆっくりボールマン
最終更新:2022年05月19日 15:27