今私の足元にいるポケモン達、みんなかわいい…
でもトレーナー達はどうして逃がすんだろう、かわいそうじゃない?
ここは「逃がす」をされたポケモンを野生に返せるように育てる施設…ポケモンとの触れ合いもできるのだ。
私はそこで飼育員として働いている。
「あの、すみません…このモンメンちゃんなんですけども」
私ははっとして彼女に声をかけた。
「どうかしましたか?」
「実は…この子、懐いちゃって…一緒にいたいんですよ、お互い。」
「ならキミのポケモンにしていいよ。そのモンメンも幸せだろうからね」
「わーい!
ありがとうございます!モンちゃん!よろしくね!」
「新しくトレーナーになるんでしょ?だったらポケモンの飼い方を教えるからちょっと来て…。」
ああ、ポケモンが貰われていく…幸せだなあ…
ここのもう一つの目的はポケモンを引き取って貰うことなのだ。モンメン、幸せに生きるんだよ…
「あの、飼育員さーん!フカマル806匹、チュリネ487匹…」
新しい逃がされたポケモンだ…
Lv1で生きられると思っているんだろうか?
「はーい…すぐ引き取りに行きまーす」fin.
最終更新:2011年07月30日 22:12