ゆっくりいじめ小ネタ437 栗

ある日、庭にゆっくりれいむの親子が来ていた。
父母、それに赤ゆっくりの姉妹が2つの計4つの饅頭である。
「ゆっくりしていってね!」
野生にもかかわらずそこそこ愛想がいい。
気に入ったので、つまんでいた天津甘栗を1つずつ与えてやり、「ゆっくりしていってね!」と返しておいた。

その夜
「おかあしゃん、またおじちゃんがくれたあまあましゃんたべちゃい!」
「そうねぇ。でもあんまりもらっちゃしつれいよ。」
「ゆ~。じゃあ、じぶんでとってくるもん!」
「おねえちゃん、あたまいい~♪」
赤れいむが適当に言ったその一言は、親れいむにも良いアイディアのように思えた。
「そうね、あしたおじさんにどこでとれるのかきいてきましょう。」
「「ゆわーい!これでゆっくちたべれるよ!」」

次の日
「ゆっゆ・・・おじさん、ゆっくりしていってね!」
「お?なんだまた来たのか。今日は甘栗無いぞ?」
「そのあまぐりさんは、どこでとれるものなの?ゆっくりおしえてね!」
―――驚いた。
このゆっくりは人間にたかりに来たのではなく、自分で取るために情報を集めに来たらしい。
こういうゆっくりばかりなら俺は大歓迎だ。
ゆっくりに、栗は山の中に落ちているトゲのたくさん付いた黒い物体の中に入っていることを教えてやる。
「ゆゆっ!ありがとうおじさん!ゆっくりしていってね!」
礼まで述べ、ゆっくりは元来た方へ戻っていく。

山の中
「ゆゆっ。みゃみゃ、くりさんってこれじゃにゃいかな?」
「それにちがいないね、えらいよおちびちゃん!」
「じゃあ、ちゃっちょくたべりゅのー!」
「ゆっくりたべてね!」
「あーん♪・・・ぶふぉぁっ!ゆびい゛ぃぃぃぃぃ!!!いだあい゛ぃぃぃぃぃ!!!」
「おちびちゃんだいじょうぶかい!?」
赤れいむはその思慮の足りなさから、栗を棘のついたまま口に入れてしまった。
口の中が穴だらけになる。
その口はどう見ても今後の食べ物の咀嚼に耐えられる状態ではなかった。
「もう、おばかさんだねぇ。これはきっと、とげとげのなかにくりさんがはいってるんだよ。」
と、親れいむは栗の棘を取ろうとする。
だが。
「いっだあいぃぃぃぃ!!めがぁぁぁ!ざざっだあぁぁぁぁ!!!」
栗の棘は、ほぼ同じ長さの棘が全方位に向けて生えているのである。
ゆっくりの体の構造上、栗を剥くのは不可能だった。
しかも棘が目に刺さってしまったようだ。
おそらくもう目は使い物にならない。
「「ゆびゃあぁぁぁぁ!!!」」
「ゆーっ!おかあしゃんとおねえしゃんをいじめたくりさんは、ゆっくりしんでね!」
それまで見ていたもう一匹の赤れいむは栗を懲らしめようとジャンプして踏みつける。
「ゆっびゃあぁぁぁぁぁ!!!ざざっだあぁぁぁぁ!!!」
赤れいむ(妹)は足を串刺しにされ、二度と歩き回ることはできないだろう。
「ゆゆゆゆ・・・あのくそじじい、だましたんだね!れいむ、おちびちゃんたち、おとーさんがかたきをとってきてあげるからね!みんなとおなじめにあわせてやる!」
父れいむはそのイガグリをあの人間にぶつけたいようだ。
棘を慎重に咥えようとして、
「ゆがあぁぁぁぁぁ!!!ざざったあぁぁぁぁ!!!」
ゆっくりの体の構造的に、どう足掻いてもイガグリに触れればどこかが刺さる。
「ゆびぃ、ゆびぃ、こんなことでれいむはまけないよ!!」
今度は押して運ぶつもりのようだ。
痛みを堪えるために目をギュッと瞑って、頭をイガグリに押し当てる。
「ゆぎゃあああああああ!!!!めにざざっだあぁぁぁぁ!!!」
目を開いていれば棘が刺さることに気付けたかもしれないのに。
父ゆっくりも目をやられ、失明してしまったらしい。

こうして目の見えない成ゆっくり2つと、物を食べることの出来ない赤ゆっくり1つ、もはや這って移動することすらできない赤ゆっくり1つが誕生した。
彼らはおじさんのうっかりと自身の思慮の足りなさに翻弄され、腐葉土の一部となっていった。

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最終更新:2009年04月03日 04:22
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