ゆっくりいじめ小ネタ319 ポリシー

家に帰ると、僕の部屋はすっかり荒らされてしまっていた。もちろんゆっくりの仕業である。
ベッドはうんうんやしーしーに塗れ、膨大な金と時間をかけて集めたCD集もご丁寧に全て割られていた。
犯人であるゆっくりまりさは僕に気づくこともなく、放ってあったヤンジャンを破り捨てていた。
見るも無惨な姿になってしまった部屋を眺めていると、ようやく立ち尽くす僕に気づいたのかまりさが叫んだ。

「ゆ!? にんげんがまりささまのゆっくりプレイスになんのようなんだぜ!!」

口調から判断するにゲス、もしくは最近急増してきた妙に人間臭い個体のようだ。

「まりささまのゆっくりぷれいすにかってにはいるにんげんはゆっくりしね!」
目を背けたくなる現実を目の当たりにして凹んでいる僕に、まりさは容赦なく攻撃を繰り返す。
「ゆ! ゆ! まりささまのゆっくりプレイスからさっさとでていくんだぜ! おかしをくれるならちょっとだけゆっくりしていってもいいんだぜ!」
「あーわかったわかった、お菓子やるからさっさと出てけ」
「ゆ! なかなかものわかりのいい人間なんだぜ! まりささまのこぶんにしてやってもいいんだぜ!」
「はいはい」
偉そうに喚き続けるまりさを掴み上げ玄関へと向かう。こんな害獣みたいな生き物にはさっさとご退場願いたい。
「ほら、これやるから二度と来るんじゃないぞ」
玄関からまりさとポテトチップスの袋を放り投げ、ドアを閉める。
ドアの向こうで何か喚く声が聞こえたが、僕は気にせず部屋の掃除に戻った。

「あー…やっと片付いた…」
あらかた掃除が終わったところで僕はクローゼットから一つの透明な箱を引っ張り出した。
中では成体サイズのれいむが青い顔で震えている。
今更だが僕はゆっくり虐待という少々特殊な趣味を持っている。
ただし僕が虐待するのはゲスでない、いわゆる初期型のゆっくりである。
ゲスやレイパーなど妙に人間臭いゆっくりには虐待する価値すら無いというのが僕のポリシーである。
制裁的な虐待など何の面白みも無いし、虐待するたびに
「どぼちてこんなことするのおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!」
などと叫ばれては鬱陶しい事この上ない。
ぺにぺにも、まむまむも、あにゃるも、ぴこぴこも必要ない。
初期型のような、純粋で、この世界に渦巻く悪意を全く知らないようなゆっくりを歪んだ悪意で汚すのが面白いのだ。
とは言えゲスやレイパーで溢れかえるこのご時勢、初期型ゆっくりなどそう簡単に入手できるものではない。
数少ないチャンスで入手出来たゆっくりを、生かさず殺さず楽しむ必要がある。
このれいむも僕なんかに出会わなければ、山奥で野草を食べたり日向ぼっこをしたり、これからもずっとゆっくり出来たはずなのに…。
そう考えると僕の胸に張り裂けそうな痛みが走った。


「ゆ゛っ!!」
箱かられいむを取り出し半ば叩きつけるように床に落とす。
顔面から落ちてしまったので涙目になっている。
「ゆゆゆ… ゆっくり! ゆっくり!!」
これからされることを理解しているのだろう、補修痕だらけのれいむがイヤイヤをしながら後ずさる。
随分と嫌われてしまったものだ。
まあいい。あのまりさに余計な仕事を与えられてしまった分、今日はたっぷりと可愛がってあげよう。

「さあ、お楽しみの時間だよれいむ。ゆっくりしていってね」
「…ゅ、ゆっくりしていってね!」

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最終更新:2009年01月23日 10:57
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