小麦全粒粉入り!ポケモンも食べられるひとくちサイズのサンドビスケット
「ハートベストミニ・チーゴミルク味」新発売
株式会社 トゥーパト
株式会社トゥーパト(本社:カントー地方ヤマブキシティ、社長:母子守カヅキ氏)は、
2010年11月15日より、「ハートベストミニ・チーゴミルク味」を
全国(イッシュ地方を除く)にて新発売いたします。
「ハートベストミニ」は、ポケモンにもやさしい小麦全粒粉を加えた
「ハートベスト」の生地で、生地とバランスの良いクリームをサンドした、
ひとくちサイズのサンドビスケットです。生地にシンオウ産の小麦全粒粉を加えることで、
従来のハートベストよりも香ばしくて食べ応えのある味わいに仕上げ、
サンドしたクリームの風味と調和させています。
ビスケット生地とはさんだクリームが互いに引き立てあい、
どちらも主役になったおいしさです。
新フレーバー「ハートベストミニ・チーゴミルク味」は、
小麦全粒粉を加えてザックリとした食感に焼きあげたひとくちサイズのハートベスト生地で、
チーゴミルク味のクリームをサンドしました。
クリームにはコクと甘みのあるモーモーミルクから作った練乳を使用し、
アクセントにフリーズドライのチーゴの実パウダーを使用。
ザックリ香ばしい食感とともに、チーゴの実のほろ苦さと
ミルクのまろやかな風味が楽しめるサンドビスケットです。
トゥーパトを代表する焼き菓子のひとつ「ハートベスト」は、
1978年の発売以来、トゥーパトお菓子職人の匠の技が生んだ
マネのできないおいしさでご好評頂いている薄焼きビスケットです。
わずか3mmの厚さに焼きあげるビスケットは、
実は何層にも折り重ねた生地を薄くのばして作っており、
この生地の層が独特のサックリ軽い歯ごたえを生み出しています。
<商品概要>
◆ ハートベストミニ・チーゴミルク味
名称 ビスケット(ハートベストミニ・チーゴミルク味)
原材料名 小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、 小麦全粒粉、
乳等を主要原料とする食品、パン粉、全粉乳、乳糖、ホエイパウダー(乳製品)、
オッカの実、チーゴの実パウダー、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳製品)、
オッカバター、食塩、脱脂粉乳、ブドウ糖、ファットスプレッド、
クリーム粉末、膨脹剤、香料、乳化剤、酸味料、(原材料の一部に卵、大豆を含む)
栄養成分 たんぱく質 2.3g 炭水化物 25.5g
脂 質 12.2g ナトリウム 86.5mg
(食塩相当量 0.2g)
1袋(標準41g)当りエネルギー 220.8kcal
賞味期限 製造日より180日
価格 オープン価格(予想販売価格:100円前後)
内容量 41g
パッケージサイズ 165×100×30
ケース入数 10×4
発売日 2010年11月15日
発売地域 全国(イッシュ地方を除く)
商品特徴 小麦全粒粉を加えたハートベスト生地で、ほんのり苦い
チーゴミルク味のクリームをサンドした、一口サイズのサンドビスケットです。
林立するオフィスビルの一角で、スタイルの良い高身長の女性を従えた
恰幅の良い白髪の老人と小型カメラを携えた筋肉質の若い男性が向かい合って
ソファに腰掛け何かを話し合っていた。若い男性はポケモン経済新聞の記者を務める。
取材に応じているのはカントー地方に本社を構えるお菓子製造会社「トゥーパト」の社長であった。
「社長、ハートベスト新フレーバーのニュースリリースこ含まれていない
パッケージ写真が流出していた件ですが……この写真にあったのはコロモリで間違いありませんか?」
「……それはイッシュ地方限定発売予定のパッケージデザインです。」
「コロモリですか……確かにこちらでは生息していませんが……
何故イッシュ地方限定になさったのでしょう?」
これは自分の思い出話になるのだが、と前置きして社長らしき男性は回想に浸った。
この社長が単なる平社員のプランナーであった頃、三十年前程に出張で
イッシュ地方にへ赴いた時に一人のトレーナーが大量のコロモリを真昼の街中に
逃がしたのを偶然目撃した事があったそうである。その時社長(当時プランナー)は
コロモリを初めて見たが、ギザギザの体毛、毛に隠れた目、ハート型の鼻、
可愛らしい出っ歯等愛嬌のある顔にインスパイアされてビスケット生地の形状が決まり、
とんとん拍子に「ハートベスト」の開発が進んだという訳である。
カントー地方ではコロモリはほとんど知られていなかったにも関わらず、
親しみやすいデザインと胡麻を用いた健康的な味が功を成した。
現在は発売から三十年以上が経過しトゥーパトを代表する製品として
押しも押されぬ地位を築いた。
今回チーゴの実を使った味を発売するにあたり、あの時のコロモリ達に
三十年越しの恩返しをしたいという社長の意向を強く反映する商品になった。
まずはカントーやジョウトで売れ行きを確かめる。ニュースリリースに記載された発売地域に
イッシュ地方が含まれなかったのはこの為であった。半年をめどにイッシュへ輸出。
その際コロモリの生息地である所のイッシュ地方でコロモリのデザインをパッケージするのが社長の狙いであった。
男性の目は窓の外を虚ろに見つめている。彼の心は三十余年前に見かけた
コロモリの群れを描き出していた。記者の男性は黙って俯き加減に話を聞いていたが、
すぐに傍らの帽子を持ち上げ晴れやかな表情を作って明るく振る舞った。
アポロキャップの表面には、コロモリを模したと思われる黒い翼とハートが描かれていた。
「三十年前にコロモリ達を逃がしたというトレーナーの存在が引っ掛かりますが、
コロモリは図案化しやすいシンプルな体つきですから。きっと全国のコロモリも浮かばれますよ。」
「ハートベスト」新フレーバーの未公開パッケージ写真が発売前に流出したという
スキャンダル的な事件により、トゥーパト社の名前は一時的に悪目立ちしていた。
その後「ハートベスト」シリーズはイッシュ地方を含む全国で売り上げが飛躍的に伸び、
いつしかハートベストとコロモリは切っても切れない縁になり
現在に至るまで売れ筋商品として名を残しているのである。
おしまい
あとがき
書く度に冗長になってしまうけれど、詠んで下さり
ありがとうございました。
最終更新:2011年08月01日 17:51