ゆっくりいじめ小ネタ258 アストロン

 同居しているれいむに以前から疑問に思っていたことを聞いてみた。
「なぁれいむ。」
「なぁにおにいさん。」
「お前らって体を鉄にすることができるの?」
「ゆ、ゆぅ…まぁ、できることはできるよ。てつになろうっておもって、「あすとろん!」ってさけぶとなれるよ。」
「へぇ。人間は鉄になれないんだけど、やっぱ鉄になると痛いとかなくなるのかね。」
「れいむはわからないけど、ゆっくりなんにもかんじなくなるらしいよ。」
「お前やったことないんだ。でも何も感じないならさ、
 俺がいつもをこんにゃくでひっぱたいたりする愛のスキンシップを嫌がるけど、
 お前そのときは鉄になればいいんじゃないの?何でやらないんだ?」
「ゆぅ…その、なれることはなれるんだけど…」
 その時玄関から声が聞こえてきた。
「ゆっくりこんにちはなのぜー!れいむはいるのぜー?」
「あ!まりさだ!れいむはまりさとゆっくりあそびにいくね!」
「あ、うん。いってらっしゃい。」
 いい所で話を聞きそびれてしまった。続きが気になる。

 と、いいところで先のれいむの小さい妹であるちびれいむがやってきた。
「ゆぅ、ゆっきゅりおねんねしすぎちゃ!。」
「おはよう。もう昼だけどな。」
 ちょうどいいや、こいつに聞こう。
「なぁれいむ、お前らあすとろん!って叫ぶと鉄になれるらしいな。ホント?」
「ゆ!きいたことはあるにょ!でもつかっちゃだめっていわれちゃよ!」
「何で使っちゃダメなんだ?」
「ゆっきゅりわきゃんにゃい!ゆっきゅりわしゅれちゃよ!」
 …まぁ切り札だからかんたんに手の内は見せないってことなのかなぁ。でもまぁ家にいる間はやばいこともないし、別にいいじゃん。俺は別に敵でもないぜ?コンニャクでしばくけどな。
「なぁれいむ、ちょっとお前やってみてくれない?見てみたいんだ」
「えぇー、ゆっきゅりきょわいよー。」
「ゆっくりのかっこいいところみたいんだよ、な?」
「ゆ!きゃっこいい?!わきゃった!ゆっくりてつになりゅよ!!
 ゆうううう!あしゅちょろん!!」
 そう叫ぶとちびれいむは光沢のあるメタルグレーのボディに変化した。手に持ってみるとひんやりとした感触と饅頭とは比較にならない重量感が伝わる。あんだけうるさくてぷるぷる動いていたゆっくりも、いまやピクリとも動かない。噂は本当だったのか…。
「オーケーわかった、本当だったんだな。ありがとうちびれいむ、もう戻っていいよ。」
「…。」
 あれ?
「ちびれいむちゃーん、もういいよー。戻っていいよー。」
「…。」
 …何も感じないっていうから、聞こえてないのかな。まぁじき痺れを切らせてに戻るだろう。

─数時間後
「…。」
 …まだ鉄のままだ。あすとろん!すると気も長くなるのかなぁ。まぁゆっくりだからゆっくりしてるのも当然…
「ゆっくりかえってきたよ!!!」
 お、れいむが帰ってきたようだ。
「おいれいむ、お前の妹が鉄に…」
「?!…あ、あすとろんしちゃったのの!!!」
「…あれ?マズかった?」
「ゆっくりまずいよ!!!あすとろん!するとてつにはなるけど、もどれないんだよ!!!」
「え!?え、そ、それじゃ意味ないんじゃ…。」
「だがらやっぢゃだめなのおおおお!!!ちびちゃんにもゆっぐりぞういっだのにいいいいい!!!」
 や、ヤベェ。どうしよ。
「どぼじでごんなごとにいいいいいいいいいい!!!ゆっぐりもどっでねええええええ!!!」
 …まさか俺がやれっていったとは言えない…。

 泣き叫ぶ姉れいむとものすごく気まずい俺をよそに、元ちびれいむだった鉄の塊は涼しいゆっくりフェイスのままだった。

 おわり

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最終更新:2008年12月09日 17:56
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