- 現代にゆっくりがいる設定です
- ちょっとうんうん注意
- いろんなところから表現などパクっています
- オリ設定注意
お弁当とゆっくり(後)
「うー、結構ぬれたわね・・・」
普通のお姉さんが部室の扉の前で、傘をたたむ
(確か部室にストーブがあったわね、あれで乾かそう)
そう考えたお姉さんが扉をあけると
「オッス、早かったな、ぬれてるだろ、ストーブ点けといたぜ」
約束の時間までまだ結構あるはずなのにそこにはすでに鬼意山がいた。
「あっおはよう!・・・もう来てたのね・・・」
「雨が降ってくるって思ったからな、はやめに来たんだ」
お姉さんは部室に入ると、ストーブの前にぬれた靴下や靴を置いて椅子に座る。
鬼意さんがストーブを点けてくれてたので早めに乾きそうだ。
「最近、急に寒くなったよな」
「寒いですねー」
二人は世話話もそこそこに登山クラブの活動について話し合った。
「この学校の登山クラブはボランティア活動の一環としてゆっくり駆除を良くやるんだ」
「ゆっくり駆除?」
鬼意山は
ゆっくりについて詳しく話し出す。
この辺はゆっくりが多く生息し、放置しておくと増えすぎたゆっくりが、
畑を荒らしたり、町に降りて来て「ここは○○のおうちだよ!」っとお家宣言をしたり、
他にも人間に対して暴言を吐く、威力はないが攻撃してきたりすることもあるらしい。
「聞けば聞くほど害獣ね・・・」
「あー、あいつらは放っておくと、どんどん増えるからな
定期的に駆除しないと大変なことになるんだ・・・」
過去にゆっくり駆除を怠ったために爆発的に増えた時期があった。
ある日、協定をむすびにドスまりさを中心にたくさんのゆっくりが町に降りて来た。
「にんげんさんわたしたちときょうていをむすんでね!」っと言い、その協定の内容は
- 人間はゆっくりを殺さない
- ゆっくりが困ったときは助ける
- これらを破ったときは制裁を受ける
等、人間にまったく利益のないものであった。
当然そんなものを結ぶわけなく、保健所がすぐに来てドスとゆっくり達は
「ゆ゙ぎゃあ゙あ゙ぁ!どぼじでごんな゙ごどに゙ー!」とお約束のように駆除されたらしい。
しかしその際、ドスがドススパークを放って民家に被害が出ため、
ゆっくりは害獣指定動物として定期的に駆除されるようになり、
また、ゆっくりを飼う時は役所の許可が必要になった。
「お姉さんはゆっくりを愛でたりするかい?」
「いえ、別に愛でたりしないけど」
鬼意山はその答えを聞いて良かったという顔をしてさらに質問をする。
「それじゃ・・・ゆっくりを駆除することに抵抗はあるかい?」
「・・・少し、あるかな・・・」
害獣であるゆっくりだがやはり殺すとなると抵抗がある。
そんな彼女を見て鬼意山は
「ふむ・・・それじゃしばらくはゆっくり駆除の活動には参加しないほうがいいな」
「ごめんなさい・・・」
「謝る必要はないって、女の子だし殺すとか抵抗あるってのは予想してたし・・・
まあ、うちにはものすごい勢いでゆっくりを滅ぼそうとする女もいるが・・・」
お姉さんと鬼意山はそれからも色々話し合った。
そうこうしている内にお昼の時間になる。
「そろそろお昼の時間ね、お弁当作ってきたから・・・口に合うかわからないけど食べてね」
「あーありがとう、楽しみにしてたんだ」
ストーブをうまく使い、お弁当はほっかほっかになっている。
(おいしいって言ってくれるかな・・・嫌いなものとか入ってないかな・・・)
お姉さんはドキドキしながらお弁当のふたを開けるとそこには・・・
ほ っ か ほ っ か の う ん う ん が !
「「・・・・・・」」
2人の間に沈黙が流れる。
お姉さんはあまりのショックで固まっていた。
ゆっくりになれた鬼意山もさすがに少し驚いている。
「・・・ごめんなさい!」
お姉さんはそう言うとうんうんの詰まった弁当箱にふたをして
それを抱えたまま、部室を飛び出していった。
そしてそのままトイレに直行する。
「なによこれー!!」
お姉さんは泣き叫びながら弁当の中にびっしり詰められたうんうんを捨てる。
その弁当箱はもはや使うわけにはいかず、ゴミ箱に捨てた。
(どうして・・・なんで!)
お姉さんは雨の中、傘もささずに家に向かって泣きながら走っていった。
(一生懸命作ったのに!一生懸命作ったのに!)
何がなんだか解からなかった。
早起きして作ったお弁当、慣れないながらも頑張って作ったお弁当、
それがわけのわからない物になっていたなんて・・・
ズザァ!
坂道を勢い良く走っていたため転んでしまう。
擦りむいた膝からは血が流れる。
しかし、そんなことより心が痛かった。
(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
お姉さんは心の中で何度も謝りながら家に帰った。
ガチャッ
「・・・ただいま・・・」
お姉さんは力のない声でただいまというと彼女の帰りを待っていたゆっくり達が
「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」
「おねえしゃんおみやげちょうだい!」
「ちょうだい~」
人の気も知らずうざい声でお土産ちょうだいと話しかけてくる。
そんなゆっくりを無視するとお姉さんはシャワーを浴び始める。
「ゆ~むししないでにぇ~!」
「ちにゃいでにぇ~!」
饅頭がなんかうるさいがそんなことはどうでもよかった。
お姉さんは何も言わずシャワーを浴びた後、自室のベッドに倒れこむ・・・
(・・・最悪・・・)
何もする気が起きない。
雨の中走ってきたお姉さん、今はとにかく眠ろうと目を閉じる。
「おねーしゃんおみやげはやくちょうだいにぇ!」
「れいみゅおなきゃしゅいたよ~」
「おねーさんれいむのこどもたちがおなかをすかせているよ!
はやくおみやげをちょうだいね!」
部屋のドアを閉めなかったために、ゆっくり達が入ってきてしまった。
追い払う気力もないのでふとんを頭まで掛けてゆっくりを無視しようとする。
「おみやげちょ「おみやげなんてないわよ・・・」」
ゆっくり達がうっとおしいので適当に答えてやる。
「「「ゆーーーーー!!!」」」
お土産を貰う気まんまんのゆっくり達がその答えを聞いて騒ぎ出す。
「どぼじでおみやげかってぎてぐれなかったのー!」
「おねーしゃんのばきゃー!」
「おなきゃしゅいたよー!」
赤ちゃんゆっくりや子ゆっくり達は泣き始める。
あまりにもうるさいので追い払おうと思った次の瞬間、
ゆっくり達がとんでもないことを発言する。
「せっかくれいみゅたちのうんうんたべさせてあげたのにー」
「まりしゃのうんうんあげちゃのにー」
「れいむたちのうんうんおべんとうにはいってたでしょ!
おいしいうんうんたべたでしょ!それなのにおみやげも
もってこないなんてばかなの?しぬの?」
ガバッ
お姉さんは飛び起きる。
「今・・・なんて言った?」
お姉さんは親れいむに尋ねる。
「ゆ゙っ?れいむたちのとくせいうんうんべんとうたべたでしょっていったんだよ?
わかったらいますぐおみやげかってきて「死ね!」」
親れいむの言葉をさえぎってお姉さんは拳を振り落とす
「ゆ゙べっ!」
お姉さんの拳は親れいむのまむまむに突き刺さる。
「ゆ゙っゆ゙っ」
ビクッビクッと痙攣する親れいむ、
お姉さんがゆっくり拳を引き抜くと、まむまむからドロリと餡子が流れる。
「死んだ・・・?」
お姉さんの拳はまむまむにうまく突き刺さり、致命傷ではないが、
親れいむは二度と胎生出産できない体になった。
「おきゃーしゃーん!」
「「「ゆ゙びゃ~!」」」
一匹の子供達が泣き出すとそれにつられて他の子供も泣き出す。
「ゆびゃ~っゆ゙っ!?」
お姉さんは泣き叫ぶ子ゆっくりや赤ゆっくり達を次々と袋に詰めてゆく。
「殺してあげるわ!」
「「「ゆ゙ーーーー!」」」
殺されると思ったゆっくり達は袋の中でガサガサと逃げ回ろうとする。
しかし、逃げ場などなく小さな赤ゆっくりは潰されそうになる。
「おしゃにゃいで・・・ちゅぶれちゃうよ~!」
赤ゆっくり達が必死で助けを請う中、お姉さんはフライパンに火をかける。
そして十分熱したのを見計らって、赤ゆっくりを3匹ほど掴み出す。
赤れいむ2匹と赤まりさ一匹である。
「ゆ゙っ!」
赤ゆっくり達は潰されそうになってた所をお姉さんに助け出されたと思い、
暢気なことを言い始める。
「ゆ~おしょらをとんでるみちゃい!」
「おねーしゃんたしゅけてくれちぇありがちょね」
「しゅてき~」
「んなわけないでしょ・・・」
お姉さんは赤ゆっくりを熱したフライパンの上に落としてやる。
「「「ゆーーー!」」」
自由落下・・・そして着地した瞬間・・・
「あじゅーーーっ!」
「ゆぎゃあああ!」
「ぶじゅぅーー!」
赤ゆっくり達は落下の衝撃でフライパンにへばり付く、反射的に跳ね起きようと
するが油をひいてないフライパンに赤ゆっくり達の皮はくっついてしまった。
「ゆぎぎぎぎぎぃー!」
「ゆ゙じゃあああー!」
「ぶっ・・・ぶっ・・・」
赤ゆっくり達は助けを求めるわけでもなく、ただ叫び続ける。
顔面から落ちた赤れいむはすでにビクビク震えるだけになっている。
「ゆぎいぃぃ・・・」
「ゆ゙っ・・・ゆ゙っ・・・」
「・・・・・・」
次にほっぺたから落ちた赤まりさが動かなくなり、最後うまい具合に
足から着地した赤れいむも何も言わなくなった。
「あら?・・・もう死んじゃったの?」
あまりにも熱く熱しすぎたフライパンは赤ゆっくりを一分と持たないうちに
死に追いやった。
「火が強すぎたかな・・・」
お姉さんはフライパンにくっついた赤ゆっくり達をフライ返しで剥がして、
皿に落としてやる。
「次は子ゆっくりか・・・その前に」
お姉さんは袋の中のゆっくり達を子ゆっくりと赤ゆっくりで別々の袋に入れてやる。
「良かった、赤ゆっくり全員無事のようね・・・」
赤ゆっくりが焼かれてる間、子ゆっくり達はあまりにも恐ろしい絶叫で
暴れるわけでもなく、ただ震えるだけとなっていた。
そのおかげで赤ゆっくり達は潰されずにすんだのである。
「次はもっと火を弱くしたほうがよさそうね」
再びフライパンを熱し始めるお姉さん、ほどよく熱した所で今度は子れいむと
子まりさを一匹づつ手に握る。
「ゆー!おかーしゃんたすけてー!」
「はなちてー!」
「はいはい、離してあげるわよ」
お姉さんは子ゆっくり達をフライパンの中に落としてやる。
「ゆべっ!あじぃ!」
「ゆっ!ゆぎゃーっ!」
今度はフライパンにくっつかないでピョンピョン跳ね回る。
「あじゅい゙よ゙ー!お゙きゃーしゃーん!」
「ゆびいーっ!たしゅけてー!」
フライパンの中をピョンピョン跳ねて、なんとか外に逃げ出そうとする。
それをお姉さんがフライパン返しで阻止する。
「ゆ゙ーーー!だじでーっ!ごごがらだじでーっ!!!」
「ゆぎゃーっ!れいみゅやけどしじゃうよー!!」
「火傷ですめばいいけどね」
フライパンを揺らして子ゆっくり達を転がしてやる。
「あじゅーぅ!れいみゅのほっぺぎゃ~!」
「まりじゃのかみのけぎゃ~!」
2匹はフライパンの中で転がされ体中くまなく焼かれていく。
「あじゅっあじゅっあじゅっ!」
「ゆびぃっゆびぃっゆびぃっ!」
「あら、おいしそうな色になってきたわね」
髪の毛や装飾品など余計なものがすべて焼かれてしまった2匹は饅頭そっくりとなった。
「けど地元の人間以外はいきなり野生のゆっくりを食べない方がいいっていってたわね・・・」
お姉さんは美味しそうに焼けた2匹をさきほど赤ゆっくりを盛った皿に乗せる。
「「ゆ゙っゆ゙っゆ゙っ」」
生きているのか死後硬直なのかわからないが2匹は時たまピクピク動く。
「さてとまだまだいるわね・・・」
「そのへんにしといてやってほしいんだぜ・・・」
お姉さんが声がしたほうを向くとそこには部屋の隅でふるえている親まりさがいた。
「あら・・・いたの?」
「おちびちゃんたちもれいむもはんせいしたとおもうんだぜ・・・
だからゆるしてやってほしいんだぜ・・・」
怯えながらも人間をこれ以上怒らせないように慎重に話しかける親まりさ・・・しかし
「ゆー!、おとうしゃんたすけてー!」
「このばばあをころしてにぇ!」
「ばばあしはにぇ!ばばあはしにぇ!」
「はんせいしてないみたいだけど・・・」
「ゆ~・・・」
この親まりさは賢かった。
しかし、元飼いゆっくりでわがままな親れいむとつがいになったばかりに、
毎日わがままに付き合わされ振り回されてばかりであった。
子供も親れいむに似て頭の悪い子供ばかりだし正直まりさは一人になりたいと考えていた。
「ゆ~・・・はんせいしてないならしかたないんだぜ・・・
けどまりさはにがしてほしいんだぜ・・・」
「「「ゆ゙~!」」」
子ゆっくり達は親まりさの裏切りに驚き、そして次々と罵声を言い始める。
「ゆ~っ!おとーしゃんのばきゃ~!」
「かわいいれいみゅたちをみしゅてるなんてそれでもおやなの?」
「しょんなおとうしゃんはしね!」
「・・・そんなんだからそんなめにあうんだよ・・・
おねえさん、さっさとやっちゃってね・・・」
親まりさは正直呆れたという表情でそのまま向こうを向いてしまった。
「さて、おちびちゃんたち、お父さんの許可もおりたことだし続きをしましょうね~」
「「「い゙や゙ーーー!」」」
お姉さんは大きな中華鍋に油を2センチほどひいてその中に子れいむと子まりさ、
それぞれ2匹づつ放り込んでやる。
「ゆ~べとべとしゅるよ~」
「きもちわりゅいよ~」
「こんなとこはやくでようにぇ!」
「ゆっくりでりゅよ~」
子ゆっくり達は中華鍋から出ようとするが丸い中華鍋を油でぬるぬるになった体では
登ることができず、また油を含んだ体は重く跳ねることもできなかった。
どうしようもないと思った子ゆっくり達はお姉さんに助けを請いだす。
そんな子ゆっくり達にお姉さんは「一匹だけ助けだしてあげるからみんなで話し合って決めてね」
そう言って鍋に火をかける。
「ゆーどうしゅる?」
「まりしゃはやくでたいよ!」
「れいみゅだってはやくでたいよ!」
「ゆ~けんかしにゃいで~!」
始めはただの口喧嘩であった。
しかし・・・
「ゆっ!なんだかあつくなってきたよ!」
「まりしゃがいちばんにでりゅよ!」
「ゆぎゃー!れいみゅがでるよー!」
「ゆーどんどんあつくなってくるよ!」
油が熱くなるにつれ喧嘩は激しくなり
「ゆぎゃーっ!あじゅい!あじゅいーっ!」
「まりしゃがでるんだみんなはしにぇ!」
「でいみゅがでりゅんりゃー!まりしゃはしにぇ!」
「あじゅいよー!」
とうとう殺し合いが始まる。
噛み付きや体当たりをしようとするが重い油の中思うように動けず
「あじゅいーーー!っま゙りじゃはじね゙ー!」
「ゆぎゃーっ!じねーれ゙い゙む゙はじね゙ー!」
「ゆぎゅぅっぐっぐるじいのはまりしゃのぜいだー!」
「い゙い゙がらじねー!み゙ん゙な゙はやぐじね゙ー!」
4匹は決定打を入れることが出来ないままお互いを怨みながら死んでいった。
「うわぁっ!ぎっとぎと・・・」
お姉さんは油でぎっとぎとの子ゆっくり達を鍋から取り出しゴミ箱に捨てる。
「だいぶ少なくなったわね・・・」
お姉さんは残りのゆっくりを確認する。
子まりさが1匹、赤まりさ2匹、赤れいむ3匹。
とりあえず中途半端に残った子まりさを電子レンジに入れてみる。
「ゆ゙っ!」
ただ1匹暗い箱の中に残された子まりさは驚く、
そしてお姉さんがスイッチを押すと地面が回りだした。
「ゆぅ?」
一瞬地面がゆっくり回りだしこれだけなら「じめんがうごくよ~」とか
言って喜びだすところだが・・・
「あじゅいっ!?にゃんで~!?」
マイクロ波によってどんどん加熱していく子まりさ、
「たいようしゃんあちゅくししゅぎだよ!ゆっくりしちぇよ~!」
太陽によって熱くされてると思い込んでる子まりさは帽子で防ごうと
するが、地面が回っているためどうしても体を焼かれてしまう。
「あじゅいー!からだのなきゃがあじゅいよー!」
内側から熱くなるという自然界では味わうことのない苦痛に子まりさは
どうすることも出来ずに「だじでー!ここからだじでー!」と跳ね回る。
(爆発したりしないわよね・・・)
お姉さんはちょっと心配になりながらも電子レンジの中で飛び跳ねる子まりさを見続ける。
「ゆげっゆげ~っ」
子まりさは沸騰しだした餡子を吐き始める。
お姉さんは電子レンジを止めて子まりさを取り出す。
中枢餡子を沸騰させられた子まりさは植物ゆっくりになっていた。
「これもお皿に乗せとこう」
目玉などが破裂してるが子まりさと十分わかるそれをお皿の上に乗せておく。
お皿に乗せられたゆっくりはどれも白目を向いて歯茎をむき出しにした
絶叫の表情をしていた。
(気持ち悪い顔ね・・・)
お姉さんの怒りもだいぶ治まり次で終わりにしようと赤ゆっくりの入った袋を覗き込む
「残りはこの赤ゆっくり達だけか・・・」
お姉さんは考える、この赤ゆっくりはどうしてやろうかと、
休憩を兼ねて携帯をいじって見ると着信とメールが来ている。
まさか!?と思い急いでメールを開く、それは鬼意山からのメッセージだった。
「お姉さん、大丈夫か?弁当の中に入ってたのあれゆっくりの
うんうんだろ?ゆっくりとのトラブルなら力になれると思うから
電話なりメールなりしてくれ」
お姉さんは電話しようかメールしようか迷ったが
直接お話したかったので電話をすることにした。
(出てくれるかな・・・)
お姉さんは不安になりながらも鬼意山が電話を取るのを待ち続ける。
「もしもし」
(きたっ!)
お姉さんは何を話すかをよく考えていなかったので鬼意山の声を聞いて緊張してしまう。
しかし勇気を出して話しかける。
「えっと鬼意山、わたし・・・お姉さん」
「あーお姉さんか、さっきだいぶショック受けてたみたいだけど大丈夫?」
「うん・・・大丈夫、心配してくれてありがとう」
お姉さんは鬼意山の声を聞いてほっとする。
そしてこれまでの経緯を虐待したことは伏せて大まかに説明する。
「なるほど、そりゃひどいゆっくりだな・・・いや、ゆっくりはそんなものか・・・
そうだな、とりあえずおしおきしてやったらどうだい?」
鬼意山はお仕置きを提案するがもうやってしまっている。
(もう半分以上やってしまったがこのことを言うべきか・・・)
お姉さんはどうしようか迷った。
なんとなくではあるが鬼意山は虐待が好きそうに思える。
始めて会った時も嬉しそうな顔をしてゆっくりを潰していた。
しかし、虐待好きな女を鬼意山が好きとは限らない。
(どうしよう・・・言う?・・・言わない?)
お姉さんは悩んだ末に鬼意山に告白した。
「・・・やっぱりね・・・」
(やっぱりダメだったんだ!)
お姉さんは心を締め付けられるような思いになる。
しかし・・・
「君とは趣味が合いそうな気がしてたんだ・・・
その・・・良かったら今度一緒にゆっくりを虐待しないか?」
「うれしい・・・虐待しよう!いっぱいしよう!」
お姉さんは涙を流して喜ぶ、それから鬼意山と色々と話し、
残ったゆっくり達の処刑方法も決まった。
そして数日後・・・
お姉さんはゆっくり一家を山に返してやる。
「さあ、もうあなたたちは自由よ、これからはいっぱいゆっくりしてね!」
そう言って、ゆっくり達を放してやるが親れいむと赤ゆっくりは動こうとしない、
いや、動けないのだ。
お姉さんによって親まりさ以外二度と動けないように底部を真っ黒に焼いてやり
髪の毛や装飾品もボロボロである。
(こんなのでゆっくりできるわけないよ!)
そう言ってやりたかったが親れいむ達は黙っていた。
ここで怒らせてはいけない、少しは賢くなったのだ。
「それじゃあ、まりさ、家族と一緒に幸せにね」
お姉さんは親まりさに笑顔で話しかけるが・・・
「・・・まりさ嫌なんだぜ・・・もうれいむや赤ちゃんなんていらないんだぜ!」
「「「ゆ゙ーーー!!」」」
家族は驚く、ごはんや面倒はまりさが見てくれると思っていたからだ。
「どぼじでぞんな゙ごどい゙ゔの゙ー!?」
「かじょくをみしゅてるなんてさいていだよ!」
「ゆえーーん!おちょーしゃーんのばきゃー!」
「うるさいんだぜ!まりさはいつもがんばってえさをもってきてたのに、
おまえらはすくないだのおいしくないだのわがままいいすぎなんだぜ!
こんなことならひとりのほうがましだよ!」
いままで余程家族が気に入らなかったのか、まりさの勢いは止まらない。
「おまえたちはあたまがわるすぎるんだぜ!だからそんなめにあうんだぜ!
それにおまえたちくさいんだぜ!みにくいんだぜ!うんうんそっくりなんだぜ!」
「「「ゆぎゃあああぁ!!」」」
親まりさのあまりの言葉にれいむ達は白目を向いて歯茎をむき出しにする。
「まりさはひとりでゆっくりするんだぜ!みにくいうんうんれいむはのたれじぬんだぜ!」
そう言うとまりさは森の中に消えていった。
残されたれいむと子供達が幸せになる可能性は0であった。
動けない上に醜い化け物のようなれいむ達を他のゆっくりが見つけたら、
迫害するか無視するかの二つに一つであろう。
れいむ達が飢え死にすることがここに決定した。
「あらあらかわいそうに、まりさに捨てられちゃったわね」
お姉さんがわざとらしくれいむに話しかける。
そして、タイミングを見計らったかのように鬼意山が登場する。
「やあ、お姉さん!」
「鬼意山~!」
二人はれいむに見せ付けるように抱きしめあう。
「ゆぎぎぎぎーーー!」
そして二人は口付けをする・・・
「鬼意山・・・」
「お姉さん・・・」
「ゆぎゃああああああああああああああああ!!」
二人の幸せそうな姿を見せ付けられたれいむは狂ったように叫んだ。
・・・・・・
一方れいむを見捨てたまりさの方は
「ゆーこれからはひとりでゆっくりするんだぜ!」
重い肩の荷がおりたまりさは森の中を嬉しそうに跳ねていく。
「まずははらごしらえだぜ」
まりさは美味しそうな茸を発見してそれにかぶりつく
「OH!」
しかしそれは海外から来たHENTAIおにーさんのぺにぺにであった。
まりさは頭は良かったが運は悪かったのだ
結局ゆっくりにとって生き残るために必要な物は運による要素が大きい
(ゆっくりした結果がこれだよ・・・)
おしまい
あとがき
前半不快な思いをさせてすみません
色々なご指摘勉強になりました。
とりあえず人間を幸福にすることでさらに
ゆっくりを不幸にしてみました。
最後に読んでくれたみなさんありがとうございます
なお作中のネタなどは自由に使ってもらってかまいません
最終更新:2022年05月21日 23:24