「やあ、僕は初物お兄さん!初物が、特にゆっくりの初物大好きなんだ!」
虚空に話しかける異常な青年が一人、薄暗い洞窟に佇んでいた
両手の指をわしゃわしゃと無駄に激しく動かしながら
「うぅ~・・・ごっぢぐるなぁ~!?」
そんな彼の姿を見て怯えているのは1匹の胴付きの成体れみりゃと彼女の子ども3匹
子れみりゃを庇うようにして両手を広げる親れみりゃは「うー!」と唸って彼を威嚇している
その後ろの子れみりゃはただ怯えて「ごあいどー」と泣きじゃくるばかり
「ゆっくりでぎないおにーざんはでていくんだどー!」
「断る!僕は君の子どもの“ば~じんっ!”と“しょっじょまくっ!”を貰いに来たんだから、ここで引き返すわけには行かないよ!」
「「「う゛~・・・ごあいいいいぃぃい!」」」
子れみりゃの悲鳴がいっそう大きく洞窟の中に響き渡る
しかし、青年はその声をそよ風か何かのように爽やかに聞き流し、ゆっくりと彼女達のもとへ歩いてゆく
その度にカツン、カツンと足音が洞窟内にこだまする
「ぎゃお~~~!」
やがて、その緊張感に耐え切れなくなったれみりゃがたどたどしい足取りで彼に襲い掛かった
どうやら身の程を弁えている個体らしく、勝算があるとは思ってない
ただ、何としても我が子を守るために・・・ただ守りたいという一心で・・・
「「「まんま゛ぁ~~~!」」」
「おぢびぢゃん!はやぐにげるんだど~!?」
「遅い!」
自らの命を犠牲にしてでも我が子のば~じんっ!を守ってあげたい
その一念で仕掛けた渾身のパンチを青年はいともたやすくかわすとれみりゃに足払いをかけた
世界が回り、そして上下が逆転する
転ばされたのだとれみりゃが気づいたときには、青年はすでに3匹のば~じんっ!を奪っていた
「う゛あ゛~~~!いだいどぉ~!?」
「やべるんだど~!」
「あ゛あ゛あ゛!でびりゃのば~じんっがぁ~!」
両手の中指を2匹の子れみりゃの下あご付近にもぐりこませ、残りの1匹のそこに噛み付くという異様な格好
だが、それは紛れも無くもっとも効率よく3匹の子どもの初めてを奪う動きであった
胴付きでも出産は下あごか頭に生える茎から産むので、事実上胴付きゆっくりも常に性器を丸出しにしている
それを知るものは少ない。だからこそ、胴付きれみりゃは下にある偽まむまむによってば~じんっ!を守ることが出来るのだ
もっとも、守ったところで何があるというわけでもなく、そのほうがエレガントだという程度の価値しかないのだが・・・
「んんんんん~~~~!・・・ん?」
初めてを奪ったことに言いようのない喜びを覚え恍惚の笑みを浮かべていた初物お兄さん
が、彼のその淫靡が笑みが一瞬曇り、両の指と舌を下あごのまむまむから引き抜いた
「「「う~?」」」
「うぅ・・・もうやべでほぢいんだどぉ・・・」
青年の行動を温情のようなものだと解釈した親れみりゃは彼の足元まで這いずって行く
実際にはまむまむに突っ込んだ指に妙な圧力を感じたから引っ込めただけなのだが
そして、しっかりと地面を掴む足を握り、上目遣いで必死に許しを乞うた
「おねがいぢまずぅううう!でみりゃのあがぢゃん、ごれいぢょういぢめないでぐだざいいいい!」
「いや、でも・・・あの反発は・・・ん?」
そこでようやく親れみりゃに気づく青年
少しの間、彼女を見下ろして何か考え込むようなしぐさをしていたがやがて意を決したかのように
「よしっ」と短くつぶやくと、彼女を両手で捕まえて抱き上げた
「う~・・・れびりゃ、いいごにずるからはなぢでほぢいんだど~・・・」
必死に我が子を、そして出来れば自分も助かりたい親れみりゃは青年にあらん限りの語彙を尽くして命乞いをする
しかし、彼はそんなものまったく聞いておらず、おもむろに親れみりゃのまむまむに舌をねじ込んだ
「う゛あ゛~~~~~!?」
「「「まんま゛ぁ~~~!」」」
「!?」
およそ10秒ほどまむまむに舌を挿入していた男は、やがて驚愕の表情を浮かべてそれを引き抜いた
「やっぱり、しょっじょまくっ!が・・・君達は再生力が特別強いみたいだね」
「うぅ?」
「つまり、怪我がすぐ治るってことさ。野生で生きていく上では凄く重要な力だよ」
「にぱーっ!そーなんだど~!れみりゃは、とってもえれがんとなんだど~!」
「「「まんま~はえれがんとなんだど~!」」」
どうやら今のほめ言葉を自分達に対する好意と受け止めたらしい
4匹は先ほどまでの涙と嗚咽はどこでやら、後光が見えそうなほどに明るく破顔一笑した
きっと、良い子でエレガントなれみりゃ達は助けてもらえる。そう思った瞬間・・・
「そういうわけだから君達は僕のおうちで飼う事にするよ!」
「どーぢでそーなるんだどおぉぉぉぉぉ~!?」
‐‐‐あとがき‐‐‐
某所に書き込め無くてゆっくり出来ないよ!
ってことで4月21日の10:33頃のHENTAIお兄さんにこのSSをプレゼント
製作時間20分弱のやっつけでごめんね!
しかし、初物お兄さん・・・それは初物と言って良いのか?
最終更新:2009年04月22日 03:48