『
ゆっくりしてゆっくりしてゆっくりしていってね!!!』
「ゆ!ここをまりさたちのあたらしいゆっくりプレイスにするよ!」
もはやありがちなこの光景しかし…
「ゆっ!じゃまなれいむがいるんだぜ!いたいめにあいたくなかったら、さっさとでていってね!」
「とかいはじゃないれいむはさっさとでていってね!」
れいむは何も答えない
「ゆっ!ばかにしているね!まりさはこうみえてもやまでいちばんのちからもちなんだぜ!
さっさとにげだしたほうがみのためなんだぜ!」
「…」
「ゆっがぁぁぁ!!!もうおこったよ!あとでごめんなさいしてもしらないからね!」
「まりさがんばってね!」
まりさはものすごい(ゆっくり的に)スピードで体当たりをした…はずだった
「ゆっぎゃぁぁぁ!!!いたいぃぃぃぃ!!!」
まりさはおもいっきり柱の角に顔面を打ち付けました
れいむはまりさが突進してきた場所から少しずれた場所でまりさの方を見ていました
「も゛う゛ゆ゛る゛ざな゛い゛ん゛だぜえ゛!」
まりさは空高く(しつこいようだがゆっくり的に)舞い上がり
「づぶじでやるんだぜぇぇぇぇ!!!」と押し潰そうとしましたが
「ゆぶぇ!」例によってまりさは顔面から床に叩きつけられました
「なんでなんだぜぇ!!」まりさは起き上がるとれいむの方を見ました
れいむはまたまりさが押しつぶしを当てようとしたところより少しずれてまりさの方を見ていました
「こんどこそゆるさないんだぜぇ!」とまりさが言いかけた瞬間
『ゆっくりしていってね!!!』とれいむから声がしました
思わず「「ゆっくりしていってね!!!」と返事を返してしまいました
これにはまりさはニヤリとせざるを得ませんでした
「ゆっ!まりささまのちからをみておじけづいたんだぜ!
このれいむはこしぬけなんだぜ!」
「さすがまりさね、あとでとかいはのあいでつつみこんであげるわぁ」
「ゆぅ~んてれるんだ『ゆっくりしていってね!!!』
「ゆっ!まりさはいまありすとあいのかたらいちゅうなんだぜ!
ぶすいなまねをしないでほし『ゆっくりしていってね!!!』
「ゆがぁ!しつこいんだぜ!もうおまえのいばしょはここじゃないんだぜ!
さっさとでていくんだぜ!」
『ゆっくりしていってね!!!』
「しつこいんだぜぇ!ゆっくりできないんだぜ!」
『ゆっくりしていってね!!!』
「ゆげぇ!こいつきもちわるいんだぜえ!」
「ぜんぜんゆっくりできないわ!こんなのとかいはじゃないわぁ!」
「もうこんなところでていってやるんだぜぇ!ゆ?
なんででぐちがなくなってるのぉ!?」
まりさ達は確かに玄関の隙間から入ってきたはずでした
しかし今は玄関はぴったりと閉じられ蟻の子一匹入るスペースすらありません
『ゆっくりしていってね!!!』
「もうこっちにくるなだぜぇ!」
「とかいはぁぁぁ!!」
まりさとありすは恐慌状態になって逃げ回りますが、どこへ逃げても
『ゆっくりしていってね!!!』としかしゃべらないれいむに追い詰められます
「もうごないでぇぇぇ!!」
「まりさ達が悪かったよ『ゆっくりしていってね!!!』
「ゆぎゃぁぁぁ!!!」
しばらくして家の主が帰宅しました
『ゆっくりしていってね!!!』「ゆぎゃぁ!!!」
家の主が様子を見に行くと、部屋の陰でがたがたと震えながら変な液体をばら撒いている
まりさとありすの姿がありました
家の主は2匹をつかむと外へ放り投げました
その時に
『ゆっくりしていってね!!!!』と大声で叫んであげました
あのまりさとありすはもう二度とゆっくりしようとは思わないでしょう
「どうでしょうか?今回の企画は!?」
「ボツ」
「え!?」
『ゆっくりしていってね!!!』
「だって追い出すよりそのれいむ使って潰したほうが早いでしょ」
「床餡子で汚れないですよ!?」
「そのかわり、あなたの家の家具がめちゃくちゃだけどね」
『ゆっくりしていってね!!!』
「…それになんか、むかつくから」 終われ
最終更新:2009年04月19日 00:15