ゆっくりいじめ小ネタ264 盲点

注意!
  • 虐待じゃねえええええええ!!!

それでもよければどうぞ




はじまりはペットとして飼育されているぱちゅりーの一言だった。

-安全に食べ物が欲しいの? だったら"お金"で買えばいいじゃない

脆弱なゆっくり達にとっては日々の生活がサバイバル。
虫を一匹追いかければ、大量の虫に逆に襲われ、生きたまま食い尽くされたり。
のんきに草花を食べていると他の野生動物に踏みつぶされたり、食料にされたり。
畑を狙おうものなら生まれたことを後悔するほど酷い虐待を受けたり。
気ままに家族で歌っていると歌声を聞きつけた人間により加工場に一家揃って売られたり。

とにかく生きていくのが難しかった。

ある日人里に降りて、こそこそと残飯あさり集めをしている二匹のゆっくりがいた。
まりさとれいむ。変わりなどいくらでもいるなんの取り柄もない組み合わせ。

その時に飼いゆっくりのぱちゅりーに声をかけられ、
その時に餌を安全に手に入れる方法を相談したところ、
人間がするように、食べ物を「金で購入」すればいいと教わったのだ。
その時に、ぱちゅりーは簡単に貨幣について教えた。

二匹は残飯あさりもそこそこに、群れに戻り、このことを広めた。
群れのゆっくり達の中には、二匹と同じように人里に残飯あさりを生業にする者もおり、
その時に飼いゆっくりがおつかいをこなしている場面を何度か目撃している。

そして、
-お金を手に入れて、人間から食べ物を買えばゆっくりできる。
という噂はあっというまに広がり、ゆっくりの死亡率は更に高まった。

あるちぇんは適当に見繕った石や葉っぱ、ゴミクズなどをお金と言い張り殺されたり。
あるれいむ一家は人里に降り、歌を歌って金を稼ごうとしたら踏みつぶされたり。
あるまりさたちは留守中の家に忍び込み、盗もうとしたが、どれがお金か分からず、
まごまごしていると、家人が帰宅、加工場行き。

しかし、悪いことばかりではない。
歌を歌うゆっくりや、見苦しい踊りを踊ってお捻りを頂かんとするゆっくり達は
理解ある飼いゆっくりのお小遣いを分けて貰い、食料を手に入れていたし、
性格の良い個体は人間の気まぐれでペットとして拾われることもあった。

二匹のゆっくりが金銭の概念を伝えてから一月後。
あの二匹も他のゆっくり同様お金の稼ぎ方に頭を悩ませていた。

「れいむ~、やっぱりこれしかほうほうがないよ…」
「ゆぅぅ、しかたないね。やるしかないよ…」

そこへ一人の男がやってきた。

二匹は男の前に立ちふさがり、
「ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ! とおりたかったらおかねをちょうだいね!!!」
「かわいいれいむたちにあまあまもちょうだいね!!!」
と叫んだ。

「こりゃあ、ちょうどいいぜ!!! てめえらを加工場に売り飛ばせば金になるぜ!!!」
ちなみにこの人間、小遣い稼ぎに加工場にゆっくりを売るためにここに訪れた。

普通、加工場と言う単語だけでも恐怖の対象なのだが二匹は他の事に気をやった。
「かこうじょう?」
「おかね?」
「そうだ!! てめえらを加工場に連れて行けば金になるんだよ!!!」

「ゆぅ、なんてことなんだぜ…」
「れいむ、しらなかったよ…」


「「 か こ う じ ょ う に い け ば 、 お か ね を も ら え る な ん て 、 し ら な か っ た よ(ぜ) !!! 」」


「すごいよまりさ!!! れいむたちにそんなかちがあったんだね!!!」
「ただものじゃないってかんじだぜ!!!」

「へ?」
唖然とする男。

「せけんは、つめたいものばかりじゃないんだぜ!!!」
「かこうじょうが、れいむたちのためにおかねをよういしてくれているんだね!!!」

「ゆっ! そしたらいくよ!」

「「 い ざ 、 か こ う じ ょ う へ !!!」」

唖然とする男を背に、二匹は里外れにある加工場へ向かった。

男が唖然としていると、家族で散歩に来ていたれいむ一家が通りかかったので、男はその一家を捕獲し、
加工場へ向かった。

しかし、男はあのれいむとまりさが本当に加工場に来たのかどうかは知ることが出来なかった。


それから一ヶ月後
金を求めるゆっくりはほとんどが無理であることを悟り、山や森へ帰っていった頃。

男は加工場で「甘さ控えめ、干しゆっくり」を二つ買って帰ってきた。
何とも、成体ゆっくりに無理矢理種付けを行い、まるで干物のように固まるまで出産させるらしい。
出産を連続で行えば餡子が急激に減るし、甘みも減る。
しかし、目の前で生まれた赤ゆっくりを殺し、調理することにより恐怖と絶望で
甘みが出来、結果甘さ控えめな乾燥饅頭となる…とのこと。

男は一月前に出会ったあの奇妙な饅頭二匹の事を思い出していた。
そんな中、買ったばかりの干し饅頭二匹、れいむとまりさを見つめる。

-なんか、あのときの二匹に似ている気がするなぁ


終わり




  • なぜに野良ゆっくりが物を買う事なんて出来たのか
→飼いゆっくりが同伴していたので。描写はしていないけど。

  • 加工場って時点で命の危険を感じるのでは
→ここら一体のゆっくりにはあまり加工場について知識がなかった。

  • 最後に出てきた干し饅頭って…
→想像通りのものです。

  • 元ネタはなに
→「できそこないの物語」(箱宮ケイ氏)の「ギザギザ兄弟の金稼ぎ」という話から。


今まで書いたSS
ドスまりさとゆうか1~3
ゆっくり闘技場(性)1
不幸なきめぇ丸
名物餡玉
行列の出来るゆっくり
スカウトマンゆかりん前・後
ファイティング親子とゆっくり
まりさの商売
ぱちゅりーの失敗1~3



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最終更新:2008年12月09日 18:08
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