「ゆぺらぽっぴ〜♪」
1匹のれいむが楽しそうに歌っていた。
左目は空を向き、右目は地を向いている。
妙に右側に傾いたボディ、顔には怒りと笑みが混ざったような無気味な笑顔。
れいむは狂っていた。
いわゆる精神崩壊というヤツだ。
俺は手に持っていたペンチを机に置いた。
「今回は精神崩壊する設定なのか・・・」
「ゆっぽーん!ゆぴゆぴ〜♪」
試しに、一発殴ってみる。
「ゆぽぽーん♪」
ダメだ。
全然反応がない。
せめて幼児退行とかだったら、それはそれで面白いというのに。
このれいむは、二時間ほど前に毎度おなじみ近所の森で拾って来た。
伴侶のまりさと2匹の子
ゆっくりと一緒に、仲良くハイキングなんかしていたので拉致ってきたのだ。
親れいむを透明なボックスに入れた後、目の前で伴侶と子供達を虐殺していった。
子れいむは、親れいむの目の前で焼け死んだ。
お箸でつまみ、カセットコンロに近づけたり遠ざけたり。
火の上を通過するたびに、おかーさんたすけて、と、可愛い声が聞こえて楽しかった。
そんなことを延々と10分ほど続けた後に、箸が真っ黒になるまで火の中に突っ込んだ。
ゆぴーという甲高い悲鳴が段々と小さくなっていくのがとても良かった。
子まりさは、親れいむの目の前で餡子を失って死んだ。
後頭部にストローを突き刺し、餡子の通り道を作ってあげた。
子まりさが動くたびに、少しずつ、確実にビュルビュルと餡子が飛び出していった。
後半は動く気力がなくなったようなので、木槌を使って遊んであげることにした。
子まりさの目の前に木槌を叩きつけると、潰されたくない一心で必死に逃げ始めた。
俺はその動きを先読みし、子まりさの逃げるであろう位置の一歩先に木槌を再び落とした。
子まりさは顔を青くし、必死になって逃げた。
そのたびに餡子が漏れ、しかしそれでも子まりさは逃げ続けた。
止まれば木槌が落ちてくると信じていたから。
子まりさが跳ねることをやめたとき、木槌を落とすまでもなく子まりさは死んでいた。
ぺらんぺらんになった体がとても可愛かった。
親まりさは、伴侶のれいむの前で妊娠死した。
別件で虐待しているありすを脅し、無理やり親まりさと交尾をさせることにした。
だが、すでに親まりさは妊娠をしていたのだ。
子供の数が2匹と少なかったのは、途中で死んだからではなく胎生妊娠のためだったようだ。
特殊な機器で親まりさの産道を開き、手を突っ込んで赤ちゃんを誕生させることにした。
胎内の赤ゆっくりは、プチトマトほどであった。
親れいむの目の前に叩きつけたらとても良い反応をしてくれた。
その後、ありすに交尾をさせた。
妊娠は胎生妊娠にしろと注文すると、ちゃんとそっちのタイプで妊娠してくれた。
産道はあけっぱなしだったので、すっきりの数秒後に手を突っ込むとビー玉くらいの赤ゆっくりができていた。
面白かったので親まりさが死ぬまで何匹も胎内に赤ゆっくりを作らせた。
最終的に親まりさは黒ずんで死んでしまったが、胎生妊娠で妊娠死するのは初めてみたのでとても興味深いものとなった。
フィーバーした赤ゆっくりはすべて親れいむに食べさせてあげた。
家族をすべて失った後、親れいむに去勢&避妊手術を施して事実を告げたところ、発狂してしまった。
この程度で壊れてしまっては、ヒマ潰しにならないではないか・・・。
「ゆへぇらぁ〜ん♪」
「もうゴミ箱だなこりゃ」
俺はれいむを抱えた。
野良ゆっくりの癖に、妙に柔らかい。
「もーみもみ。幸せーってか」
れいむの頭をモミモミする。
結構気持ちいいものだ。
すると、れいむは予想外の反応を示した。
「ゆ゙げぇえええあああっ!!?やべでぇええっ!!」
「っ!?」
強く揉んではいない。
少し指を奥のほうにやった程度で、このくらいならたいして痛くはないはずだ。
「ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙・・・っ!!」
だが焦点の合わない目からは、とめどなく涙があふれていた。
「こ、これはっ!」
俺は考えた。
ゆっくりの記憶というものは、餡子に刻まれる。
今回、れいむは一度も餡子を吐き出したりしていなかった。
つまり、れいむの内部にはまだ虐待の記憶が残っているのではないか。
そして、俺のモミモミが虐待記憶を保持した餡子を掘り返してしまったのではないだろうか。
「試してみるか・・・!」
「ゆぺろぴーん♪」
いつの間にやら精神崩壊を再発していたれいむの後頭部に、右手と左手の親指を当てる。
その2本をグッと押し込み、人差し指から小指までの指を使って揉みしだく。
もーみもみ
もーみもみ
「ゆゆ゙っ!!やべでぇえっ!!でいぶのごども゙をやがないでぇええっ!!」
「やべでっ!!れ゙いむだぢなにもわるいごどじでな゙いのにぃぃいっ!!」
おお、これは面白い。
部分再生だ。
今度は左右に伸ばすように、手を激しく動かす
もみーん
「おチビぢゃんだべだよおぉお!!びょんびょんじだらあんごでぢゃうでじょおぉおっ!?!?」
もみもーみ
「まりざぁあああっ!!ずっぎり゙ぃないでぇええっ!!でいぶをひどりにじない゙でぇえええっ!!」
汚らしい汁をまき散らしながら、れいむは叫ぶ。
数十分前の姿そのままだ。
その濁った瞳には、最愛のゆっくり達が死んでいく様子が再生されているのだろうか。
俺は指を止めた。
れいむがふぅふぅと荒い息を吐き、うつ伏せになってワンワン泣く。
「ふふ・・・れいむ。精神崩壊でゆっくりしようとしたらしいが、うまくいかないな」
れいむの口にガムテープを張る。
もうこれで餡子は出ない。
大好きな家族といつでも会えるよ。
よかったね、れいむ。
おわり。
最終更新:2009年01月23日 20:55