ラッキー「 ま た あ い つ か 」
ズイタウンの近くいるラッキーが、LV1のイーブイを見つけて独り言を言っていた。
イーブイ「ブイ?」
ラッキー「いい加減にしてくれよあのクソ餓鬼・・・もう何匹ものイーブイがビーダルに食われたと思ってんだ・・・」
イーブイ「・・・ブイ・・・」
ラッキー「・・・・・・育てようにもなぁ・・・卵しかあげれないし、LVあげるにもここは強すぎるくらいだし・・・」
イーブイ「・・・」
イーブイの目が涙で潤んでいる。
捨てられた事が分かったからか、自分が迷惑をかけている事が分かったからかは定かではない。
ラッキー「あぁもう!分かったよ!お前を見捨てたりしないから!ほら、卵やるから、だから泣くn
バッ
突然ビーダルが現れ、前歯にイーブイを挟んで走り去ってしまった。
ラッキー「なっ!?待てゴルァ!」
ラッキーがビーダルを追いかける、が、徐々に離されてしまう。
理由は言うまでもないだろう。
ラッキーがビーダルを見つけたのは数十分後・・・
ラッキー「・・・」
イーブイは死んでいた。いや、食べられていた。
ラッキーの目の前で、ビーダルに・・・
ラッキー「・・・おい」
ビーダル「ウホッ?」
ラッキーはたまご爆弾でビーダルを何回も攻撃した。何十回も。
ラッキー「うあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
不意をつかれ、口に何か詰めたまま戦えるほど器用でなく、
ビーダルは攻撃を受けるしかなかった。
ビーダルの死を確認したラッキーは、イーブイにお墓をつくった。
ラッキー「・・・ちっ・・・なんでこんなことに・・・・・・」
ラッキーは泣いていた。
トレーナーの身勝手さ、モンスターの飢え、一つの命も守れない非力さ。
子供の死。
数日後、ラッキーは周辺のビーダルを全て倒した。
卵を産み、子供を平和に育てるため。
二度とあんな光景を生み出さないために。
もしかしたら倒すことに復習の意味も込められたいたかもしれない。
更に数日後、子供が生まれた。
作 2代目スレ>>264-266
最終更新:2008年01月03日 16:41